NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の舞台として注目を集める島根県松江市が、6月の梅雨の時期を旅のベストシーズンに変える独自の地域振興を展開している
梅雨を魅力に変える「縁雫観光月間」
松江市はこの気候を逆手に取り、地元の女子高生達が名付けた「縁雫(えにしずく)」という言葉を軸に、2010年から事業化を進めてきた
雨の日の松江では、五感が潤う特別なリトリート旅として4つのストーリーを提案している
抹茶や縁占い、民藝で楽しむ雨の日の松江旅
第2章の「味わう」では、国宝松江城のそばにある「松江歴史館」内の茶屋「喫茶きはる」にて、雨で緑がひと際濃くなった約百坪の枯山水庭園を眺めながら、松平不昧公の茶の心を今に伝える抹茶と上生菓子セットを味わう贅沢な時間を過ごせる
第3章の「出会う」では、出雲神話の聖地である八重垣神社の境内奥にある「鏡の池」にて、雨紋が広がる幻想的な水面に占い用紙を浮かべる「縁占い」が体験できる
第4章の「持ち帰る」では、玉造温泉近くで出雲の民藝を牽引してきた名窯の「湯町窯」を訪れ、特有の黄色い「黄流し」や青が美しいモダンな器を選び、暮らしに溶け込む旅の記憶として持ち帰ることができる
小泉八雲月間も始動、町全体で「ばけばけ」を盛り上げ
また、松江の町並みや宍道湖の美しさを1894年刊行の『知られぬ日本の面影』の一章「神々の国の首都」で描いた小泉八雲の生誕月に合わせ、松江市は新たに「小泉八雲月間」をスタートさせた
第1回目となる今回は2026年6月1日から6月28日まで開催され、小泉八雲記念館での特別企画展をはじめ、町なかの回遊イベント、一畑電鉄の車内で行う怪談、トークイベントやクルーズ船の運航、市内会場でのコスプレイベントなど多彩な催しが実施されている
松江市役所新庁舎に「ばけばけ」ドラマ館を開設
さらに、5月16日には宍道湖畔に松江市役所新庁舎がグランドオープンし、1階の多目的スペースには連続テレビ小説「ばけばけ」ドラマ館が5月17日から2027年3月31日までの期間限定で開設された
館内にはヒロインの松野トキがレフカダ・ヘブン(劇中での日本名:雨清水八雲)と結婚するまで家族と暮らした「天国長屋」のセット(松野家、井戸、木戸門ほか)や、作中で使用された衣装、しゃちほこ造形、キツネ石造の造形物、絵手紙などの小道具がリアルに再現・展示されており、連日多くの来場者で賑わいを見せている
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編集:小田菜々香

















































