東京駅八重洲中央口前で進められてきた大規模再開発事業「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」が、2026年に順次竣工・開業を迎える。事業には東京建物株式会社が再開発組合の一員として参画し、権利者や地域と連携しながら推進してきた。具体的検討開始から25年を経て、国際都市・東京の玄関口にふさわしい都市機能が本格的に姿を現す。

TOFROM YAESUは、「TOFROM YAESU TOWER」と「TOFROM YAESU THE FRONT」の2棟で構成される大規模複合施設で、八重洲地下街を介して東京駅に直結する。TOWERは地上51階・地下4階建てで2026年2月竣工予定、THE FRONTは地上10階・地下2階建てで2026年7月竣工予定となっている。オフィス、商業施設、劇場・カンファレンス、バスターミナル、医療施設など多様な都市機能を集約し、東京駅前エリアの国際競争力強化を図る。
商業施設 約70店舗が集積、八重洲のにぎわいを拡張
商業施設は飲食店を中心に約70店舗が入居予定で、八重洲の多様な食文化を継承しながら「東京ならでは」の新たな価値を発信する拠点として整備される。開業時期はTOWERが2026年秋を予定しており、THE FRONTについては今後発表される。TOWER1階には東京駅方面と日本橋方面を結ぶ貫通通路を設け、屋内広場「檜物町スクエア」ではイベント開催も計画されている。八重洲地下街や周辺商業施設と連動することで、八重洲一帯は国内有数の大規模商業ゾーンへと成長する見通しだ。
バスターミナル 2026年3月に第2期エリア開業
TOWER地下階には、UR都市機構と一体で整備される「バスターミナル東京八重洲」の第2期エリアが2026年3月20日に開業する。国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着し、将来的には周辺再開発と合わせて国内最大級規模の高速バスターミナルを形成する。八重洲地下街から同一フロアでアクセス可能とするなど、利用者の利便性向上も図られる。
劇場・カンファレンス 東京駅前初の段床型劇場
TOWER3~6階には、約800人を収容可能な段床型劇場をはじめ、展示会や講演会に対応するホール、会議室を備えた劇場・カンファレンス施設を整備する。演劇やミュージカル、音楽ライブなど多彩な催事を誘致し、東京駅周辺で不足していたエンターテインメント機能を補完する文化発信拠点となる。開業時期は今後発表される予定だ。
オフィス ウェルビーイング重視の次世代ワークプレイス
オフィスフロアでは、働く人の健康性や心理的充足を重視したウェルビーイング志向の空間を展開する。TOWER41階には東京湾を望む「YAESU SKY LOUNGE」を整備し、温泉ミスト体験や瞑想・仮眠プログラムなどを提供する。13階には共用スペース「Wab.」を設け、食や交流、集中・リラックスを支援する多彩な機能を導入する。さらに、10階と41階にはフレキシブルオフィス「EXEVIA TOKYO YAESU」を2026年3月に開業予定で、多様な働き方に対応する。
医療施設 先進健診機能を備えた都市型拠点
TOWER6・7階には「日本医科大学八重洲健診ステーション」を2026年6月30日に開設予定だ。PET検査など先進医療機器を活用した健診機能を備え、日本医科大学付属病院との連携による高度医療サービスを提供する。外国語対応や災害時の医療連携も視野に入れ、都市型健診拠点として幅広いニーズに応える。
東京建物は今後、2026年3月のTOWER竣工、7月の商業テナント発表、秋の開業前内覧会などを予定しており、TOFROM YAESUを人と価値が集まり、国内外へ発信される新たな都市拠点として本格稼働させる方針だ。
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編集:小田菜々香


















































