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「日本のあの果物」が台湾で爆売れ!輸入量2.3万トン、台湾だけで750万個販売へ 青森産が圧倒的人気 台湾のスーパー最大手「全聯福利中心(PX Mart)」における今年の青森リンゴ販売は、数量・売上ともに前年同期比で2桁成長を記録し、絶好調だ。今シーズンの販売数は750万個を突破する見込み。(写真はイメージ/Pexels)
日本最大のリンゴ産地である青森県が、苗木の植栽から150周年という記念すべき節目を迎えた。台湾で「最もリンゴを売る小売チェーン」として知られるスーパー最大手「全聯福利中心(PX Mart)」では現在、大規模なプロモーションイベントが開催されており、リンゴ全体の売上は前年比10%増が見込まれている。台湾で絶大な人気を誇る「サンふじ」などの品種も期間限定価格で提供され、活況を呈している。
日本の「リンゴ王国」、青森県が全国シェアの過半数を占める 「日本のリンゴ王国」としての名声をほしいままにする青森県は、日本国内のリンゴ生産量の半分以上を占める。その圧倒的な優位性は、冷涼で四季がはっきりとした気候、大きな昼夜の寒暖差、そして豊富な日照量といった恵まれた自然条件にある。これらが、青森リンゴ特有の芳醇な香りとジューシーな食感を生み出している。
さらに重要なのは、150年にわたり受け継がれてきた農家の卓越した栽培技術だ。丁寧な「摘花・摘果」作業によって、大玉で濃厚な味わいの最高級リンゴが育まれ、日本一の座を不動のものにしている。
台湾スーパー最大手「全聯」、年間750万個販売へ 台湾全土に店舗を展開するスーパーマーケット「全聯福利中心 (PX Mart) 」は、2018年に生鮮食品の取り扱いを強化して以来、青森リンゴの販売に注力し、瞬く間に台湾最大の販売チャネルへと成長した。公式データによると、今年の青森リンゴの販売トン数と売上高は、いずれも前年同期比で2桁成長を記録している。同社は、今シーズンの販売数が過去最高となる750万個を突破すると予測している。
記者会見に出席した青森県の代表者は、台湾消費者からの熱烈な支持に謝意を表した。数字はその愛を如実に物語っている。2024年の青森県のリンゴ総生産量は約37万トン、そのうち輸出総量は約3万トンだが、驚くべきことにその7割以上にあたる約2.3万トンが台湾向けである。このデータは、台湾消費者の青森リンゴに対する偏愛ぶりを証明している。
鮮度の秘訣 産地から店頭までわずか10日 全聯グループは強力な調達力を活かし、グループの貿易部門を通じて日本の選果場から直接輸入を行っている。これにより「産地トレーサビリティ」「食の安全」「安定供給」「価格の安定」という4つの特徴を確保している。
すべての青森リンゴは、日本の職人と契約農家によって丹精込めて育てられ、ハイテク機器と人の目による二重の選別を経て出荷される。特に選果プロセスでは、光センサー選果機を用いて糖度と着色度を厳密に測定し、ランク分けが行われる。
台湾人が愛する3大品種とキャンペーン情報 「全聯福利中心 (PX Mart) 」 の内部統計によると、昨年の青森リンゴ売れ筋トップ3は「サンふじ」「王林」「トキ」で、これら3品種だけで総販売数の半分以上を占めた。
青森リンゴ植栽150周年を記念し、全聯および大型店舗「大潤発(RT-MART)」では以下のキャンペーンを実施している。
●サンふじ(台湾人気No.1): 丸みを帯びた形状で、切ると魅力的な「蜜入り」が見られることが多い。甘みと歯ごたえのバランスが良く、台湾で最も愛されている品種。12月18日まで各サイズが特別価格で販売中。● 王林(リンゴ界の王様): 黄緑色の果皮が特徴。果肉は緻密で果汁が多く、強い甘みが特徴。「リンゴ界の王様」の愛称で親しまれている。こちらも12月18日まで割引価格で購入可能。
さらに、150周年を祝して、大型店舗では独自の抽選イベントも実施中。指定のSNS投稿ミッションをクリアすると、抽選で100名に市場価格500台湾ドル(約2500円)相当の「青森リンゴ6個入りギフトボックス」が当たるチャンスがある。
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