映像技術を開発するURALAA株式会社は10月25日、東京都港区のベルサール虎ノ門にて「事業構想・8Kイマーシブライブ技術発表会&ライブビューイング体験会」を開催した。
同社は世界で初めて一般的な光回線のみを用いた「8Kイマーシブライブ」の商用化に成功しており、米国で急成長する「Cosm」やラスベガスの「Sphere」のような没入型エンターテインメント施設を日本国内で展開する一大事業構想を発表した。
発表会当日は同技術の初公開の場として、国内最高峰のバレーボール競技であるSVリーグの公式試合を生中継した。会場には横17メートル、高さ3メートルの3面大型LEDスクリーンが設置され、来場したメディアや関係者など合計120名が飲食を楽しみながら、まるで現地のスタジアムにいるかのような臨場感あふれる観戦を体験した。
一般の光回線で8K映像を伝送、低コスト化を実現
従来の8K映像や立体音響のライブ中継には、専用回線や制作中継車、多数のスタッフなど多額のコストと機材が必要とされ、日本国内での没入型ライブ観戦施設の普及における大きな参入障壁となっていた。
これに対し、URALAAは自社開発のシステムにより、既存の一般的な光回線(最大10Gbps)のみで高精細な8K超広角映像と空間立体音響を遅延約3秒で安定伝送する技術を確立した。
これにより、配信側および受信側の専用線敷設などの巨額投資を不要とし、スタジアム側6名、会場側2名の合計8名という極めて少人数のオペレーションで配信できる体制を整えた。
東急不動産などと連携、2027年秋に東京で施設開設へ
URALAAは没入エンターテインメント施設の事業化に向けて「技術」「資金」「立地」「運営」の4要素を掲げ、2026年秋以降に各領域のトッププレイヤーとの連携を急速に固めている。
技術面では8Kイマーシブライブ技術を確立したほか、資金面ではみずほ銀行グループのBlue Lab FundなどからプレシリーズAで累計2億5000万円を調達した。立地面では東急不動産ホールディングスと協業に関する基本合意書を締結し、渋谷をはじめとする商業施設やエリアでの常設化や事業展開を検討している。
さらに運営・体験面では、飲食提供や公共施設運営、IPコラボ企画の知見を持つシダックス・コミュニティープラスと基本合意を結び、飲食と没入空間を組み合わせた「Commune Plaza」モデルの構築を進める。
同社は2027年秋に東京で第1号となるフラッグシップ施設の開設を予定しており、2030年までにスポーツや音楽ライブ、アニメ、ゲームなど100コンテンツの配信体制を整える方針だ。
さらに2035年にはパートナー各社とともに全国51の街へと施設を展開し、日本発の体験型エンターテインメントを新たな輸出産業として世界へ広げていくロードマップを掲げている。
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編集:小田菜々香


















































