ホルムズ海峡巡り情報錯綜 米軍「通過ゼロ」も一部報道は航行確認 2026年4月14日、米海軍の空母「エイブラハム・リンカーン(CVN 72)」で離陸作業にあたる甲板作業員。(写真/米中央軍提供)
先週、パキスタンで開催された米国とイランの和平交渉が決裂したことを受け、ドナルド・トランプ米大統領は「ホルムズ海峡の封鎖」を宣言した。イランに通行料を支払済みの船舶も通過を認めない方針で、この禁令は米東部時間13日午前10時から施行された。しかし、実施から24時間が経過した現在、海峡の状況を巡り主張が真っ向から対立している。国際メディアが「封鎖は確認できず、船舶の通行は継続している」と報じる一方で、米軍は「通過した船舶は一隻もない」と宣言している。
世界のエネルギー供給の要所であるホルムズ海峡に対し、現在イランと米国の双方が封鎖に加わる形となった。ワシントンが封鎖網の完成を大々的に宣伝する中、ロイター通信は14日、封鎖開始後の最初の24時間において、海峡の交通に壊滅的な打撃は見られなかったと指摘した。船舶追跡データによれば、14日には少なくとも11隻が同水路を無事に通過。そのうち3隻はイラン関連の船舶だったが、イランの港へは向かっておらず、封鎖の影響も受けなかったという。
2026年4月14日、米中央軍はホルムズ海峡封鎖の初日の成果を発表した。(写真/米中央軍提供)
米中央軍は「通過ゼロ」を強調、精鋭1万人を動員 しかし、米軍側の見解はこれとは対照的だ。『ロイター通信』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、米中央軍(U.S. Central Command)がSNSの「X」で行った声明を引用。中央軍は「最初の24時間において、米国の封鎖線を越えた船舶は一隻も存在しない」と断言した。さらに、6隻の商船が米軍の指示に従い、オマーン湾に位置するイランの港へと引き返したことを強調した。
『フィナンシャル・タイムズ』によれば、米国はこの「封鎖措置」のために精鋭部隊を総動員している。中央軍は1万人以上の水兵、海兵隊員、空軍兵を動員し、10数隻の軍艦、100機を超える戦闘機や偵察機を投入して任務にあたっているという。一方で同紙は、過去24時間に20隻以上の商船がホルムズ海峡を通過したことを裏付ける米政府当局者の証言も引用しており、情報が錯綜している状況だ。
ホルムズ封鎖の「羅生門」、米軍声明とデータの乖離 なぜ船舶追跡データや米政府当局者の証言は、米軍の公式声明と一致しないのか。イタリア・ジェノバ大学のファブリツィオ・コティキア教授(政治学)は『ロイター通信』に対し、「米国はあらゆる種類の船舶を封鎖する必要も、ホルムズ海峡内に実質的に進入する必要もない。米国が実施しているのは一種の『間欠的封鎖』だ」と分析する。米軍の艦艇は実際には海峡外縁のオマーン湾に配備されており、船舶を直接攻撃するのではなく、進路を変更させて追い払う手法を採っているという。
(関連記事:
ローマ教皇の対イラン軍事行動批判にトランプ氏が強く反発 異例の対立深まる
|
関連記事をもっと読む
)
2026年4月14日、ペルシャ湾をドバイ港に向けて航行する貨物船。(写真/AP通信提供) また、『ロイター通信』が確認した米軍から水兵への通知には、「人道支援物資の輸送」は封鎖の対象外であることが明記されている。『ウォール・ストリート・ジャーナル』も、当初トランプ大統領が宣言した「ホルムズ海峡の完全閉鎖」とは異なり、実際に米軍が実施しているのは「イランの港」を対象とした封鎖であると指摘。イランの港に寄港する予定のない船舶は封鎖の対象外であり、依然として自由な通航が可能となっている。
制裁対象のタンカーは「試金石」に この封鎖戦において、米軍の「レッドライン」を試す「試金石」となったのは、制裁対象となっているタンカーたちだ。『フィナンシャル・タイムズ』の観察によれば、封鎖令が施行された米東部時間13日午前10時以降、複数の貨物船がイランの港から出港し、数時間以内に突破を試みた。しかし、船舶追跡データを見る限り、オマーン湾の湾口を越えられた船は一隻も存在しなかった。
なかでも注目を集めたのが、制裁対象となっている中型タンカー「リッチ・スターリー(Rich Starry)」だ。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)とケプラー(Kpler)のデータによると、同船は約25万バレルのメタノールを積載し、中国籍の乗組員によって操縦されていた。船主は、イランとの取引により米国から制裁を受けている「上海宣潤航運(Shanghai Xuanrun Shipping Co)」である。リッチ・スターリーの最後の寄港地は、アラブ首長國連邦(UAE)のハムリヤ港であった。
