ロンドン発のコンシューマーテック企業Nothingは、最新のコミュニティ投資ラウンドにおいて、5,000人の新規投資家を迎え、目標を上回る800万ドル(1ドル=155円換算で約12億4,000万円)を超える資金調達を達成したと発表した。これにより、同社の企業評価額は13億ドル(約1,950億円)に到達している。
Nothingは創業以来、ユーザーコミュニティとともに成長してきた企業であり、今回の投資ラウンドでも、製品や企業活動に対して率直なフィードバックを寄せるコミュニティを重要なパートナーとして位置付けている。今回のラウンドでは、評価額13億ドルで投資できる機会をコミュニティに提供し、AIネイティブなコンシューマーテクノロジーの未来を共に形づくる場とした。
コミュニティ投資ラウンドは12月10日に先行アクセスが公開され、短期間で大きな反響を呼んだ。新たに参加した投資家は、Nothingが停滞するスマートフォン業界に新たな高揚感をもたらそうとする成長局面での参画となる。Nothingのファン・コミュニティによる累計投資額は、これまでに1,600万ドル(約24億8,000万円)を超えている。
同社は、コミュニティとともに、2026年にローンチ予定の次世代AIネイティブOSおよびデバイスの実現を目指すとしている。今回のコミュニティ投資ラウンドは、2025年9月に実施された2億ドル(約300億円)規模のシリーズC資金調達に続くもので、Tiger Global、GV、Highland Europe、EQT、Qualcomm Venturesなどの機関投資家が同ラウンドを主導した。
最新のコミュニティ投資ラウンドは、CrowdcubeおよびWefunder上で実施され、12月11日より一般公開された。Nothingは、コミュニティへの強いコミットメントと、AIネイティブ時代の新しいコンシューマーテクノロジーを実現するための基盤づくりが評価され、予想を上回る資金調達につながったとしている。
NothingのCEO兼創業者であるカール・ペイ氏は、「創業当初から、私たちは『オープンさ・創造性・コラボレーション』を軸としたグローバルテック企業を築くことを目指してきました。今回の投資ラウンドは単なる資金調達ではなく、コミュニティへのコミットメントを体現し、彼らをNothingの成長のジャーニーに迎え入れるためのものでした」と述べた。その上で、「新たに参加したメンバーは、Nothingがこれまで築き上げてきたことへの深い信頼と、現在の勢いを雄弁に物語っています。コミュニティとともに新たなマイルストーンを達成し、AIネイティブなコンシューマーテックの未来を形づくっていきます」とコメントしている。
Nothingは、「テクノロジーをもっと楽しくし、人間の創造性を刺激する」ことをミッションに掲げるロンドン発のコンシューマーテクノロジーブランド。2022年に初のスマートフォンを発売して以降、スマートフォンおよびコンシューマーオーディオ領域において世界でも最も速い成長を遂げるブランドの一つとなり、過去10年間で誕生した唯一の新興スマートフォン企業としてグローバル市場に定着している。透明なデザインを象徴とする製品群を通じ、「見た目」「音」「使い心地」のすべてにおいて、テクノロジーをよりパーソナルで楽しい存在へと再定義することを目指している。
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版X:@stormmedia_jp (関連記事: Nothing、福袋は「富士・鷹・なすび」!1月2日正午発売、CMF製品のセールも | 関連記事をもっと読む )
編集:小田菜々香


















































