ドナルド・トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスで盛大な歓迎式典を開き、訪米中の中国の習近平国家主席を出迎えた。トランプ氏は正式な首脳会談を前にした冒頭発言で、両氏が「真に偉大な友情」を築いてきたと強調した。しかし、こうした友好的な外交ムードの裏側で、米中両国は台湾への武器売却、先端半導体の輸出規制、人工知能(AI)の規制、さらには膠着状態に陥っている米国とイランの紛争などを巡り、依然として厳しい課題に直面している。
ホワイトハウスで盛大な歓迎式典 米議会の与野党から反発も
習氏の今回の訪米を重視する姿勢を示すため、トランプ氏は前夜、ワシントン郊外のアンドルーズ統合基地まで自ら出迎えに赴いた。
24日午前、ホワイトハウスでは盛大な歓迎式典が行われ、伝統的な軍楽隊による演奏のほか、B-2ステルス爆撃機と4機の戦闘機による低空編隊飛行も実施された。トランプ、習両氏とメラニア大統領夫人、彭麗媛夫人は、ホワイトハウスの南庭で海兵隊による小銃を使った儀仗演技を観閲した。
AP通信によると、米側は通常、大統領執務室での会談前に記者団を入れるが、今回は写真・映像の撮影担当者に限って短時間の取材が認められた。
公の場でメディアの質問に答えることがほとんどない習氏が同席する中、トランプ氏は冗談交じりに、習氏には「世界で最も友好的な記者団」がついており、中国メディアは発言するにも習氏の許可が必要だと語った。
トランプ氏は非公開会談を前にメディアに対し、「2016年に私が初めて当選して以来、習主席と私は友情を築いてきた。実際、これは真に偉大な友情であり、相互尊重と両国国民の重要な利益を基盤としている」と述べた。
一方、レッドカーペットを敷いて習氏を盛大に迎えたトランプ氏の対応に対し、米議会の与野党議員や、トランプ政権に近い一部の関係者から反発の声も上がった。
ミシシッピ州選出の共和党上院議員、ロジャー・ウィッカー(Roger Wicker)氏は「率直に言えば、もしホワイトハウスから意見を求められていたなら、我々が習近平氏や中国共産党との間に抱える数々の難しい問題を考え、大統領には習氏をワシントンに招き、これほど盛大な歓迎を行わないよう進言しただろう」と述べた。
米中貿易休戦を2カ月延長 米側はAI通報メカニズムを提案
注目される経済・貿易、テクノロジー分野では、双方は首脳会談を前に、対立の再激化を当面回避する措置を固めた。
スコット・ベッセント(Scott Bessent)米財務長官は、習氏がワシントンに到着した後、米FOXニュースのインタビューに応じ、米中双方が11月10日に期限を迎える予定だった貿易休戦を2カ月間、2027年1月まで延長することで合意したと明らかにした。 (関連記事: 米中首脳会談、10年前と変わった力関係 台頭する中国、米国の「一方的優位」は終わったのか | 関連記事をもっと読む )
ベッセント氏は、両国首脳がその時点でより大規模な合意に達する可能性があるほか、休戦期間をさらに延長する可能性もあるとの見方を示した。













































