2つの台風と前線の影響により、台湾では大気の状態が非常に不安定となっている。25日、台風7号(メーカラー)は台湾東部の沖合を北上し、湿った空気が流れ込んだ影響で、各地で雨の降りやすい状態となった。
気象専門家によると、南西モンスーンの強まりと地形の影響で雨雲が発達し、中南部では早朝から激しい雨となった。特に南部・屏東一帯では、累積雨量が300ミリに迫っている。26日以降は前線が接近し、台湾各地では週末にかけて雷雨に注意が必要となる。天気は28日以降、次第に持ち直す見通しだ。
台風7号(メーカラー)と前線の影響 中南部は落雷や短時間の激しい雨に注意
最新の気象予報によると、台風7号(メーカラー)は24日夜に勢力を弱めたものの、引き続き北北東へ進んでいる。台風の循環が南西モンスーンを強め、台湾上空に湿った空気を運び込んでいる。
気象専門家の呉聖宇氏は自身のFacebookで、風上となる南西風と夜間の陸風がぶつかる収束効果により、高雄・屏東の山沿いと平野部の境界付近で、深夜から強い降水エコーが停滞していると分析した。
25日未明から早朝にかけての累積雨量は、屏東県春日郷で279ミリ、同県九如郷で259.5ミリに達したほか、高雄市内門区でも215ミリを超え、まとまった大雨となった。
また、気象専門家の呉徳栄氏も、気象応用推広基金会のコラムで、25日は日中の気温上昇に伴う熱的効果が加わり、強い対流が発達しやすいと注意を促した。台中以南では局地的な大雨や短時間の激しい雨に警戒が必要で、中部以北や東部でも、午後の熱対流に伴う激しい雨、落雷、突風に注意が必要だとしている。
25日の各地の予想気温は、北部が24〜32度、中部が25〜32度、南部が23〜32度、東部が23〜34度となっている。

26日は雨のピークか 前線が台湾付近に停滞する可能性も
26日から27日にかけては、台風7号(メーカラー)が北東へ速度を上げて遠ざかり、琉球諸島付近を通過する見込みだ。一方で、台湾北部近海にある前線が南下し、場合によっては台湾付近に停滞する可能性もある。
呉聖宇氏は、前線がもたらす水蒸気と夜間の海陸風の影響により、台湾西部の沿岸部や台湾海峡周辺では、雨雲が発生・発達しやすい状態が続くと指摘している。
26日は雨が最も強まりやすいタイミングで、西部と東部のいずれでも局地的な大雨や短時間の激しい雨となる恐れがある。27日になると前線は次第に北上する見通しだが、日中は中北部を中心ににわか雨や雷雨が残る可能性がある。夜に入って前線が遠ざかることで、雨は次第に弱まるとみられる。

28日以降は天気回復へ 来週は夏型の天気に
天気が持ち直す時期についても見通しが出ている。最新のシミュレーションによると、28日から30日にかけて前線は北へ退き、台湾は太平洋高気圧の縁に入る見込みだ。これにより、天気は次第に回復し、気温も上昇する。
28日は各地で局地的な一時的雷雨が残る可能性があるものの、29日と30日は典型的な午後の雷雨パターンに戻る見通しだ。7月1日以降は各地で晴れ間が広がり、日中は厳しい暑さとなる夏の天気に移行するとみられている。
台風の動向については、台風7号(メーカラー)が次第に台湾から遠ざかる一方、太平洋上にあるもう一つの台風8号(ヒーゴス)は大きく弧を描く進路をとっている。ただし、勢力が弱く台湾から非常に離れているため、台湾の天気に直接的な影響はない見込みだ。
台湾の中央気象署は、26日と27日に東部沿岸で長周期のうねりが発生する恐れがあるとして、海岸付近での活動に注意を呼びかけている。
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編集:梅木奈実 (関連記事: 台北の夜市から蘭嶼の星空まで 外国人旅行者が評価する台湾の新たな魅力 | 関連記事をもっと読む )















































