第76回NHK紅白歌合戦、全貌判明 SNS発の次世代スターから伝説の歌姫まで「放送100年」をつなぐ一大音楽絵巻

第76回NHK紅白歌合戦は、大阪・関西万博クリエイティブディレクター・引地耕太氏が手がけた新キービジュアル。第76回紅白は、初出場10組を含む計37組が出場する。(写真/NHK広報局提供)
第76回NHK紅白歌合戦は、大阪・関西万博クリエイティブディレクター・引地耕太氏が手がけた新キービジュアル。第76回紅白は、初出場10組を含む計37組が出場する。(写真/NHK広報局提供)

NHKは2025年12月31日、今夜19時20分より放送される『第76回NHK紅白歌合戦』のタイムテーブルおよび全曲順、さらに追加のゲスト出演者を正式に発表した。 放送100年の節目となる今年のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。Mrs. GREEN APPLEがトップバッターと大トリの双方を務めるという史上稀に見る構成や、次期連続テレビ小説『あんぱん』との連動企画、アニバーサリーイヤーを迎えるアーティストたちのスペシャルメドレーなど、新旧の音楽シーンを網羅した多彩なステージが展開される。

Mrs. GREEN APPLEが異例のトップ&大トリ

今年最大の見どころとして特筆すべきは、人気ロックバンドMrs. GREEN APPLEの異例の起用である。彼らは番組冒頭の「放送100年 紅白スペシャルメドレー」で「夢であいましょう」を披露してトップバッターを務めるだけでなく、白組のトリおよび番組全体の大トリとして「GOOD DAY」を歌唱するという重責を担う。

19時20分からの前半戦は、このスペシャルメドレーで華やかに幕を開け、King & Princeや郷ひろみらが「ひょっこりひょうたん島」を、幾田りらとPerfumeが「春よ、来い」を歌い継ぐほか、ILLIT、&TEAM、Number_i、BE:FIRSTらが「パプリカ」を披露するなど、放送史に残る名曲を現行のトップアーティストたちが繋いでいく。前半にはこのほか、氷川きよしが「愛燦燦」を、堺正章がザッツ・エンターテインメント・メドレーとして「さらば恋人」などを披露し、ゲストにRockon Social Clubを迎える豪華ステージも予定されている。

SNSを席巻した次世代スターたちも躍動

前半戦では、SNSを中心に大きな話題を呼んだフレッシュな顔ぶれも見逃せない。FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」やCANDY TUNEの「倍倍FIGHT!」、M!LKの「イイじゃん」といった、Z世代・α世代に支持されるアイドルたちが紅白の舞台に初々しい風を吹き込む。

第76回NHK紅白歌合戦で連続テレビ小説「あんぱん」スペシャルステージ開催、今田美桜とアンパンマンの仲間たちが共演。NHK
第76回NHK紅白歌合戦で、連続テレビ小説『あんぱん』スペシャルステージでは、ヒロインの今田美桜とアンパンマンの仲間たちが夢の共演を果たす。(写真/NHK提供

後半はアニバーサリーイヤーを迎えるアーティストたちのステージが目白押しだ。結成20周年のRADWIMPSは「賜物」「正解」を含むスペシャルメドレーを、同じく20周年のAKB48は「フライングゲット」や「ヘビーローテーション」などのヒットメドレーを披露する。 (関連記事: 第76回NHK紅白歌合戦の曲順発表 関連記事をもっと読む

​吉村崇ら芸人軍団参戦、豪華ナレーター陣も決定

​さらに後半戦の注目ポイントとして、今年デビュー40周年を迎え27年ぶりの出場となるTUBEのステージに、平成ノブシコブシの吉村崇が緊急参戦することが新たに決定した。 吉村は2023年の紅白でも浅草からの中継で会場を沸かせた「お祭り男」。今回はアルコ&ピースの二人や、とにかく明るい安村、さらには他の出場歌手らと共に「紅白 夏の王様メドレー」に参加し、真冬のNHKホールを一気に「夏」の色へと塗り替える。

福山雅治と稲葉浩志が初共演、NHK紅白で「木星」テレビ初披露へ。NHK
福山雅治と稲葉浩志が奇跡の初共演。紅白のステージで、コラボ楽曲「木星」をテレビ初披露する。(写真/NHK提供
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