2026年4月14日、アラビア海で離陸の準備をする米軍のF-35B。米軍はペルシャ湾でホルムズ海峡封鎖の任務を遂行している。(写真/米中央軍提供) 『フィナンシャル・タイムズ』の追跡データは、制裁対象船舶による「複雑な航跡を示した」を浮き彫りにした。中型タンカー「リッチ・スターリー(Rich Starry)」は、13日夜に海峡を通過したものの、14日正午前に突如として反転し、再び海峡内へと引き返した。分析官は同船について、GPSを停止した状態でイラン産原油を積み込んだか、あるいはペルシャ湾内で「瀬取り」を行った可能性を指摘している。
同様に制裁対象となっているタンカー「エルピス(Elpis)」も、奇妙な動きを見せている。同船の信号によればイランのブシェール港を出港し、13日午後に海峡を通過した後は、海峡の外縁部に停泊したまま動いていない。ユーラシア・グループのアナリスト、グレゴリー・ブリュー氏は「これは封鎖に対する最初の試金石だ。イランは米国の封鎖執行の決意を測る必要があり、エルピスはそのための『実験台』となった」と分析する。
『ロイター通信』は他の通航船についても言及している。パナマ船籍の中型タンカー「ピース・ガルフ(Peace Gulf)」はUAEのハムリヤ港へ向かっており、イラン産ナフサを中東の非イラン港で積み替えてアジアへ輸出する通常のルート上にある。また、ロシアやイラン産の石油を運んだ実績のある小型タンカー「ムルリキシャン(Murlikishan)」は、16日にイラクで燃料油を積み込む予定だ。このほか、化学品・ガス運搬船2隻、バラ積み船2隻、さらにイランのバンダレ・アッバース港に寄港していた貨物船「オーシャン・エナジー(Ocean Energy)」も、封鎖開始後に海峡を通過している。
(関連記事:
ローマ教皇の対イラン軍事行動批判にトランプ氏が強く反発 異例の対立深まる
|
関連記事をもっと読む
)
海運界の悲鳴、二重の封鎖と高騰する保険料 政治的な極限の圧力は、航運業者や石油会社にコストの激増を強いている。海運仲介大手BRSは「米海軍が封鎖を開始したことで、中東が『正常』に戻る日は1週間前よりもさらに遠のいた。当面の間、海峡内の商業交通は極めて限定的になるだろう」と悲観的な予測を示している。
特に船主を悩ませているのが保険料の高騰だ。業界関係者によれば、封鎖開始以降、戦争保険の料率自体にさらなる引き上げはないものの、毎週の追加コストは数十万ドルに達している。さらに、保険引き受け人は通常48時間ごとにポリシ-(保険条件)の見直しを行っているという。
船主らは米軍の規制に加え、イラン革命防衛隊(IRGC)からも強制命令を受けており、イラン沿岸に張り付くような航路での通航を余儀なくされている。さらに、イラン側は海峡を通過する船舶に対し、最大200万ドルの「通航料」を要求している。
アジアの不満とワシントンのジレンマ 米国の強硬策は、深刻なエネルギー不足に直面するアジア諸国の不満を呼んでいる。中国外交部は14日、声明を通じて米国の封鎖を「危険かつ無責任だ」と批判し、緊張を激化させると警告した。
制裁・安全保障アナリストのブレット・エリクソン氏は、ワシントンが陥ったジレンマをこう指摘する。
「計画の不備と執行力の低さにより、ワシントンは不可能な選択を迫られている。イランに毎日数百万バレルの石油を運ばせ利益を与え続けるのか、それともそれを遮断し、深刻なエネルギー・ショックに見舞われているアジアの同盟諸国を苦しめるのか。出口のない状況だ」
原油価格は逆行安? ホルムズ海峡を巡る地政学リスクが深刻化する中、国際原油価格は予想に反して急落した。『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、14日の市場では大規模な売りが浴びせられ、原油先物は数週間ぶりの安値を付けた。米国指標のWTI原油先物は前日比7.9%安の1バレル=91.28ドルと、3月25日以来の低水準で引けた。国際指標の北海ブレント原油先物も4.6%下落し、94.79ドルとなった。
今回の価格下落の背景には、米イラン和平交渉の再開に対する市場の期待感があると分析されている。しかし、金融市場の表面的な冷静さとは裏腹に、現物市場では深刻な焦燥感が広がっている。
エネルギー価格情報機関「アーガス・メディア」のデータによれば、実物原油の取引価格は依然として1バレル=125ドル近辺で推移。欧州向けの米国産原油の現物価格は、先物価格を20ドル以上も上回っている。こうした「先物 価格」と「現物 価格」の乖離は、イラン情勢が市場に与える影響の予測を極めて困難にしている。
