台湾の大手旅行会社、雄獅旅行社(ライオントラベル、銘柄コード:2731)は、グローバル展開を推進する一環として、9月24日から27日まで開催されたアジア有数の観光商談会「ツーリズムEXPOジャパン2026」に、初めて単独パビリオンを出展した。
日本は世界中から注目を集める旅行先となっており、日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2025年の訪日外国人客数は過去最多となる延べ4268万人を記録した。
そのうち台湾からの訪日客は延べ676万人に達し、市場別で第3位を占めるなど、台湾と日本が互いに極めて重要な観光パートナーであることが改めて浮き彫りとなっている。
雄獅旅行社は今回、東京での出展を通じ、単独パビリオンを構えることでブランドプレゼンスを世界にアピールする方針である。
雄獅日本をグローバル戦略の重要拠点に 沖縄・熊本にも展開
雄獅旅行社は世界各地で事業を展開しており、なかでも雄獅日本(ライオントラベルジャパン)は、グローバル戦略における極めて重要なハブに位置付けられている。
2009年に設立された同社は、各国の旅行者や企業団体向けに、日本のインバウンドおよびアウトバウンド観光サービスを手がけてきた。
2023年には沖縄支店を開設し、2025年には半導体産業の発展に伴うビジネスチャンスを取り込むため、熊本にも拠点を新設した。
同社は日本のイン・アウトバウンド市場で実績を積み重ねており、近年は日本国内の現地発着ツアー事業の拡大にも注力している。
同ツアーの送客数は前月比で倍増ペースの成長を維持しており、顧客層は全世界の旅行客に及ぶ。
同時に、台湾で長年培ってきた鉄道観光リソースを継続的に導入し、特色ある商品を日本市場へ展開することで、日本の旅行者に多彩な国内外の旅行プランを提供し、「世界が互いに目的地であり送客地でもある(In-Outbound)」という成長ビジョンの具現化を図っている。
「世界の観光列車」をテーマに国際ターミナル駅を再現
今回のパビリオンは「世界の観光列車」をメインテーマに据え、台湾、日本、世界各国のデスティネーションを結ぶ「国際ターミナル駅」をコンセプトに設計された。
ブース内には大型駅エントランス、列車運行ダイヤ、到着案内板、プラットホーム駅名標などの意匠を取り入れ、コーポレートカラーである赤と黒を基調とした没入型の旅空間を創出している。
会場では体験型フォトスポットや専用アプリの体験コーナーを設置したほか、列車の車窓風景、走行音、観光列車「鳴日号」限定のアロマ芳香演出など、五感で楽しめる仕掛けを通じ、日本を出発点として台湾や世界を巡る旅の魅力を提示している。
「LionTrip」と連携 北海道から沖縄まで現地発着ツアーを展開
パビリオンでは、「グローバル現地発着ツアー」と「上質な鉄道観光」の2大主力商品に焦点を当て、多言語・多通貨対応のアプリ「LionTrip」と連動させることで、旅行者にワンストップの利便性を提供する。
日本各地発着のツアーは北海道から沖縄までを網羅し、日本をより深く巡る体験を届ける。
「鳴日号」など台湾7大観光列車を日本で紹介
また、同社が独占運行を手がける台湾の7大観光列車として、ラグジュアリーな「鳴日号」や移動型レストラン「鳴日厨房」、女性層から支持を集める「海風号」「山嵐号」、阿里山森林鉄道の「福森号」「栩悦号」、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す「藍皮解憂号」を紹介。 (関連記事: 「ツーリズムEXPOジャパン2026」に台湾館 阿里山鉄道を没入体験、台湾茶や伝統舞踊も | 関連記事をもっと読む )
世界各地からの旅行者に向け、台湾の奥深い鉄道観光の魅力を発信している。


















































