カットスイカにミニトマトを置くと長持ちする? 韓国で話題の保存法に台湾農家が見解

ネットユーザーによると、カットしたスイカの中央にミニトマトを置き、ラップで包んで冷蔵することで、水分による果肉の軟化を防げるという。(イメージ図/photo-acより)
ネットユーザーによると、カットしたスイカの中央にミニトマトを置き、ラップで包んで冷蔵することで、水分による果肉の軟化を防げるという。(イメージ図/photo-acより)

夏に収穫の最盛期を迎えるスイカ。購入後に「食べきれなかった分をどう保存するか」で悩む消費者は少なくない。近年、韓国の青果店で実践されている特殊な保存法がインターネット上で話題を呼んでいる。それは、カットしたスイカの中央にミニトマトを1粒置き、その上からラップをかけて冷蔵保存するというものだ。ただ、専門的にも見えるこの裏技に対し、台湾のスイカ農家からは「生産者の我々も聞いたことがない」との声が上がっている。

SNSきっかけで議論が加熱

あるインターネットユーザーが先日、SNS「Threads(スレッズ)」への投稿で、食べ残したスイカにラップをかけて冷蔵庫にしまおうとしていた父親に対し、先にスイカの表面にミニトマトを置くよう注意したエピソードを共有した。家族を困惑させたこの不可解な行動は、思いがけず多くのネットユーザーの間で議論を巻き起こした。

該当の投稿は瞬く間に130万回以上の閲覧数を記録し、コメント欄には「韓国の青果店で同じやり方を見たことがある」といった声が相次いで寄せられた。

また、ユーザーからは「スイカ味のトマトになりそう」「スイカの下に皿を敷けばいいのではないか」「スイカのおへそだ」「トマトの代わりにブドウでは駄目なのか」「スイカの端を少し切って立て、ラップを浮かせて包むのはどうか」「翌日には食べきってしまうなら、そこまでする必要はない」といった疑問や意見が飛び交った。

この手法に対し、一部のユーザーからは理解を示す声も上がっている。「毛細管現象によりスイカの果汁が染み出し続けるのを防ぐためだ」「ラップが果肉に直接張り付かないようにするためだろう」「毛細管現象だけでなく、そもそもラップを直接食材に触れさせるべきではない」「最も問題なのは可塑剤が溶け出しやすいポリ塩化ビニル(PVC)製のラップを使用していることだ。ポリエチレン(PE)製を選べば可塑剤汚染の懸念がなく、直接触れても問題ないため手間が省ける」「(芯をくり抜いて鮮度を保つ)キャベツの保存法に通じるものがある」などの指摘がなされている。

トマトでラップを浮かせて結露と果肉の軟化を防止?

実際、韓国の青果店ではこうした光景は珍しくないようだ。韓国滞在経験のある台湾のユーザーによると、現地で販売されているハーフカットのスイカは、中央にミニトマトが1粒置かれた状態でラップ包装されていることが多いという。当初はおまけのプレゼントだと勘違いしていたが、韓国の友人に尋ねて初めてその理由を知ったと明かしている。

現地の説明によれば、ラップがスイカの果肉に直接密着していると、冷蔵中に結露が生じやすく、果肉の食感や鮮度に悪影響を及ぼすという。ミニトマトを支柱として利用することで、ラップと果肉の間に空間を確保し、水分の蓄積を減らしてスイカが軟化するのを防ぐ狙いがあるとされる。 (関連記事: バナナが変色しない保存法、SNS投稿が話題 台湾農糧署も秘訣を伝授 関連記事をもっと読む

台湾のスイカ農家は効果に疑問

一方で、台湾有数のスイカの産地、花蓮県玉里鎮のスイカ農家は、長年の栽培経験においてミニトマトを利用した保存法など一度も聞いたことがないとコメントしている。同氏は「通常はラップでしっかりとスイカを包むよう推奨している。空気に触れると酸化が進みやすく、空気に触れた表面は鮮やかな赤色に変色し、酸味が生じる可能性が高くなるためだ。したがって、冷蔵庫で保存したカットスイカを再度切り分ける際は、表面を薄く削ぎ落とすよう客に勧めている。そうすれば、わずかに酸味を帯びた部分を口にせずに済む」と指摘した。

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