米財務省、金融戦線で「二次的制裁」の警告 海上封鎖と並行し、米財務省は金融面での圧力を強化した。同省は14日、SNSを通じて、イランを支援する金融機関に対し「二次的制裁(セカンダリー・サンクション)」を実施するとの厳格な警告を発した。声明では「外国金融機関に対し、あらゆる権限とツールを用いて二次的制裁を科す準備がある」と強調し、イラン政権への「最大限の圧力」を維持する姿勢を鮮明にした。
(関連記事:
ローマ教皇の対イラン軍事行動批判にトランプ氏が強く反発 異例の対立深まる
|
関連記事をもっと読む
)
さらに米財務省は、4月19日に期限を迎える「短期授権(ライセンス)」を延長しない可能性を示唆している。
3月20日に発表されたこの措置は、3月下旬時点で海上停滞していた制裁対象のイラン産原油(約1億4000万バレル)の売却を一時的に認めるものだった。市場価格の抑制を目的としたこの「救済策」が打ち切られれば、市場への供給はさらに絞られることになる。ワシントンがこの「裏口」を閉じることで、実物市場の需給バランスは一層の逼迫が予想される。
ホルムズ海峡の安全確保、マクロン大統領が「米国抜き」の枠組みを模索 ホルムズ海峡を巡る緊張が続くなか、欧州諸国が独自の戦後計画を策定していることが明らかになった。『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、欧州諸国は掃海艇や軍用船を派遣し、海峡の航行の自由を確保するための広範な国家連合の結成を計画している。この計画の特筆すべき点は、「米国を枠組みから除外する」という極めて議論を呼ぶ方針を打ち出していることだ。
フランスのマクロン大統領は14日、この計画が「当事者」(米国、イスラエル、イラン)を含まない国際的な防衛任務であると表明。欧州の外交官によれば、欧州の艦艇は米国の指揮下に入らないという。この計画は、戦闘終結後に海運会社が安心して海峡を利用できるようにすることを目指しているが、当局者らはその実現にはまだ時間を要すると認めている。
イスラエルとレバノン、直接交渉に合意 一方、米国主導の外交戦線にも新たな動きが見られる。イスラエルとレバノンはワシントンで異例の対面会談を行い、包括的な和平合意に向けた直接交渉を開始することで合意した。会談には両国大使に加え、マルコ・ルビオ米国務長官らが同席。ルビオ氏は「これは一過性のイベントではなく、時間のかかるプロセスだが、努力する価値がある」と前向きな姿勢を示した。
イスラエルのイェヒエル・ライター駐米大使は会合後、「ヒズボラの邪悪な勢力を根絶しなければならない」と強硬な姿勢を崩していない。対するレバノン側は「全面停火」を交渉の前提条件としているが、イスラエル側は現時点でこれにコミットしていない。また、ヒズボラのナイム・カセム指導者は、イスラエルとの対話そのものが「降伏だ」と断じ、交渉を激しく批判している。
米イラン交渉再開の兆しと、トランプ氏の不満 膠着状態にある米イラン交渉について、国連のグテーレス事務総長は、パキスタンのダル副首相兼外相との会談後、「交渉が再開される可能性が非常に高い」との見通しを示した。同時に、グテーレス氏は米国の封鎖措置に対し、「ホルムズ海峡を含む国際的な航行の権利と自由は尊重されるべきだ。今は外交を選択すべき時だ」と、婉曲的に苦言を呈した。
しかし、『ウォール・ストリート・ジャーナル』 によれば交渉の難航は必至だ。米国側はイランに対し「20年間のウラン濃縮停止」を条件として提示したが、イラン側はより短い期間を要求。さらに、この「20年」という期限についてはトランプ大統領自身も否定的な見解を示している。トランプ氏は『ニューヨーク・ポスト』 紙の取材に対し、「彼らに核兵器を所有させるわけにはいかない。20年という期限はまったく気に入らない」と断言し、さらなる強硬姿勢を示唆している。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒日文版
最新ニュース
櫻坂46、初の国立競技場公演で14万人動員 5周年の集大成と次なる挑戦を発表 櫻坂46の単独ライブ「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」が4月11日および12日に、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)にて開催された。櫻坂46としてリスタートしてから5周年という大きな節目を迎えたタイミングで行われた今回のライブは、櫻坂46および坂道シリーズ初となる国立競技場での開催であると同時に、グループにとって過去最大規模のステージ......
