Cygamesが主催する「サイゲームス クリエイティブコンテスト2026」は、学生を対象にさまざまな作品を募集するコンテストだ。
今回は複数の部門をリニューアルし、ゲーム部門では「アナログゲーム」を対象作品の一例として明記したほか、「VTuber」作品なども対象とするノンジャンル部門を新設するなど、募集領域をさらに拡大して開催される。
台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』は今回、同コンテストの運営を担当するCygames佐賀スタジオのマネージャー、髙島龍平氏にインタビューを実施した。部門リニューアルに込めた意図や、次世代のクリエイターに求められる視点について詳しく話を聞いた。
アナログゲームやVTuberも対象に 部門リニューアルの背景
部門リニューアルの背景について、髙島氏は「運営側の意図だけでなく、前回までの応募作品の傾向を反映した結果だ」と語る。
アナログゲームやVTuber関連の応募が徐々に増加していた実態を受け、より現状に即した部門編成へと見直したという。
また、感度の高いデザイン学校などの学生から、最新ツールを活用した作品や、若者の間で静かに広がり始めている新たなジャンルの作品が集まることにも強い期待を寄せている。
とりわけノンジャンル部門では、既存の枠に収まらないアイデアとの出会いを楽しみにしているという。
SNSだけでは「似た引き出し」に 独自性を生むリアルな体験
作品制作において独自性をどのように発揮すべきかという問いに対し、髙島氏は現代のインプット環境に言及した。
「現代の学生はSNSを通じて膨大な情報に触れている一方、SNSがインプットの中心になると、他者と似通った引き出しから作品を作ってしまう危険性がある」と指摘する。
そのため、「美術館への訪問や旅行といったリアルな体験に加え、デザイナー以外の異業種の人々と積極的にコミュニケーションを取るなど、身近な生活の中で独自の視点を取り入れることが大切だ」という。
海外からの応募も増加 「日本企業向け」に寄せる必要はない
年々参加者が増加している海外からの応募については、「特定の国らしさや日本企業向けのコンテンツに寄せる必要はない」と強調する。
「最も優先すべきは、応募者自身が何を作り、どう表現したいかだ。国や環境が異なれば、必然的に触れる文化や芸術作品も異なるため、意識せずとも自然と作品の魅力としてにじみ出る」という。
技術だけではない 作品で「誰にどんな感情を与えたいか」
技術やツールが急速に進化する現代のコンテストでは、「技術的な完成度だけでなく、作品を通じて誰にどのような感情を与えたいかという目的意識が問われている」と髙島氏は語る。 (関連記事: Cygames、学生対象の「サイゲームス クリエイティブコンテスト2026」を開催へ 9月1日より応募開始 | 関連記事をもっと読む )
ツールの進化によって、細かな表現や情報量を増やした作品が多くなってきたため、世界観やキャラクター設定を深く掘り下げ、見る人を引き込む没入感が差別化の鍵となる。


















































