台湾交通部観光署は2026年8月27日から31日にかけて、台湾観光協会、高雄市政府、連江県政府をはじめ、旅行・宿泊事業者、航空会社、観光関連団体などとともに観光代表団を組織し、大阪と神戸で観光プロモーションを開催した。
「台湾百Ways」および「24時間いつでも楽しめる台湾」をメインコンセプトに据え、関西地域の若年層をターゲットとして、台湾観光の新たな魅力をアピールした。
大阪で台湾観光B2B商談会 関西の事業者やメディア約100人が参加
初日の8月28日には、新たに開業したウォルドーフ・アストリア大阪でB2B観光商談会を開催し、関西の主要事業者やメディア関係者など約100人が参加した。
日台事業者間の商談・交流のほか、台湾原住民族の伝統衣装を疑似体験できる「AI写真体験」を初導入し、日本事業者に原住民族文化独自の魅力を体感してもらった。
さらに晩餐会では小籠包や魯肉飯など本場の台湾グルメを提供し、宿泊券や航空券が当たる抽選会も実施。高いソフトパワーと熱意をもって、多様性に富んだ台湾観光ブランドのイメージを売り込んだ。
神戸・大阪で「台遊館 in 関西」 台湾の伝統文化やグルメを発信
週末の8月29日から30日にかけては、神戸と大阪の2拠点で一般向けイベント「台遊館 in 関西」を開催した。
会場では、台湾の朝から深夜までの移り変わりをタイムライン形式のビジュアルで表現したほか、彰化県の「春秋美術社」による伝統手描き提灯の実演、宜蘭県の「タイヤル族弓織」DIY体験、原住民族衣装のAI写真コーナーを設置した。
ステージでは「木子 mooz」バンドが台湾の伝統楽器を用いて民謡や日本のアニメソングを演奏。人気インフルエンサーによる穴場スポット紹介や「誠品生活」などのブランドブース出展も行われ、2日間で多くの関西市民が来場した。
デジタル体験、伝統工芸、ローカルグルメを融合させ、日本の若者や女性層に照準を合わせたマーケティングを展開した。
日本人旅行者の個人旅行は74.17% 初訪台湾層も増加
観光署が実施した2025年の訪台外国人旅行者消費・動向調査によると、日本人旅行者における個人旅行(FIT)の割合は74.17%に達し、前年から約10ポイント増加した。
また、初訪台湾層の増加も顕著で、直近3年間の初回訪問者比率は62.52%となり、感染症流行前と比べて13ポイント以上大幅に拡大した。
訪問エリアに関しては、南部地域のスポットを訪れた日本人旅行者が5.45ポイント上昇した一方、北部地域は8.81ポイント減少し、日本人旅行者の周遊ルートが北部から南部へと広がっている傾向が浮き彫りとなった。
台湾リピーター向け優遇策 台湾高速鉄道は「2人利用で1人無料」
観光署は、今回のプロモーションを通じて新規の初訪台湾層を開拓するだけでなく、リピーター向けにも「再訪台湾、幸運倍増」プランを展開し、リピーターが新規旅行者を同伴した場合に最大8,000台湾元の消費金を支給する優遇策を実施していると説明した。
さらに、台湾高速鉄道(新幹線)を利用して台中以南へ向かう外国人旅行者を対象に、「2人利用で1人無料」のキャンペーンも提供している。
中南部の台湾観光を日本市場で強化 SNSや旅行博で情報発信
今後も県市政府と連携して日本の旅行博への出展を継続し、中南部の観光資源や見どころを集約して発信していく方針である。
インフルエンサーマーケティング、SNS発信、有名雑誌との連携に加え、鉄道旅行、伝統フェスティバル、ローカルグルメなどのテーマ別観光の宣伝を強化することで、日本の旅行者に「台湾百Ways」の多彩な旅行体験を提供し、台湾を日本人の海外旅行先における第一の選択肢へと押し上げていく構えだ。
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編集:梅木奈実













































