2026年4月15日から17日にかけて、東京ビッグサイトにて日本最大級のAI展示会「NexTech Week 2026 春 第10回 AI・人工知能 EXPO」が開催されている。本展示会には国内外から約350社が出展し、生成AIによる業務効率化、自社データの活用、そして人手不足解消を目的としたソリューションが多数発表された。3日間で約3万人の来場が見込まれるなか、実業務へのAI実装を後押しする具体的なプラットフォームが高い注目を集めている。
セキュアなAI導入を実現する「社内データ接続型プラットフォーム」
台湾のAIインフラ分野のリーダーであるSpingence Technologyと日本の株式会社Digital Baseは、共同開発した「Internal Data-Connected AI Platform」を発表した。このプラットフォームは、企業が外部のクラウドインフラに依存せず、自社環境内でAIシステムを安全に構築・運用できる基盤を提供する。
社内のデータベースやファイルサーバーをAIに接続し、RAG(検索拡張生成)を活用した文書検索やワークフローの自動化を実現。セキュリティ要件が厳格な製造業、建設業、医療機関、地方自治体などに向け、エンタープライズグレードの管理機能を提供することで、セキュアなAI導入へのハードルを解消する。
帳票や図面を「意味レベル」で理解 AcrosstudioのVLMソリューション
また、Acrosstudio株式会社は、Vision Language Model(VLM)を活用し、図面や帳票などの画像データを意味レベルで理解するAIソリューションを展示した。従来のOCRでは困難であった設計図面の構造理解や、手書き・非定型データの読み取りを可能にし、業務処理の完全自動化を実現する。
同社は、AIエンジニアが現場で課題をディスカッションしながら開発を進める「FDE(Forward Deployed Engineer)」モデルを採用。実証実験(PoC)にとどまらない実装力で、企業のDXを加速させる体制を整えている。
ヒューマノイドロボットEXPOが初開催 人口減少への新解決策
今回のNexTech Weekでは、AI・人工知能EXPOに加え、ブロックチェーン、量子コンピューティング、AI時代の人材・組織改革に関する展示会が同時開催された。さらに、人と共に働く次世代ロボットの実装展として「第1回 ヒューマノイドロボットEXPO」が初開催され、国内外の企業が多数出展した。
会場では、中国Galbot社製のヒューマノイドをはじめとするロボットが、フィジカルAIと産業用ハンドを駆使して自律的に稼働するデモンストレーションを実施。人口減少や深刻な人手不足に対する新たな解決策として、多くの来場者の関心を集めていた。
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編集:小田菜々香


















































