株式会社KADOKAWAは、プロの漫画家を目指す世界中のクリエイターを発掘・支援する日本最大級の国際漫画賞、第1回「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」の授賞式を2026年9月7日、東京・神楽座で開催した。
世界118の国と地域から寄せられた1959作品の中から選ばれた受賞者6組が登壇し、台湾出身のクリエイター2組がワードレス漫画部門で金賞と銅賞を受賞する快挙を達成した。
台湾勢がワードレス漫画部門で金賞・銅賞
ワードレス漫画部門で金賞に輝いたのは、台湾出身のEli Linによる作品『Cells Within the Body.』。同部門の銅賞には、同じく台湾出身のMurJiによる『ひとくじ』が選ばれた。
授賞式当日の囲み取材に応じたEli Linは、コンテストへの応募理由について、受賞者に編集者からのサポートを受けられる貴重な機会が用意されている点に惹かれたと説明した。
また、今回の受賞を機に、台湾国内だけでなく、日本や世界中の読者に楽しんでもらえる漫画を描いていきたいと、今後の創作活動への意欲を語った。
Eli LinとMurJiが語った漫画への思い
授賞式のスピーチでEli Linは、数年前に台湾文化部から支援を受けたことをきっかけに、一般の会社員から漫画家という新たな道が開かれた経緯を振り返った。
その上で、今回の受賞が作品を言語や地域を越えて多くの人々に届ける契機になったとし、今後も精一杯創作に励み、より多くの物語を届けていきたいと述べた。
また、銅賞を受賞したMurJiは、自身の作品が見いだされたことへの喜びを示し、かつて自分が読んだ漫画のように、疲れた時や悲しい時に笑って一息つけるような、読者の心に寄り添う温かい作品を描き続けたいと語った。
「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」世界118の国と地域から1959作品
本コンテストは、2024年に開催された「ワードレス漫画コンテスト」を前身とし、今回はセリフのある「漫画部門」を新設して規模を大幅に拡大して実施された。
漫画部門では、ベトナム出身のSyo.Eraが金賞、フランス出身の漫画制作ユニット・Shinamoriが銀賞、スイス出身の2AM Productionsが銅賞を獲得。ワードレス漫画部門の銀賞には、ベトナム出身のLight Comic Studioが選ばれた。
現在、各受賞者は担当編集者と次回作の制作に向けた協議を進めている。会場に同席した編集者も、日本の漫画制作のノウハウを共有しながら作家の個性を引き出し、世界に向けた可能性を追求していく姿勢を示した。
第2回「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」開催も発表
授賞式では主催者を代表し、KADOKAWAコミック・ライトノベル事業グループ担当執行役員の渡辺啓之が挨拶し、受賞作品の技術力や独自性を高く評価したほか、執行役Chief Global Officerの泉水敬から受賞者にトロフィーが授与された。
また、海外マンガ編集部編集長の瀬川昇は、激戦を制した受賞者たちが持つ固有のオリジナリティを称賛し、日本という新たな舞台での飛躍に期待を寄せた。
式の最後には泉水執行役より、2026年9月7日から2027年2月28日まで応募を受け付ける第2回「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」の開催が正式に発表された。
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編集:梅木奈実


















































