台湾国旗が生放送に映り「中国からまた抗議が」 北村晴男氏が明かした番組の舞台裏

北村晴男参院議員が生放送番組で日台国旗バッジを着用したことでメディアの中国に対する自己検閲の実態が浮き彫りになった。(写真/中央社提供)
北村晴男参院議員が生放送番組で日台国旗バッジを着用したことでメディアの中国に対する自己検閲の実態が浮き彫りになった。(写真/中央社提供)

日本保守党の参議院議員である北村晴男氏が先日、テレビの生放送番組に出演した際、胸元に日本と台湾の国旗があしらわれたバッジを着用していた。生放送のため、ディレクターが気づいた時にはすでに制止できず、「これでまた中国から大々的な抗議が来る」と驚きの声を上げたという。

北村氏はこの件について後日記者会見で言及し、日本のメディアによる自己検閲を指摘するとともに、メディアが中国の圧力に簡単に屈している現状に対して、到底受け入れられないと嘆いた。

弁護士出身の北村氏は、昨年参議院議員に当選する前からインターネット上の有名人であり、自身の個人チャンネルは76万人の登録者数を誇る。

親台派として知られる北村氏は、6月中旬に日本維新の会の西田薫衆院議員、国民民主党の山田吉彦参院議員、日本維新の会の横田光弘衆院議員、日本維新の会の石平参院議員らとともに、超党派の国会議員による勉強会「台湾海峡の平和と安定を考える国会議員の会」を立ち上げたばかりである。

親台派として日台国旗バッジを日常的に着用

日台国旗バッジは、日本の国会議員が日台交流や台湾訪問の際、両国の深く緊密な友好関係を示すためにスーツの襟に着用することが多い日台双国旗友好バッジである。北村氏は、普段からこの日台国旗バッジを着用している数少ない日本の国会議員の一人である。

北村氏は先週土曜日、関西地方の朝日放送のニュース生放送番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演した。

その際、北村氏のスーツの襟には、日本の国会議員が最も頻繁に着用する北朝鮮による拉致被害者救出を象徴するブルーリボンバッジに加え、日台国旗バッジが着けられていた。日本のテレビ番組において台湾の国旗が映し出されるのは、極めて稀な光景である。

テレビ業界に残る「自己検閲」の実態を指摘

北村氏は6日に行われた日本保守党の定例記者会見で、この舞台裏を明かした。同氏によると、生放送のディレクターは事前にこのバッジに気づかず、番組の放送途中で気づいた際に「これでまた中国から大々的な抗議が来る」と発言したという。

北村氏は、中国からの抗議を避けるため、メディアは事前に様々な自己検閲を行っており、メディア業界においてこうした状況が確実に存在し続けていると指摘した。しかし、今回はすでに生放送が始まっており、番組の途中でバッジを外すわけにもいかなかったため、そのまま着用して出演し続けることになったという。

中国による圧力と日本メディアの対応を批判

同氏は、これは数ある事例の一つに過ぎないと強調した。中国共産党は、自らが好まない事象に対してあらゆる角度から圧力をかけてくる。特に日本の民放テレビ局に対しては、スポンサーへの圧力を通じて、とにかく自分たちにとって不都合な事柄をすべて封殺しようと画策していると指摘した。

北村氏は、日本のメディアがこうした圧力にいとも簡単に屈していることは、到底受け入れられないと述べた。また、政治家も同様にあらゆる場面で牽制を受けていると語った。その上で、もし過去の日本人が今のこの状況を見たら「日本人は一体いつから、これほど弱く、これほど骨のない民族になってしまったのか」と必ず言うだろうと語った。

編集:小田菜々香

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