台湾中部・台中市石岡区の土牛スポーツ公園で22日、「2026台中石岡熱気球フェスティバル」が開幕した。午前の熱気球の打ち上げに始まり、夜には音楽コンサートや花火も行われ、初日だけで延べ9万人近くが来場した。
台中市政府民政局の呉世瑋局長によると、石岡熱気球フェスティバルは今年で6回目を迎え、人気はさらに高まっているという。前日午後に予定されていた熱気球の係留体験と展示飛行は天候の影響を受けたものの、会場には多くの来場者が集まった。
呉局長は、今年はプログラム内容やメインビジュアル、宣伝規模、シャトルバスなどの交通手段まで全面的に強化したと説明。熱気球に地元文化や音楽公演、親子向け企画を組み合わせることで、石岡の山間部の景観や地域の特色をより多くの人に知ってもらいたいとしている。
世界唯一の「媽祖熱気球」が台中初登場 イ・ダヘさんも
石岡区役所によると、今年特に注目を集めたのが、人気チアリーダーのイ・ダヘさんの搭乗と「媽祖熱気球」だった。
午前中には盧秀燕・台中市長と、韓国出身の人気チアリーダー、イ・ダヘさんが熱気球に搭乗。2人が空に上がると、会場から歓声が上がり、多くの来場者が写真を撮る姿が見られた。
また、世界で唯一という「台東天后宮媽祖」をかたどった熱気球も台中に初登場した。巨大な媽祖の姿を再現した熱気球は会場で大きな注目を集め、多くの観光客がカメラを向けた。熱気球と台湾の信仰文化を組み合わせた演出は、今年のフェスティバルを象徴する企画の一つとなった。
夜は音楽と花火で盛り上がり 人気バンド「玖壹壹」も登場
昼間は熱気球を目当てに多くの人でにぎわい、夜には音楽イベントや花火が行われた。
日没後には熱気球の炎を使った演出が夜空を照らし、中信兄弟のチアリーダーやNUTS、SONNiE(桑尼)、呉雨璇さん、楊淨宇さんらが次々とステージに登場。ステージ前には多くのファンが集まった。
その後には花火が打ち上げられ、山あいの夜空を色鮮やかに彩った。イベントの締めくくりには、台中出身の人気バンド「玖壹壹(911)」が登場。おなじみの楽曲が流れると、会場では多くの来場者が一緒に歌い、初日の夜は大きな盛り上がりを見せた。
初日約9万人 「石岡熱気球」を地域観光のブランドへ
石岡区の徐天龍区長は、フェスティバルを単発のイベントにとどめず、認知度の高い地域ブランドに育てていきたい考えを示した。
今年は区役所として、CI(コーポレート・アイデンティティ)やメインビジュアル、宣伝映像、各種広報物、会場装飾を一体的に整備し、「石岡熱気球」のブランドイメージを段階的に構築しているという。
徐区長は、初日だけで延べ9万人近くが石岡を訪れたことについて、運営チームにとって大きな励みになったと説明。今後もイベントを通じて地域観光を後押しし、石岡の多様な魅力をより多くの旅行者に知ってもらいたいとしている。
イベントは24日まで 天候を見ながら係留体験を実施
徐区長はまた、熱気球イベントは天候の影響を大きく受けると説明した。初日の午後には一部のプログラムが予定通り実施できなかったものの、安全を最優先し、今後も天候を確認しながら係留体験や展示飛行の実施を判断するとしている。
「2026台中石岡熱気球フェスティバル」は8月24日まで開催される。会場では引き続き、熱気球をはじめとするさまざまな催しが予定されている。
石岡区役所は、色とりどりの熱気球と山あいの景色を楽しみながら、石岡ならではの夏の魅力を感じてほしいと呼びかけている。最新情報は石岡区役所の公式Facebookページで随時発信される。
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編集:梅木奈実
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