台湾の中央気象署が「強烈台風」に分類する台風9号(バービー)が、台湾に接近している。台湾中央気象署は7日、11県市に高温に関する特報を発表した。台湾各地では真夏のような厳しい暑さとなり、一部地域では気温が38度を超える可能性がある。
一方、中央気象署の最新予報によると、台風9号は9日(木)から北寄りに進路を変え、10日(金)から11日(土)にかけて台湾に最も接近する見通しだ。現在、台湾北部では暴風域に入る確率が9割近くに達している。
気象専門家は、台風9号の進路が過去に台湾へ大きな被害をもたらした1996年台風第9号(ハーブ)に似ているとして、台湾全土で災害をもたらす恐れのある強風や大雨に警戒を呼びかけている。
11県市に高温特報 台風接近前に台湾各地で厳しい暑さ
7日は太平洋高気圧の影響が続き、台湾各地で晴れて厳しい暑さとなっている。中央気象署は、新北市、彰化県、雲林県、嘉義市、台南市、高雄市、屏東県、花蓮県の8県市に対し、36度以上の高温が続く可能性があるとして、オレンジ色の警戒情報を発表した。
また、台中市、南投県、嘉義県には黄色の警戒情報が出されている。
中央気象署は、台北盆地、中南部の内陸部、花東縦谷の一部では、気温が37〜38度に達する可能性があると注意を促している。正午前後には紫外線が非常に強いレベルから危険レベルに達する見込みで、外出時には日差しを避け、水分補給を心がける必要がある。
午後は熱対流の発達により、北部、南投、嘉義、各地の山間部で局地的に一時雨や雷雨となる恐れがある。午後以降に外出する場合は、雨具を持参した方がよさそうだ。

台北・新北・基隆・宜蘭で暴風域入り確率88%超
接近中の台風9号について、中央気象署は今後120時間以内に暴風域へ入る確率の最新データを公表した。北部と東北部では警戒が一段と高まっている。
データによると、基隆市と宜蘭県では暴風域に入る確率が90%に達し、台北市は89%、新北市は88%、桃園市は87%、花蓮県は86%となっている。台湾の半数以上の県市で、警戒を強める必要がある状況だ。
気象専門家の呉徳栄氏は、自身のコラム「洩天機教室」で、台風9号は現在、太平洋高気圧の南側に沿って西北西へ進んでいると分析した。欧州モデルのアンサンブル予測では、平均的な進路がやや南寄りになる傾向があり、台風の中心が台湾北部の近海を通過する、または台湾に上陸する可能性が比較的高いという。
呉氏は、台風9号の進路が1996年の台風9号などに非常によく似ており、「油断できない台風だ」と指摘した。ただし、現時点では進路の不確実性が日本の宮古島から台湾全域に及んでおり、どの進路を取ったとしても、台湾への風雨の影響は軽視できないと強調している。


7月10〜11日は風雨のピークに
台風の接近に伴い、台湾各地の天気は大きく変わる見込みだ。
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8日(水)から9日(木)にかけて、台風は9日に琉球諸島の南海上へ進み、次第に北寄りへ進路を変える見通し。9日以降は台風周辺の湿った空気の影響を受け、風上側となる桃園以北と宜蘭では、一時雨や雷雨となる可能性がある。
















































