米東部時間24日(日本時間25日)に予定される米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席による今年2回目の首脳会談を前に、台湾・大陸委員会(陸委会)の沈有忠副主任委員は、米中台関係は「3つの不変」を維持すると分析した。
すなわち、「米中競争の本質と構造は変わらない」「米国の対台湾政策に根本的な変化はない」「中華民国政府が台湾海峡の平和と安定という現状維持を守り抜く決意は変わらない」の3点だ。
沈氏は、「両岸関係の自主性」と「中華民国としての発言力」を安定的に維持していく必要があると強調した。
沈氏は9月21日、両岸政策協会主催のシンポジウム「米中首脳再会:米中競争・協調の新局面と台湾海峡情勢の展望」に出席し、開幕挨拶で発言した。
両岸関係が揺れ動く現在の情勢下、沈氏は今回の発言で一貫して「中華民国」という呼称を用い、「中華民国台湾」や「台湾」という表現は使わなかった。
沈氏は、「中華民国政府」が台湾海峡の平和と安定という現状維持を守り抜く決意は変わらないとし、引き続き「両岸関係の自主性」と「中華民国としての発言力」を安定的に維持していくと述べた。
米中首脳会談のタイムスケジュール
| 日本時間 (UTC+9) | 米東部時間 (EDT) | 日程内容 |
|---|---|---|
| 9月24日 (木) 05:00 | 9月23日 (水) 16:00 | 習近平氏の専用機がアンドルーズ統合基地に到着し、トランプ氏が自ら出迎える。 |
| 9月24日 (木) 夜間 ~9月25日 (金) 早朝 | 9月24日 (木) 日中 | ホワイトハウスで正式な歓迎式典、儀仗隊による栄誉礼、および非公開の首脳会談を実施。 |
| 9月25日 (金) 午前 | 9月24日 (木) 夜間 | トランプ夫妻がホワイトハウス東の間で習近平夫妻をもてなす晩餐会を開催。 |
| 9月25日 (金) 夜間 | 9月25日 (金) 午前 | 双方が茶話会を行い、その後、習近平氏は訪問日程を終えて帰国の途に就く。 |
沈有忠氏の発言全文:
陸委会・沈有忠副主任委員、米中首脳会談の展望と中国共産党内部情勢を分析 講演全文
本日のシンポジウムで注目すべき主題は、9月24日(台北時間ではおよそ9月25日)に開催される今年2回目の米中首脳会談だ。
まず改めて強調したいのは、まもなく開催される米中首脳会談について、陸委会、国家安全保障関係部門、そして外交部がいずれも情勢の展開を引き続き注視しているという点だ。
我々は米側と非常に円滑な意思疎通のチャンネルを維持しており、目標は依然として「台湾海峡の平和と安定という現状を維持する」ことを基盤に、米国との協力を深化させ、共にこの目標を守り抜くことにある。
現在までの多くの世論、専門的分析、そして米側から伝えられた情報を総合すると、今回の首脳会談も今年5月の首脳会談と同様、大きな突破口は開かれない可能性が高いとみられる。
5月の会談では、いわゆる「建設的な戦略的安定」構想が打ち出されたものの、我々の見るところ、技術規制や地域安全保障といった論点を巡る両国の構造的な隔たりは変わっておらず、これはここ数カ月の動きからも明確に読み取ることができる。




















































