株式会社JX通信社は、慶應義塾大学SFC研究所データビジネス創造コンソーシアムが主催する「第20回データビジネス創造コンテスト(DIG20)」に、株式会社サイバーエージェントとともにビジネスパートナーとして参画した。
2026年9月12日には、慶應義塾大学三田キャンパスで本選発表会、審査会、表彰式が開催され、予選を通過した11チームが、リアルタイムデータとAIを活用した防災・減災・レジリエンス分野のサービスやビジネスアイデアを発表した。
JX通信社からは、執行役員FASTALERT事業本部営業統括部長の鈴木大和氏が審査員を務めた。
審査の結果、慶應義塾大学のチーム「Ymos」による「ジシンプラス保険」が最優秀賞を受賞。東京理科大学のチーム「ヒレかつサンド」による「沈黙リスク地域推定システム」がJX通信社賞に選ばれた。
DIG20、リアルタイムデータとAIによる防災・減災をテーマに開催
データビジネス創造コンテストは、全国の高校生から大学院生までが、データを活用した知の抽出や価値創出を競う大会。
今回は「リアルタイムデータとAIを用いた防災・減災・レジリエンスサービス創造チャレンジ」をテーマに開催された。
生成AIが高度な分析を担う一方で、その基盤となる確かなデータの重要性が高まっている。
JX通信社は、AIリスク情報サービス「FASTALERT」で蓄積したリアルタイムのリスク情報データと、2026年に提供を開始した生成AI連携用の「FASTALERT MCPサーバー」のインターフェイス、過去の主要な国内災害に関するCSVデータを参加者に提供した。
参加チームは予選期間中、実際のデータを用いて動作するモックアップの開発まで取り組み、本選では実データで動作するプロトタイプが数多く披露された。
高校生を含む11チームが本選 避難通知や地震保険など幅広い提案
9月12日の本選には、書類審査を通過した高校生1チームを含む11チームが出場した。
発表されたテーマは、介護施設のBCP、自治体公式LINEを通じた個別の避難通知、野生動物の出没情報、山岳遭難の予防、被災地への支援物資と寄付、観光地の風評被害、地震保険など多岐にわたった。
最優秀賞は慶應大「Ymos」 FASTALERT活用の「ジシンプラス保険」
審査の結果、最優秀賞には、慶應義塾大学・同大学院のチーム「Ymos」が提案した「ジシンプラス保険」が選ばれた。
震度のみで補償額を決める既存のパラメトリック地震保険が抱える、支払い速度の速さと実際の損害とのずれという課題に着目した提案だ。
FASTALERTが検知した液状化や土砂災害などの被害情報を第2の指標として組み込み、実損に近い補償額を算出する仕組みを提示した。 (関連記事: 防災の日に再点検!モバイルバッテリーの発火「初期サイン」は「異臭」 リコール製品放置にも警戒 | 関連記事をもっと読む )
LLMとFASTALERT MCPを組み合わせたプロトタイプを実装し、能登半島地震のシミュレーションを通じて、支払い不足と過払いの双方を削減できることを示した。


















































