よつ葉乳業は28日、東京都内で開いた2026年度秋季新商品発表会で、北海道産生乳の価値向上とグローバル展開の加速を打ち出した。これに先立ち、同社は台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』の独占書面取材に応じた。
同社は2013年の輸出開始以降、台湾で着実に支持を広げてきた。主力商品の牛乳は2025年12月に現地での販売開始から10年を迎えた。これまでの台湾市場での歩みを振り返るとともに、今後は現地の嗜好や需要に合った新たな商品の提案に力を入れ、台湾と東南アジアを中心に海外展開をさらに深化させていく方針を明らかにした。

2013年に台湾向け輸出開始 牛乳は販売10年の節目
よつ葉乳業が風傳媒に寄せた書面回答によると、同社は2013年、台湾向け乳製品の輸出を本格的に開始した。
現地の有力なパートナー企業と連携しながら市場開拓を進め、牛乳をはじめ、カップバターやアイスクリーム、さらに業務用の高品質なクリーム、チーズ、ソフトクリームミックスなど、取り扱う商品のカテゴリーを段階的に拡充してきた。
中でも主力商品の牛乳は、2025年12月に台湾での販売開始から丸10年の節目を迎えた。現在では、台湾各地の百貨店内のスーパーマーケットや主要な大手スーパーマーケットチェーンの店頭に並ぶ定番商品として定着している。

「北海道産は高品質でおいしい」 台湾でプレミアムイメージ定着
台湾市場での反響やブランドの受け入れられ方について、同社は、北海道産の牛乳・乳製品が台湾の消費者の間で「高品質でおいしい」という確固たるプレミアムイメージとして根付いていると説明した。
よつ葉乳業の牛乳についても、北海道産ならではの濃厚で豊かなコクと徹底した品質管理が高く評価され、小売市場での販売規模は年々着実に拡大しているという。
さらに、一般家庭向けの小売市場にとどまらず、台湾で独自の発展を遂げているドリンクスタンド(茶飲店)や人気のベーカリー、洋菓子店などでも、他店との差別化につながる上質な原材料として広く採用されており、業務用市場でも高い信頼を得ているとしている。
台湾・東南アジアを最重要戦略地域に 新商品の開発・提案も
今後の海外市場における重点分野と展開方針について、よつ葉乳業は台湾と東南アジアを最重要戦略地域と位置付けている。
家庭用、業務用の両分野で引き続き北海道産牛乳・乳製品の魅力を訴求しながら、商品ラインアップの拡充と新たな販路の開拓を積極的に進める方針だ。
特に成熟と深化が進む台湾市場では、牛乳、クリーム、チーズといった既存の主力商品のシェア拡大を着実に進める一方、台湾の食習慣や市場トレンドに合った新商品の開発・提案にも力を入れていく意向を示した。 (関連記事: よつ葉乳業、価格据え置きを基本方針に 脱脂粉乳対策と東南アジア展開を強化 | 関連記事をもっと読む )
また、すでに進出している国での事業拡大と並行し、各地域の市場性や法規制を見極めながら、新たな国や地域への輸出についても柔軟に検討を進め、世界のより多くの消費者に北海道産の本物のおいしさを届けていく計画だ。


















































