台湾の中央気象署は3日、高温情報を発表した。太平洋高気圧の影響で各地は厳しい暑さとなり、台北市や新北市など10県市が高温への警戒対象となった。地域によっては最高気温が36度を超え、38度前後に達する可能性もある。
一方、中央大学大気科学系の兼任副教授、呉徳栄氏は、台風13号(ドルフィン、台湾では「白海豚」と表記)が琉球方面に向かっており、7日から台風の外側の環流が台湾に影響し始めるとの見方を示した。
予測期間の後半ほど進路の不確実性は大きくなるものの、台風の強風域が台湾北部海域に及ぶ確率は約40%とされており、今後の動向を引き続き注視する必要がある。
台湾の10県市に高温情報 台北、新北、桃園は36度以上が続く恐れ
中央気象署が3日に発表した高温情報によると、台北市、新北市、桃園市はオレンジ色の警戒レベルとなり、36度以上の高温が連日続く可能性がある。
新竹県、彰化県、雲林県、台南市、高雄市、屏東県、花蓮県には黄色の警戒情報が出され、36度以上の高温に注意するよう呼びかけている。
3、4日は太平洋高気圧に覆われ、各地で晴れて厳しい暑さとなる。台湾では最高気温が38度に達する地点もある見込みで、熱中症や強い日差しへの注意が必要だ。
午後は中南部の山地を中心に、局地的なにわか雨が降る可能性がある。
大型の台風13号、台湾北部海域に強風域が及ぶ確率40%
中央気象署の観測によると、台風13号は3日午前2時現在、台湾最南端の鵝鑾鼻から東へ2940キロ離れた海上にあり、時速21キロで西北西へ進んでいる。
中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は毎秒45メートル。平均風速約14メートル以上の強風域は、中心から平均半径320キロに及んでいる。台湾の分類では、大型の中度台風に当たる。
呉氏は気象情報サイト「洩天機教室」のコラムで、台風13号は緩やかに勢力を弱める傾向にあるものの、依然として規模の大きい台風だと指摘した。
今後5日間は琉球付近の海域に向かうとみられる。一方、欧州中期予報センターのアンサンブル予報では、5日後になると進路予測のばらつきが大きくなり、不確実性も高まっている。
アンサンブル平均では、台風は東シナ海南部を通過した後、中国浙江省に上陸する進路が示されている。
強風域が東シナ海南部に及ぶ確率は約50%、台湾北部海域は約40%、台湾の陸地は約20%とされる。
これらは台風中心の接近や上陸の確率ではなく、台湾の中央気象署が定める強風域が各地域に及ぶ可能性を示したものだ。
呉氏は、台風の規模が大きいうえ、台湾付近に近づいた段階で進路が変化する可能性があるとして、引き続き注意深く観察する必要があると指摘した。
今後1週間の台湾の天気
8月3~4日 晴れて厳しい暑さ
太平洋高気圧の影響で、各地はおおむね晴れて厳しい暑さとなる。日差しや熱中症への対策が必要だ。
午後は中南部の山地で、局地的なにわか雨が降る可能性がある。
8月5~6日 北東の風が強まる
台湾周辺では北東の風が強まり、風上となる基隆市周辺の北海岸や北部の山地では、局地的なにわか雨が降る見込みだ。
午後は山地で局地的な雷雨が発生し、一部の平地まで雨の範囲が広がる可能性がある。
8月7~9日 台風の外側の環流が影響
台風13号は台湾北部海域を通過し、中国方面へ進む可能性がある。外側の環流の影響により、7日は台湾北部で局地的なにわか雨が降り始める見込みだ。
8、9日は西側の地域で局地的なにわか雨となり、各地で風が強まる。北部と東側の地域では、気温が高くなる可能性がある。
8月10~12日 南西の風に変わり、午後は雷雨も
台風が遠ざかった後、台湾周辺では南西の風が吹く。
風上となる中南部、特に南西部では局地的なにわか雨が降る。その他の地域は雲が多いながらも晴れ間が出る見込みだ。
ただ、大気の状態は不安定で、午後は局地的な雷雨が発生しやすい状態が続く。
台湾ニュースをもっと深く⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp
(関連記事:
猛烈な台風13号(ドルフィン)が急発達 最大瞬間風速80メートル、進路は琉球・九州方面か 台湾への影響は限定的
|
関連記事をもっと読む
)
編集:梅木奈実


















































