車いすテニスのウィンブルドン選手権女子シングルスで初優勝を果たし、四大大会(グランドスラム)とパラリンピックの全タイトルを制する「生涯ゴールデンスラム」を達成した上地結衣選手が2026年7月17日、日本記者クラブでの記者会見に臨んだ
女子の車いすテニス界において史上2人目となるこの偉業を成し遂げた上地選手は、ダブルスとの2冠を達成して帰国したばかりの過密スケジュールのなか、これまでの歩みや周囲への感謝、そして次なる目標について実感を込めて語った
生涯ゴールデンスラムまでの歩み
1994年兵庫県生まれの上地選手は、先天性の潜在性二分脊椎症により幼少期から車いす生活を送り、10歳から車いすテニスを始めた
パラリンピックでもリオ大会での銅メダル、東京大会での銀メダル、そして2024年パリ大会でのシングルス・ダブルス双方での銀メダルと第一線で活躍を続けてきたが、唯一残されていたのがウィンブルドンのシングルスタイトルであった
上地選手にとって芝のグラスコートは車いすテニスにおいて最も苦戦するサーフェスであり、10度目の挑戦での悲願達成となった
宿敵を圧倒、次の目標へ
決勝では、過去の対戦成績が20勝49敗と大きく負け越しており、パラリンピックなどで高い壁として立ちはだかってきたオランダのディーデ・デフロート選手と対戦した
これまでの数年間、特化して練習してきたサーブの成果を見せ、自分のサービスゲームで試合を終わらせることを後半は強く意識していた」と振り返った
全ての主要タイトルを獲得した上地選手だが、燃え尽き症候群のような気持ちの変化はなく、すでに「この戦い方を他のサーフェスでも再現するためにはどうすべきか」と次を見据えている
今シーズンはさらに全米オープン、そして名古屋で開催されるアジアパラ大会が控えており、まずは心身をリフレッシュさせた上で、新たな気持ちで準備を進めていく意向だ
会見の最後、日本記者クラブに提出する記念の揮毫(きごう)として「感謝」の言葉を選んだ上地選手は、「どの場面でも本当に人に恵まれている。自分がこうして世界で戦えているのは多くの出会いとサポートがあったからこそ。この成績に満足することなく、これからも感謝の気持ちを持ち続け、この先の競技を高めていきたい」と締めくくった
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編集:小田菜々香
















































