味の素株式会社の社長である中村茂雄氏率いる同社は、中華合わせ調味料ブランドのCook Do極シリーズから、新たに極華辣(ホアラー)麻婆豆腐用を2026年8月22日土曜日より全国で販売開始する。発売3年で累計2400万食を突破した極シリーズの第4弾となる本製品は、独自開発の香辣油と3種の中華醤を組み合わせることで、高級中華料理店のような芳醇で厚みのある味わいを実現している。
拡大するプレミアム麻婆豆腐市場 香りとコクに着目
麻婆豆腐は家庭で手軽に作れる定番の中華メニューであり、回鍋肉や青椒肉絲と比べて高い頻度で親しまれている。材料が豆腐やひき肉を中心にコストパフォーマンスに優れ、合わせ調味料を使えば短時間で調理できるタイムパフォーマンスの面でも支持されており、麻婆豆腐の素市場は拡大を続けている。
現在、物価高を背景に食の二極化が進んでおり、節約や簡便性を重視するニーズがある一方で、日常の食事にちょっとした特別感や上質なおいしさを求める声も高まっている。
2023年8月に発売された極麻辣麻婆豆腐用は、鮮烈な辛さと痺れによる本格感で中華プレミアム調味料市場の拡大を後押ししてきたが、今回の極華辣麻婆豆腐用は、刺激と痺れではなく華やかな香りと奥深いコクを特長としており、香り立つおいしさで心まで満たされる新たな麻婆豆腐の価値を提案する。
市場データによると、麻婆豆腐の素市場は中華合わせ調味料の中で最も大きく構成比の40パーセントを占めており、2025年度の市場規模は157億円にのぼる。そのうち200円の価格帯を超えるプレミアム麻婆豆腐の素市場は2025年度に26億円に達し、前年比102パーセント、2019年比で167パーセントと、物価高の影響下においても中期的に拡大している。
その背景には、タイパやコスパを重視して効率的にすませる食事がある一方で、エンタメ性やご褒美感のあるちょっとした非日常の特別感を楽しむ食事という生活者が食に求める価値の多様化がある。味の素の調査によると、楽しむ食事において鮮烈な辛さや痺れによる高揚感だけでなく、落ち着いて香りに包まれながら満たされたいというニーズもあることが判明したため、今回の新製品が開発された。
3種の中華調味料と独自の香辣油で芳醇な味わいに
本製品は、黄金比でブレンドした自家製甜麵醤、熟成豆板醤、豆鼓の3種の中華醤と、花椒、シナモン、八角などのスパイスをきかせた香辣油を組み合わせている。
独自開発された香辣油は、スパイスの豊かな香りを油に丁寧に移すことで華やかで奥行きのある香りを実現しており、開発に約200時間を要した味わいの中核である。鮮やかな紅色の油が素材を包み込み、ひと口目の印象だけでなく、ほのかな甘みとスパイスの余韻が食後まで心地よく続く。
また、芳醇な甘みの自家製甜麵醤、コク深い熟成豆板醤、豆鼓の3種の中華醤は、1年半の開発期間中に約100回の試作を重ねて最適な黄金比でブレンドされており、家庭では再現しにくい深いコクと奥行きのある濃厚な味わいを実現している。
製品開発に8年間携わる開発者は、数多くの麻婆豆腐を食べ歩き、自らも試作を重ねながら奥深い味わいを追求してきたと述べている。
既存の極麻辣麻婆豆腐用が専門店さながらの本格感と鮮烈な辛さで支持を得ているのに対し、今回の極華辣麻婆豆腐用は高級中華料理店で食事した時のように香りとコクによって気持ちまで満たされる体験を家庭で手軽に楽しめるよう仕立てられている。個性の異なる2つの製品が揃ったことでその日の気分や好みに応じて選ぶ楽しさも提供できるとしている。
販売戦略としては、テレビCMに加えて製品との親和性が高いインフルエンサーなどの第三者とのタイアップ施策を組み合わせることで認知拡大を図り、2026年度の売上目標として消費者購入ベースで2.5億円を掲げている。製品概要として、容量は2から3人前の120グラム、価格はオープン価格で、賞味期間は19ヶ月となっている。
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編集:小田菜々香













