【独自】 国民党・李乾龍副主席の車両にGPS追跡器 監視疑惑で党内に警戒広がる 最近、複数のメディアに「次の司法の不公正の犠牲者はあなただ」と題された内部告発が届いた。この告発書は、柯文哲(か・ぶんてつ)氏を巡る事件の司法手続きにおける「内幕」や、次に標的とされる政治家のリストに言及している。対象には民衆党の黄国昌(こう・こくしょう)主席をはじめ、国民党の蕭旭岑(しょう・きょくしん)副主席、王鴻薇(おう・こうび)、徐巧芯(じょ・こうしん......
味の素「SIIDA」が銘酒居酒屋「件」とコラボ 六本木の祭典で「だし」の新たな可能性を披露 味の素株式会社は、かつお節の製法や燻(いぶ)し方の違いを愉しむだしブランド「SIIDA(シーダ)」を展開し、2026年4月21日から25日まで六本木ヒルズアリーナで開催される日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2026 with OMAKASE byGMO at ROPPONGI HILLS」に期間限定レストランを出店する。今回の出店では、東京......
【舞台裏】台湾民進党、ネット戦略を見直し 頼総統風刺「ライアー校長」に対抗 台湾の最大野党・国民党が2025年に原発問題などを巡って展開した、頼清徳総統を揶揄する「ライアー校長」シリーズの広告は大きな成功を収めた。しかし、党中央の人事刷新に伴い、2025年11月1日に鄭麗文(てい・れいぶん)氏が朱立倫(しゅ・りつりん)前主席から看板を引き継いで就任すると、党の広報体制は大幅に改組された。報道官チームやニューメディア部門が新たな陣容へ......
【独占】習氏は「求同存異」を容認するのか 非公開会談の舞台裏を張栄恭氏が明かす 4月10日、台湾の最大野党である国民党の鄭麗文(てい・れいぶん)主席と中国共産党の習近平総書記による会談が行われた。鄭氏の回想によれば、習氏は「心がひどく暗くない限り(悪意を持っていない限り)、『92年コンセンサス(九二共識)』の真の内容を知らないはずがない」と言及したという。この発言は、習氏にとって「92年コンセンサス(九二共識)」には、共通点を求めつつも......
【舞台裏】頼総統、26年台湾統一地方選の候補調整に苦慮 鄭麗君氏は出馬要請に難色 2026年に控える台湾の統一地方選挙が徐々に迫っている。総統選の「中間評価」とも目されるこの戦いは、各政党の勢力図を塗り替えるだけでなく、有力政治家たちがその実力と基層での支持基盤を示す重要な舞台となる。与野党ともにこの選挙の厳しさを認識し、水面下で戦略立案を急ぐなか、民進党主席を兼務する頼清徳(らい・せいとく)総統も各県市の候補者擁立に奔走している。しかし......
ローマ教皇の対イラン軍事行動批判にトランプ氏が強く反発 異例の対立深まる 世俗の指導者と宗教的権威による衝突は歴史上珍しいものではないが、ホワイトハウスの主と米国出身のローマ教皇が公然と対立するのは極めて異例の事態だ。米国とイランの紛争やホルムズ海峡の封鎖を巡り、国際社会との軋轢(あつれき)を深めているドナルド・トランプ米大統領が今回、中東戦火を批判したローマ教皇レオ14世に対し、激しい非難の応酬に発展した。トランプ氏は自分をキリ......
