台北市万華区の西門町で営業していたトレーディングカード専門店「小羊卡牌社」が、事前の告知や説明がないまま突然営業を停止し、経営者の鄭揚誉氏と連絡が取れなくなっていることが分かった。
同店は「ポケモンカードゲーム」をはじめとする人気トレーディングカードを取り扱い、高額商品の事前予約や委託販売、買い取りなどを手掛け、多くのプレイヤーやコレクターが利用していた。
被害者グループに4500人超 被害総額は3億台湾ドル超か
報道や関係者の証言によると、店舗の閉鎖と経営者との連絡が途絶えたことが明らかになった後、消費者や取引先らがオンライン上に設けた被害者グループには、すでに4500人以上が参加している。
これまでに寄せられた被害報告などを基にした暫定的な試算では、返還されていない預かり金や未納の商品などを合わせた被害総額は、3億台湾ドル(約14億円)を超える可能性があるという。台湾のトレーディングカード業界で、過去最大規模のトラブルに発展する恐れもある。
消費者保護官が現地確認 検察も詐欺などの疑いで捜査
台北市法務局の消費者保護官は3日、同社の登記上の所在地を訪れて現地を確認した。しかし、店舗の入り口は閉ざされ、営業している様子はなかった。店内の設備や商品が残されているかどうかは確認できなかった。
これまでに、給与が支払われていない従業員や、前金を支払ったものの商品を受け取っていない消費者ら少なくとも6人が、警察に被害を申告している。
台北地方検察署は詐欺などの疑いで捜査を開始し、経営者の所在や事件の経緯を調べている。
台北市、取引記録などの保管を呼びかけ
台北市経済発展局と消費者保護官室は、今後の損害賠償請求や法的手続きに備え、被害者に証拠を保管するよう呼びかけている。
購入証明書や銀行振込、電子決済の履歴、SNSやメッセージアプリでのやり取りを記録した画像、商品の予約伝票や受領書など、取引の事実を確認できる資料を残しておく必要があるとしている。
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編集:梅木奈実















































