中国共産党の第20期中央委員会第5回総会(五中全会)が10月に北京で開催される。台湾の国家安全当局筋によると、今回の五中全会では、中国の党・政府・軍の人事に大幅な異動があるという。
実際、8月28日に開かれた中国の第14期全国人民代表大会常務委員会第24回会議では、張又侠(チャン・ヨウシア)氏の中央軍事委員会副主席、劉振立(リウ・ジェンリー)氏の同委員会委員としての職務を解く決議が採択された。同時に、張、劉両氏に加え、元戦略支援部隊司令官の巨乾生(ジュー・チエンション)氏、習近平国家主席の側近人脈「之江新軍」の一人で、軍歴がないまま11年間にわたり中央軍事委員会弁公庁主任を務めた鍾紹軍(ジョン・シャオジュン)氏についても、全国人民代表大会代表の職を解かれた。
台湾の国家安全当局は、これらの人物が五中全会でさらに党から除名される見通しだと把握している。しかし、五中全会で行われるのはこれだけにとどまらないという。

中国共産党「五中全会」でさらに40人除名か 中央委員の4分の1超が「粛清」対象に
台湾の国家安全当局筋によると、中国共産党は「全面的で厳格な党内統治」を進める中、張又侠氏ら高官を解任する前日の8月27日、中央規律検査委員会・国家監察委員会の公式サイトで、江西省党委員会副書記兼省長の葉建春(イエ・ジエンチュン)氏が「重大な規律違反・法律違反」の疑いで調査を受けていると発表した。葉氏は2026年に入って11人目となる正部級幹部の失脚・調査で、過去最多となった。
また、全国人民代表大会常務委員会では現在、「反越境腐敗法案」の審議が進められており、中央軍事委員会の調達入札プラットフォームでも、ロケット軍の不正調達に関する情報提供を呼びかけている。
同筋によると、香港紙「明報」の集計では、10月の五中全会で40人の中央委員が党から除名される見通しだという。これに三中全会、四中全会ですでに除名された人物を加えると、第20回党大会で選出された205人の中央委員のうち、4分の1を超える人数が「粛清」されることになるとしている。
台湾の国家安全当局が把握したところでは、中国共産党が北戴河で行う夏季の非公式会合では、実際に人事問題が議論されたという。
軍関係の人事では、上将級を含む人事上の欠員を補充するか、戦区司令官の空席を埋めるかどうかが論点となった。台湾側が把握した北戴河での方向性では、五中全会でまず、台湾や日本を含む島しょ線上の目標を担当する東部戦区の司令官と、首都防衛を担う中部戦区の司令官が補充される見通しだという。

中国共産党が「厳格な党内統治」推進 習近平氏を中心に「三つの不純」を排除
党内人事について、台湾の国家安全当局筋は、中国共産党が1年間にわたり「全面的で厳格な党内統治を推進する上でのいくつかの重大問題」に取り組むと説明した。 (関連記事: 【独占】2027年の台湾海峡危機は遠のいたのか 習近平氏の軍粛清と揺らぐ中共後継体制を専門家が分析 | 関連記事をもっと読む )
その目標には「三つの不純を排除する」「三種類の人物を取り締まる」ことが含まれ、「二つの擁護」をむしばむあらゆる害悪を一掃することにあるという。













