【新新聞】量子計算を主導するIBM・Google・エヌビディア、台湾勢の参入戦略 生成AI(人工知能)が世界的な演算能力(コンピューティング・パワー)の競争を新たな高みへと押し上げる中、産業界における次なる真の課題は、単に「モデルをどこまで巨大化できるか」ではなく、「AIの継続的な進化を支える演算アーキテクチャが今後どのように変化していくか」に移りつつある。その答えは、今年の「AI EXPO Taiwan 2026」において、Google......
SR渋谷、ホーム青山学院記念館に別れ 4月26日の千葉戦で「メモリアルフォト」企画を実施 B1リーグ所属のサンロッカーズ渋谷は、2026年4月26日に青山学院記念館で開催されるアルティーリ千葉戦にて、長年ホームとして使用した同アリーナでの歩みを振り返るハーフタイム企画「メモリアルフォト」スライドショーを実施する。同クラブは2026-27シーズンより、江東区青海に誕生した新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」へのホーム移転が決定しており......
訪台日本人150万人の大台へ 台湾観光署、東京・秋葉原でGW向け大規模イベント開催 台湾交通部観光署(観光庁に相当)の統計によると、2025年の日本人訪台旅行客数は約150万人に達し、海外市場で首位を維持した。観光署は、日本の5月のゴールデンウィーク(GW)および夏季休暇の旅行需要を見据え、台湾観光協会とともに2026年4月10日から14日の日程で、旅行・宿泊業者など34機関からなる計45名の代表団を東京に派遣した。台湾観光署はゴールデンウ......
台北・微風信義にてentakuの「わかってないなぁ展」と「うれしいすぎるよ展」が開催中 2026年4月2日より、日本の体験型クリエイティブチーム「entaku」と「SaltSweeet」による新作展示「わかってないなぁ展(我看你是沒懂喔展)」および「うれしいすぎるよ展(我感到高興的小事展)」が、台北の微風信義(Breeze Xin Yi)にて開幕した。本展示は台北での開催後、続いて台中への巡回も予定されている。4月10日にサンリオピューロランド......
【寄稿】台湾はなぜインド人労働者を受け入れるのか その必要性と制度の意義 台湾の労働部長(労働相に相当)は先日、立法院(国会)での質疑に対し、インド人労働者の導入が今年末にも実現する見通しであることを明らかにした。現在は最終段階の体制構築と行政手続きが進められているという。メディアの報道を受け、社会では再び議論が巻き起こっているが、かつての激しい反対運動に比べれば、今回の反応は相対的に落ち着きを見せている。政府の公共政策プラットフ......
【李忠謙のコラム】トランプ氏、「AI画像」投稿で波紋 ホルムズ海峡めぐる強硬策のリスク ドナルド・トランプ氏がホルムズ海峡の封鎖という強硬策に打って出る直前、フロリダ州からワシントンへ向かう機内で、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」にAI生成と思われる画像を投稿した。画像の中のトランプ氏は白いローブと赤いマントを身にまとい、片手には謎の発光体を持ち、もう片方の手を病床の男性の額に当てて回復を祈っている。背景には星......
矢田稚子前首相補佐官、「女性参画と地方経済」をテーマに講演 男女賃金格差の是正を訴える フォーリン・プレスセンター(FPCJ)は2026年4月8日、前内閣総理大臣補佐官(賃金・雇用担当)の矢田稚子氏を招き、「女性の定着で変わる地方経済:男女賃金格差の是正と女性参画の促進」と題したオンライン・プレスブリーフィングを開催した。矢田氏は、岸田内閣および石破内閣で首相補佐官を務めた経験を踏まえ、女性が職業生活において十分に能力を発揮できる環境づくりの重......
【人物】頼清徳総統指名の検事総長候補に異議 公然と批判した陳宏達主任検事とは 台湾の頼清徳総統は、第13代検事総長に最高検察署の徐錫祥(シュ・シシャン)主任検事を指名した。立法院(国会に相当)での人事同意投票を前に、2026年4月8日に開催された公聴会において、受邀した台湾高等検察署の陳宏達(チェン・ホンダ)主任検事が、徐氏について「不適格である」と直言。与野党議員の面前で総統の指名に異議を唱えるという、異例の事態となった。検察内部の......
ネット動画と新たな対立軸が浮き彫りにする「高市現象」の背景 成蹊大学・伊藤昌亮教授が分析 成蹊大学の伊藤昌亮教授は2026年4月9日、日本記者クラブで「高市現象と日本の政治」をテーマに講演した。伊藤氏は、ネット空間における支持拡大の構造や有権者の意識に変容をもたらした新たな「対立軸」について、社会学的見地から詳細な分析を行った。伊藤氏は今回の高市現象を、単なる政局の一過性の動きではなく、現代社会に渦巻く不満や不安が反映された「社会現象」として捉え......
