創業117年の老舗・小牧蒸溜所がウイスキー造りへ 世界初「屋久杉」樽熟成の『Komaki Whisky』2026年冬に始動
創業117年の小牧蒸溜所が世界初の「屋久杉」樽熟成ウイスキーを2026年冬に発売へ。(写真/Komaki Whisky PR事務局提供)
鹿児島県さつま町で1909年(明治42年)から続く老舗焼酎蔵、小牧醸造株式会社は、世界初となる屋久杉の熟成樽を使用したウイスキーブランド「Komaki Whisky」を2026年冬に正式ローンチすることを発表した。長年培ってきた焼酎造りの技術を基盤に、蒸留酒の新たな価値を世界へ発信する。
「不屈の革新精神」で挑む、日本の蒸留文化の再定義
小牧蒸溜所がウイスキー造りに着手した背景には、世界共通の評価軸を持つカテゴリーを通じて、日本独自の蒸留文化への理解を深めてもらいたいという使命感がある。度重なる水害に見舞われながらも、地域の支えとともに再建を果たしてきた同社の「不屈の革新精神」を原動力に、蒸留酒の新たな可能性を切り拓く。
世界自然遺産「屋久杉」樽と独自の製法
本プロジェクトの最大の特徴は、1993年に世界自然遺産に登録された屋久島に自生する「屋久杉」を熟成樽に活用している点だ。
- 屋久杉樽: 樹齢1000年を超える巨木も存在する屋久杉は、高い密度と豊富な油分を持ち、ウイスキーに複雑で奥行きのある香味をもたらす。
- こだわりの原料: 紫尾山系の天然伏流水を使用。さらに、本格焼酎「一尚」にも用いるビール酵母をブレンドするなど、独自の製法にこだわっている。
文化財「石蔵」が育む円熟の味わい
原酒の貯蔵には、1800年代後半に建てられ、国登録有形文化財にも指定された歴史的な「石蔵」を使用する。外壁の加治木石が持つ優れた断熱性・保湿性により、内部の温湿度が一定に保たれ、原酒の円熟味をより一層引き出している。
CRAFT SAKE WEEKで初公開 WWA金賞の「ニューボーン」も登場
正式ローンチに先駆け、世界的コンペティション「ワールド・ウイスキー・アワード 2026(WWA)」のヤングスピリッツ部門で金賞を受賞した「Komaki Whisky New Born Peated Malt」が、4月29日に六本木ヒルズで開催される「CRAFT SAKE WEEK 2026」にて初めて一般公開される。会場では製品版のボトルデザインも展示され、小牧蒸溜所が描くウイスキーの未来を体感できる貴重な機会となる。
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