2026年の幕開けを飾る一大イベント「台北最HIGH新年城2026(ニューイヤーパーティー)」が、まもなく信義計画区(台北101周辺エリア)で開催される。
今回の年越しは平日の帰宅ラッシュと重なるため、人流と車流の激しい混雑が予想される。台北市政府交通局は、完全な交通規制および輸送計画を早期に発表した。大晦日を楽しく過ごすためには、自家用車での来場を避け、MRT(地下鉄)やバス、シャトルバスを賢く利用することが鍵となる。
信義エリアで3段階の道路封鎖、翌朝3時まで規制
台北市はイベントに合わせ、2025年12月31日19時から2026年1月1日午前3時まで、信義計画区および周辺道路で3段階の交通規制を実施し、車両の出入りを制限する。
交通管制処によると、当日は午後から顕著な交通混雑が予想され、渋滞は年越し後まで続く恐れがあるという。
●渋滞警戒エリア:基隆路、市民大道、忠孝東路、仁愛路、信義路、光復南路、敦化北路、八德路、辛亥路など。
●高架・橋梁:市民高架、建国高架、信義快速道路、環東大道などの主要幹線も交通量が激増するため、早めの迂回が推奨される。

「市政府バスターミナル」は全面閉鎖
人混みへの対策として、市政府駅に直結するバスターミナル「市政府バスターミナル」は、12月31日19時から翌朝5時まで全面的に閉鎖される。 この期間はターミナル内への立ち入りができず、長距離バス(国道客運)の乗降も中止となる。
また、市府転運站の地下駐車場も19時から車両の出入りが禁止されるほか、2階デッキや百貨店との連絡通路も順次封鎖されるため、現地の案内に注意が必要だ。


駐車場は「出るのも不可」に、早めの規制開始
自家用車利用者は特に注意が必要だ。12月31日午前9時から翌朝3時まで、信義計画区周辺(光復南路以東、忠孝東路以南、松徳路、松仁路、信義路、莊敬路で囲まれたエリア)では広範囲にわたり駐車規制が実施される。
●台北ドーム(大巨蛋)地下駐車場:18時から進入禁止。
●エリア内駐車場:19時以降は「出場のみ可(進入不可)」となり、20時から22時にかけて順次「出場も不可」となる。
注意:規制時間内(22時頃~翌3時)に駐車場に残ってしまった車両は、交通規制が解除される2026年1月1日午前3時まで出庫できなくなるため、十分に注意されたい。
帰宅用シャトルバス3路線+ドーム無料バス、MRT優待も
イベント終了後の帰宅客を輸送するため、台北市公共運輸処は3ルートのシャトルバス(散場接駁公車)を運行する。
運行時間:1月1日午前0時から1時30分まで
ルート:
- MRT忠孝新生駅行き
- 公館/六張犁駅行き
- 木柵、景美、深坑方面行き
また、台北ドーム(大巨蛋)からも無料シャトルバスが運行され、12月31日22時30分からMRT南京三民駅まで輸送を行う。
さらに台北MRT(捷運)は特別優待を実施。大晦日の22時30分から翌朝6時まで、「南京三民駅」または「台北小巨蛋(台北アリーナ)駅」から乗車して松山新店線を利用する場合、その乗車分が無料となる。

台北市政府の呼びかけ「歩けるなら徒歩で」
交通局は、「イベント終了後は極度の混雑となり、MRTやバスの輸送力にも限界がある。徒歩で帰宅可能な距離に住んでいる場合は、長い待ち時間や渋滞を避けるためにも徒歩での帰宅を勧める」と呼びかけている。
花火やライブを楽しみ、2026年の最初の夜をイライラせずに最高の思い出にするためにも、事前の交通ルート確認が不可欠だ。
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編集:梅木奈実

















