中満泉国連事務次長、NPT空洞化に強い危機感 運用検討会議を前に日本の外交的役割に期待 国連の中満泉事務次長(軍縮担当上級代表)は2026年4月10日、日本記者クラブで記者会見を行い、今月27日からニューヨークの国連本部で始まる核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議を前に、現在の国際情勢と会議の見通しについて強い危機感を表明した。中満氏は、ロシアによるウクライナ侵攻やイラン情勢の緊迫化を背景に、「ポスト冷戦期が完全に終わり、軍拡競争が再燃してい......
【張鈞凱コラム】習近平氏は本当に「統一」に言及しなかったのか? 台湾の最大野党・国民党の鄭麗文(てい・れいぶん)主席は、5泊6日にわたる「2026平和の旅」を終えた。台湾帰還後、自身のフェイスブックを更新し、中国のスマートフォン大手シャオミ(Xiaomi)のミネラルウォーターのボトルに記された「勇気こそ、この時代に対する我々の最善の答えである」」という言葉を引用して、今回の訪問の総括とした。まさにその通りである。誰もが「......
【国際情勢を読み解く】イラン「二重海軍」体制の特異性、ホルムズ海峡を掌握する真の軍事力の正体 世界の海軍体制において、イランは独特の路線を歩んでいる。並行して完全に独立した2つの海上武装部隊を維持しているのだ。この「二重海軍」体制は、1979年のイラン革命以降に段階的に構築された国防の中核的メカニズムであり、同国の内部政治の論理を反映しているだけでなく、ペルシャ湾からインド洋に至る地域安全保障の構図にも深刻な影響を与えている。2026年、中東の戦火が......
台湾、インド人労働者の受け入れへ 労働部長「第1陣は年内の可能性」 台湾における外国人労働者の総数が80万人を突破する中、台湾とインドは2024年に労働協力に関する覚書(MOU)を締結。産業界の人手不足を補うため、インド人労働者の受け入れを目指すこの動きは、発表当時に波紋を呼んだ。これを受け、台湾労働部は今年(2026年)1月上旬に担当官をインドへ派遣し、現地進出の台湾企業によるインド人雇用の実態や労働市場の状況について調査......
米イラン交渉が決裂 トランプ氏、ホルムズ海峡封鎖を表明 原油高と世界経済への影響 バンス米副大統領が21時間に及ぶマラソン交渉を終え、合意に至らなかったと発表した。1979年のイラン革命以来、最高レベルの直接対決となった今回の会談は、結局のところ平行線に終わり、市場の期待は完全に裏切られた。これを受け、トランプ米大統領は米東部時間13日午前10時より、米海軍がイランの港湾および海岸線を全面的に封鎖すると宣言。世界経済は再び、底知れぬ恐怖と......
【杜宗熹コラム】鄭習会談が示すもの 中台「平和統一」への布石か、中国の対台湾メッセージを読む 台湾の最大野党である国民党の鄭麗文(てい・れいぶん)主席(党首)と中国共産党の習近平総書記による「党対党」の会談、いわゆる「鄭習会談」が金曜日実現した。中台関係の取材に10年以上携わってきた「ベテラン記者」であり、前回、南京で行われた国民党・洪秀柱主席(当時)の訪中も現地で取材した筆者の目から見ると、今回の「鄭習会談」は、かつての元国民党主席・連戦氏、朱立倫......
参政党・神谷宗幣代表、日本外国特派員協会で会見 独立自尊の国防と日本人保護を強調 参政党の神谷宗幣代表は2026年4月9日、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を行った。会見では、同年2月8日に投開票された衆議院議員総選挙の結果を受けた党の指針や、国防、外交、労働政策に関する見解が詳述された。参政党は今回の総選挙で、公示前の3議席から15議席へと躍進し、所属する国会議員数は計30名に達している。神谷氏は、当初目標とした議席数には届かな......
中東紛争とトランプ政権の地政学リスク エネルギー危機と市場の不確実性を専門家が分析 2026年4月9日、日本外国特派員協会(FCCJ)において、中東情勢の緊迫化とトランプ大統領の政策が世界経済に及ぼす影響を議論するパネルディスカッション「トランプの戦争、エネルギー危機、そして来たるべき市場の崩壊」が開催された。討論会には、経済学者のポール・シェアード氏、アトランティック・カウンシルのハン・トラン氏、マネックスグループのジェスパー・コール氏が......
