訪中の国民党・鄭麗文氏、上海市党委員会書記の陳吉寧氏と会談 「国家統一」にも言及

国民党主席・鄭麗文氏(左)が率いる訪中団は4月8日午後、上海を訪問し、同市党委員会書記の陳吉寧氏(右)と会談した。(写真/楊騰凱撮影)
国民党主席・鄭麗文氏(左)が率いる訪中団は4月8日午後、上海を訪問し、同市党委員会書記の陳吉寧氏(右)と会談した。(写真/楊騰凱撮影)

中国を訪問中の台湾最大野党、国民党の鄭麗文主席率いる一行は8日午後、上海市に到着し、同市のトップ、中国共産党上海市党委員会書記の陳吉寧氏と会談した。現在、中国共産党の総書記を務める習近平氏(中国国家首席)や李強首相もかつて同職を務めたほか、陳氏は海外の要人と頻繁に面会していることもあり、次世代の中国最高指導部入りが有力視されている。今回の会談で陳氏は鄭氏に対し、「両岸(中台)は血のつながった家族だ」と述べ、国家統一の推進を希望するとの意向を示した。

鄭氏は7日、訪問団を率いて中国本土を訪問。最初の訪問地である南京を経て、8日に上海へ移動し、同日午後に陳氏と面会した。

現在、上海市委員会書記という要職にある陳氏だが、同職は過去に習氏や李首相のほか、江沢民・元国家主席など、数々の最高指導部メンバーを輩出してきた。さらに、シンガポールのリー・シェンロン前首相が2024年に訪中した際、自国メディアに対して「中国の次世代指導者との人脈構築を希望する」とコメントする報道映像に陳氏の姿が映し出されたこともあり、同氏の最高指導部入りを予測する見方が一段と強まっている。

陳氏「両岸同胞は皆、中国人」

陳氏は冒頭のあいさつで、「両岸の同胞はみな中国人であり、我々は血のつながった家族である」と発言した。また昨年、鄭氏が国民党主席に当選した際、習氏が祝電を送り、両党が「1992年コンセンサス(九二共識)」を堅持し、台湾独立に反対する姿勢を強調したことに言及。「共通の政治的基盤の上で、両岸の交流と協力を積極的に推進し、台湾海峡の平和と安定を維持するとともに、両岸同胞の絆と福祉を増進していくべきだ」と語った。さらに、「中国人としての気概と自信を深め、『国家統一を推進』しなければならない。中華民族の共同の故郷を断固として守り、両岸同胞の根本的利益を確固として守り抜き、手を携えて中華民族のすばらしい未来を切り開くことこそが、両岸関係を処理する上での大きな方向だ」と主張した。

続けて陳氏は、上海は両岸の協力、交流が最も活発な都市で、中国本土において台湾系企業(台商)が最も集中し、人的往来が最も頻繁な都市の一つだと説明。「両岸に関する多くの歴史的出来事がここ上海で起きている。現在、上海には台湾系企業約15万社が進出し、約4万人の台湾人が居住しており、うち5559名の台湾人学生がこの地で学び、生活している」と語った。その上で「我々は『両岸一家親(中台は一つの家族)』の理念に則り、彼らに対して多方面で支援を提供している。鄭氏の今回の訪問がさらに大きな役割を果たし、上海と台湾の交流が一段と深まることを期待する」と述べた。 (関連記事: 中国が黄海で実弾射撃 国民党・鄭麗文主席の訪中に水差す、民進党は「実力なき平和は幻想」 関連記事をもっと読む

台湾・国民党主席の鄭麗文氏と上海市トップの陳吉寧氏が会談 国民党の鄭麗文主席は8日夜、上海市委員会書記の陳吉寧氏と面会した。写真は鄭氏(左)と陳氏(右)。中央社記者・呂佳蓉撮影、民国115年4月8日
鄭麗文・国民党主席(左)と上海市党委員会書記の陳吉寧氏(右)が会談した。(写真/中央社)

鄭麗文氏「両岸の平和的発展を中断させてはならない」

一方、鄭氏はあいさつの中で、21年前に当時の連戦・国民党主席による中国訪問「平和の旅」に随行して初めて上海を訪れたほか、その後、約20年前にもう一度、訪ずれたと明かした。「約20年ぶりに再び上海を訪れ、この間に多くの出来事があったことを実感するとともに、上海が全く異なる姿へと変貌を遂げていることに驚いている」と述べた。また、「今回の訪問は短期間だが、先ほど上海に住む台湾の若者たちと面会し、交流する機会を得た。一人一人のバックグラウンドが異なり、それぞれにすばらしい物語を持っているが、彼らがここ上海で勇敢に夢を実現する場所を見つけたことは、この都市の多様性、寛容性、そして豊かさを十二分に示している」と語った。

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