プロ野球イースタン・リーグのオイシックス新潟アルビレックスBCは26日、本拠地のHARD OFF ECOスタジアム新潟で、日本と台湾で高い人気を誇る陽岱鋼選手の引退試合と引退セレモニーを迎えた。
試合前にメディアの取材に応じた陽岱鋼は、首脳陣に自ら希望を伝え、かつて黄金期を築いた「1番・中堅」でのスタメン出場が実現したことを明かした。
「準備こそが自分のすべて」と語るベテランは、トレードマークである全力プレーを最後まで貫くことを誓い、球場を訪れた観客や台湾から声援を送るファンに元気を届けたいと意気込みを語った。
台湾のファンへ感謝「泥臭い全力プレーを見て元気を受け取ってもらえれば」
取材の冒頭、台湾メディア『風傳媒(ストームメディア)』の記者が、日米通算21年間に及ぶ激闘を支え続けた台湾のファンへの思いを尋ねると、陽岱鋼は深い感謝を口にした。
「球場へ直接足を運んでくれたファンはもちろん、遠く台湾から見守ってくれている方々にも感謝したい。自分の泥臭い全力プレーを見て少しでも元気を受け取ってもらえれば、それが一番嬉しいことです」
最後の打席まで完全燃焼する決意を示した陽岱鋼は、続いて打席に立つ際の心構えを問われると、「自分にとって準備がすべて。何打席立てるかは分からないが、1打席ごとに完璧な準備を整えて最高の結果を求めたい」と真摯に答えた。
引退試合を前に「グラウンドではこの雰囲気を楽しみたい」
地元放送局の新潟テレビから、セレモニー直前の率直な心境を尋ねられた陽岱鋼は、「練習中は少し緊張感もありましたが、試合が始まれば落ち着くはず。試合前までに緊張をすべて吐き出し、グラウンドではこの雰囲気を楽しみたい」と笑顔を見せた。
球場に届けられた数え切れないほどの祝花については、「これだけの花を見て、本当に引退するのだと強く実感しました。多くの祝福をいただき胸がいっぱいです」と頭を下げた。
恩師・平松正宏監督が来場 原点は「全力プレー」
高校時代の恩師である福岡第一高校の平松正宏監督が球場に駆けつけたことについて、陽岱鋼は「監督の前でプレーできる最後の機会。高校時代の様々な思い出が胸に迫ってきます」と感情を高ぶらせた。
高校3年間で教わった数多くの技術の中で、最も心に残っている教えを問われると、「一番初めに監督から叩き込まれた『全力プレー』という言葉です。今日の試合でもその原点となる精神を貫き通します」と語り、恩師への恩返しを誓った。
陽岱鋼「平松監督こそ僕にとって唯一無二のヒーロー」
新潟日報から「日台双方でファンにとってのヒーローである陽選手にとって、自身の心に浮かぶヒーローは誰か」と問われると、陽岱鋼は即座にこう答えた。
「特定の野球選手ではありません。福岡第一高校の平松正宏監督こそが、僕にとって唯一無二のヒーローです」 (関連記事: 陽岱鋼が現役引退を発表 稲葉監督のサプライズ登場に涙、21年間のプロ生活を振り返る | 関連記事をもっと読む )
また、自身の原点でもある「1番・中堅」へのこだわりについて、「様々なポジションを経験しましたが、中堅手が最も自分らしく輝ける場所。野球人生の始まりと終わりをこのポジションで飾りたいと、監督にお願いしました」と明かした。
















