小野田AI戦略担当相、自身のAI利用は「業務で必要性感じず」 人材育成の重要性は強調 日本の人工知能(AI)戦略を担当大臣である小野田紀美氏は10日の記者会見で、自身のAI利用状況について問われ、「私自身は今のところ、自分の業務の中では必要性を感じていないので、必要な時には使おうと思う」と明言した。この発言は、国家のAI発展を推進する閣僚が実務でAIをほぼ利用していないと公に認めたことで、各界に波紋を広げている。多岐にわたるテック政策の司令塔......
台湾北部に新交通網、台北・新北・桃園と台湾鉄道を結ぶ路線の開通時期 台湾の新北市と桃園市政府は、自治体間の交通インフラ協力を一段と深めている。桃園市長の張善政氏と新北市長の侯友宜氏は10日、「新桃林線」の接続予定地を視察し、桃園長庚線と新北林口ライトレール(軽軌)の建設計画を統合し、2039年の完工・開業を目指すと発表した。新桃林線の建設計画 全長約26キロ、新北・桃園にまたがる32駅の整備新桃林線は全長25.99キロメート......
プーチン氏に数千億円の「臨時収入」 EU、イラン戦火でロシア産ガス依存から脱却できず 中東情勢の緊迫化により世界のエネルギー・サプライチェーンが逼迫する中、石油や天然ガスの高い需要に直面する欧州諸国は、再び苦渋の選択を迫られている。中東からの供給に支障が生じる中、欧州は果たしてロシア産エネルギーへの依存から脱却できるのだろうか。英紙『フィナンシャル・タイムズ』はエネルギーデータ企業ケプラー(Kpler)の最新報告書を引用し、欧州連合(EU)が......
欧米人が熱狂する日本の空き家投資、その後に待つ「想定外」の現実 日本の「空き家」を購入すること自体は、決して難しくない。しかし、その家に再び息を吹き込み、実際に生活できる状態にするまでには、想像を超える困難が待ち受けている。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』は今年、あるアメリカ人とカナダ人が日本の農村で古民家を共同購入し、民泊として再生させた物語を報じた。この記事のSNSでの拡散数は、同時期に報じられた他......
六本木ヒルズ展望台が『チ。』の世界に 数百万の星空と哲学が交差する「星空シアター」も登場 森ビル株式会社が運営する六本木ヒルズ展望台「東京シティビュー」にて、2026年4月10日(金)から6月8日(月)までの期間限定で、人気漫画『チ。 ―地球の運動について―』とのコラボレーションイベントが開催される。累計発行部数550万部を突破した同作の壮大な世界観と、海抜250メートルの展望台から望むリアルな都市風景が融合。「世界の見方が変わる」唯一無二の体験......
【MLB】8球団が「シティコネクト」新デザインを発表 公式ショップで販売開始 世界最大級のデジタルスポーツプラットフォームを展開するファナティクス・ジャパン合同会社は、2026年4月10日(金)正午より、MLB公式オンラインショップ「MLB SHOP」にて、MLB 8球団の「シティコネクトシリーズ」新デザインユニフォームの販売を開始した。本拠地のアイデンティティを反映した特別シリーズシティコネクトシリーズは、2021年から公式ユニフォ......
三菱地所、「DX注目企業2026」に選定 生成AI活用と組織的なDX推進力が評価 三菱地所株式会社は、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション注目企業(DX注目企業)2026」に選出された。経済産業省と東京証券取引所は、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化を目指し、デジタル技術を前提としたビジネスモデルの変革や経営改革に取り組む企業を継続的に選定している。三菱地所が「攻めのIT経営銘柄」を含め、これら......
ユニクロ、平野歩夢のスペシャルトークイベントを4月15日に開催 大怪我からの復帰と未来を語る 株式会社ユニクロは2026年4月15日、グローバルブランドアンバサダーを務めるプロスノーボーダー・平野歩夢選手をゲストに迎えた「平野歩夢スペシャルトークイベント supported by UNIQLO」を、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で開催する。絶望的な状況からの復帰、その舞台裏を語る本イベントでは、今年2月の大舞台直前に負った大怪我と、絶望的とも言......