トップ ニュース 【C107】冬コミ最終日、工事の制約越え世界72カ国からファン集結 50周年の節目、初日で15万人動員
【C107】冬コミ最終日、工事の制約越え世界72カ国からファン集結 50周年の節目、初日で15万人動員 50周年の節目を迎えた冬コミ(C107)。会場工事による規模縮小の制約がありながらも、世界72カ国からファンが集結し、初日だけで15万人を動員する盛況となった。(写真/コミックマーケット準備会提供)
国内最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット107」(C107)が31日、東京ビッグサイトで最終日を迎えた。1975年の初開催から50周年という大きな節目となった今回は、東展示棟の一部で大規模改修工事が行われている制約の中での開催となったが、初日の30日だけで15万人が来場。世界72カ国・地域から愛好家が集まるなど、国際色豊かな盛り上がりを見せている。
コミックマーケット準備会の発表によると、初日の来場者数は前回の夏開催(C106)から3万人増の15万人となり、昨年の冬開催(C105)と同水準まで回復した。会場では人気アニメやソーシャルゲーム、VTuberなどを中心とした約1万2000のサークルが出展し、50周年を記念した特別展示やグッズ販売も盛況となった。
また、コスプレエリアでは3年ぶりに「庭園」が開放されたほか、近隣のTFTホールにも更衣室が設けられるなど、混雑緩和と交流の場の拡充が図られている。
今回の開催では、東展示棟1〜3ホールが改修工事で使用できないため、サークル配置数は2日間合計で約2万3700スペースと、昨冬に比べて約6000スペース減少した。しかし、サークル参加の申込数はコロナ禍以降で最多となる3万件を超えており、主催側は東8ホールを新たに活用するなどして当選枠の確保に尽力した形だ。
なお、イベントの開催に先立ち、準備会は報道機関などに対し、「コミックマーケット」等の名称が登録商標であることを改めて周知する声明を発表した。近年、海外の類似イベントを紹介する際に「中国版コミケ」といった表現が散見される現状を受け、誤解を招く表現を避けるよう求めている。
■開催実績(12月30日・初日)
会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)東4~8・西1~4・南1~4ホール・TFT他
来場者数:15万人
コスプレ登録者数:男性 2,643人、女性 5,068人
サークル数:約12,000スペース
出展企業数:108社
参加国と地域:72以上(準備会国際部および海外用チケット集計)
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