26年「幸福都市」、コペンハーゲン首位 台湾・新北と台北もランクイン

最新の「2026年幸福都市指数」によれば、世界で最も住みやすく幸福度の高い都市は、デンマークの首都コペンハーゲンが再び高水準で首位に立った。また、台湾の新北市と台北市もそれぞれ44位と46位となり、ともに世界トップ50入りを果たした。(写真/洪煜勛撮影)
最新の「2026年幸福都市指数」によれば、世界で最も住みやすく幸福度の高い都市は、デンマークの首都コペンハーゲンが再び高水準で首位に立った。また、台湾の新北市と台北市もそれぞれ44位と46位となり、ともに世界トップ50入りを果たした。(写真/洪煜勛撮影)

「幸福な都市」の定義とは何だろうか。美しい環境や快適な気候か、それとも経済発展や交通の利便性だろうか。最新の「2026年幸福都市指数(Happy City Index 2026)」によると、世界で最も住みやすく、幸福度が高い都市の首位には、デンマークの首都コペンハーゲンが再び高得点で選ばれた。2位はフィンランドのヘルシンキ、3位はスイスのジュネーブが続き、北欧および欧州の都市が生活の質、社会福祉、都市ガバナンスの面で引き続き優位に立っていることが浮き彫りになった。一方、アジアでは日本の東京が最も高い評価を得て世界5位にランクインしたほか、台湾の新北市と台北市もそれぞれ44位と46位に入り、トップ50入りを果たした。

26年世界幸福都市ランキングが発表、台湾からは2都市がトップ50入り

オンラインメディア「ビジュアル・キャピタリスト(Visual Capitalist)」がまとめた「2026年幸福都市指数」によると、今回の調査は世界の人口10万人以上の都市を対象に実施された。都市ガバナンス、経済発展、交通インフラ、環境の質、医療・健康、住民の福祉など多岐にわたる64の指標に基づいて総合的な分析が行われ、各都市における住民の生活の質や全体的な幸福度が評価されている。

2026 世界幸福都市トップ50ランキングThe World's Happiest Cities
順位 (Rank)都市 (City)地域 (Region)総合スコア (Total Points)
1コペンハーゲン (Copenhagen)欧州 Europe6,954
2ヘルシンキ (Helsinki)欧州 Europe6,919
3ジュネーブ (Geneva)欧州 Europe6,882
4ウプサラ (Uppsala)欧州 Europe6,846
5東京 (Tokyo)アジア Asia6,788
6トロンハイム (Trondheim)欧州 Europe6,755
7ベルン (Bern)欧州 Europe6,746
8マルメ (Malmö)欧州 Europe6,705
9ミュンヘン (Munich)欧州 Europe6,691
10オーフス (Aarhus)欧州 Europe6,685
11チューリッヒ (Zurich)欧州 Europe6,683
12バルセロナ (Barcelona)欧州 Europe6,668
13エスポー (Espoo)欧州 Europe6,668
14オスロ (Oslo)欧州 Europe6,623
15ハーグ (The Hague)欧州 Europe6,563
16バララット (Ballarat)オセアニア Oceania6,546
17オールボー (Aalborg)欧州 Europe6,538
18横浜 (Yokohama)アジア Asia6,526
19ルガーノ (Lugano)欧州 Europe6,521
20レイキャビク (Reykjavik)欧州 Europe6,514
21ヨンショーピング (Jönköping)欧州 Europe6,514
22シンガポール (Singapore)アジア Asia6,504
23グルノーブル (Grenoble)欧州 Europe6,502
24シュトゥットガルト (Stuttgart)欧州 Europe6,502
25パリ (Paris)欧州 Europe6,493
26ソウル (Seoul)アジア Asia6,487
27ブレーメン (Bremen)欧州 Europe6,482
28ストックホルム (Stockholm)欧州 Europe6,479
29ライデン (Leiden)欧州 Europe6,477
30アントワープ (Antwerp)欧州 Europe6,475
31ベルゲン (Bergen)欧州 Europe6,473
32ワルシャワ (Warsaw)欧州 Europe6,473
33ウィーン (Vienna)欧州 Europe6,461
34ナイメーヘン (Nijmegen)欧州 Europe6,459
35メイトランド (Maitland)オセアニア Oceania6,453
36ベルリン (Berlin)欧州 Europe6,435
37スタヴァンゲル (Stavanger)欧州 Europe6,432
38ヨーテボリ (Gothenburg)欧州 Europe6,427
39バンクーバー (Vancouver)北米 N. America6,426
40クラーゲンフルト (Klagenfurt)欧州 Europe6,420
41トゥルク (Turku)欧州 Europe6,411
42ヘント (Ghent)欧州 Europe6,408
43アムステルダム (Amsterdam)欧州 Europe6,402
44新北 (New Taipei City)アジア Asia6,400
45サンフランシスコ (San Francisco)北米 N. America6,395
46台北 (Taipei City)アジア Asia6,383
47エディンバラ (Edinburgh)欧州 Europe6,379
48ロンドン (London)欧州 Europe6,366
49仁川 (Incheon)アジア Asia6,362
50ケンブリッジ (Cambridge)欧州 Europe6,358
データ出所:Happy City Index 2026 / Visual Capitalist / Voronoi.

欧州の都市がランキングを席巻、北欧勢は長年上位を維持

ランキングの結果を見ると、欧州の都市が上位をほぼ独占している。トップ50のうち39都市が欧州から選出されており、中でも北欧諸国の躍進が際立っている。6954点を獲得し首位に立ったコペンハーゲンに加え、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーなどの複数都市が上位に名を連ねた。分析によれば、欧州諸国は長年にわたり公共インフラや社会福祉制度に投資しており、安全性や利便性、ワークライフバランスなどの項目で特に優れた成果を上げている。とりわけ北欧の都市は、医療資源、公共交通、環境の質、緑地計画、社会の安全などの面で持続的に高い水準を維持しており、これが世界幸福都市ランキングで長年上位を確保している要因だと指摘されている。

一方で、ロンドンやパリといった国際的な大都市は、依然として重要な経済・文化の中心地であるものの、住宅価格の高騰や生活コストの圧迫が全体的な幸福度のスコアに影響を及ぼしていることが明らかになった。

東京がアジア圏で首位を確保、台湾の2都市も交通・医療機能が評価され50傑入り

アジア圏においては、東京が揺るぎない首位の座を確保した。報告書は、東京が交通の利便性、公共の安全、医療インフラなどの項目で極めて高い評価を得ており、これがアジア最高位の要因となったと指摘している。東京のほかにも、日本の横浜が世界18位につけたほか、シンガポールが22位、韓国のソウルが26位にランクインした。台湾勢については、新北市と台北市がそれぞれ44位と46位に入り、見事トップ50入りを果たした。これは両都市が交通や医療を含む全体的な生活機能において、高い国際競争力を備えていることを示している。

北米地域に関して言えば、今回トップ50に入ったのはカナダのバンクーバーと米国のサンフランシスコのみであった。バンクーバーは緑地計画、環境の質、医療資源の面で目覚ましい結果を残し39位にランクインした。一方、サンフランシスコは45位となり、技術革新や公共交通の分野で優位性を持つものの、住宅価格の高騰や貧富の格差といった問題が全体的な幸福度を押し下げる要因になったとみられている。

編集:柄澤南

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