台風9号(バービー)の接近に伴い、台湾では各地で強風や大雨への警戒が強まっている。台風の接近が伝えられるたび、台湾のスーパーや量販店には食料や生活用品を買い求める人が集まり、商品棚が一時的に空になることも珍しくない。
台湾のスーパー「全聯福利中心(PXマート)」やカルフールなどでは、インスタント麺や缶詰、保存食をまとめた「台風コーナー」が設けられることもある。では、台湾の人々が台風前に特に備えているものは何なのか。
台湾のデータ分析メディア「網路温度計DailyView」は、ソーシャルリスニングツール「KEYPOビッグデータ・キーエンジン」を使い、2023年8月27日から2025年8月26日までのネット上の言及量を分析。台風前の備蓄品として話題になった品目をランキング形式でまとめた。
なお、今回の順位は実際の販売数量ではなく、ネット上での言及量に基づいている。
台湾で話題の台風備蓄品トップ10
第1位:米・麺類
第2位:肉・魚介類
第3位:野菜
第4位:インスタントラーメン・即席まぜ麺
第5位:冷凍食品・調理済み食品
第6位:飲料水・飲料
第7位:果物
第8位:ペット用品
第9位:缶詰
第10位:停電用の照明器具
ランキングからは、台湾の人々が食料だけでなく、停電対策やペット用品まで幅広く備えていることが分かる。
1位は米・麺類 保存しやすく料理にも使いやすい
首位となったのは、白米や玄米、春雨、台湾の伝統的な麺「意麺」、うどんなどの米・麺類だった。
ネット上では「米びつが満杯だと安心できる」といった声も多く、主食を確保することが台風前の安心感につながっているようだ。
米や乾麺は比較的長く保存でき、缶詰や煮卵などと組み合わせるだけでも食事になる。停電や悪天候で外出が難しい場合でも、家庭にある食材を使って調理しやすい点が支持されている。
SNSでは「白いご飯と缶詰、煮卵があれば風雨をしのげる」「台風の日は白い麺にサバ缶を合わせて食べる」といった投稿が見られた。常温保存できるスープご飯やパックご飯を備える人もいる。
2位は肉・魚介類 冷凍品にも需要
2位には肉・魚介類が入った。鶏むね肉や豚肉、牛肉の薄切り、サバヒーの腹身、むきエビ、アサリなどが台風前に買い求められている。
スーパーや量販店では、生鮮肉や魚介類の売り場の商品が少なくなることもあり、ネット上では「精肉売り場が空になっていた」との報告も寄せられている。
保存期間の長い冷凍鶏もも肉や鍋用の薄切り肉も、家庭で確保しておきたいタンパク源として人気だ。
ある投稿者は、台風前に市場の精肉店を何軒か回ったものの、冷凍の鍋用肉がすでに売り切れていたと明かし、冷凍肉や冷凍野菜を早めに確保するよう勧めていた。
3位は野菜 台風通過後の値上がりを警戒
3位はキャベツや空芯菜、ジャガイモ、玉ねぎなどの野菜だった。 (関連記事: 台湾から与那国島や蘭嶼がくっきり 台風接近前の「視界良好」に科学的理由 | 関連記事をもっと読む )
台湾では台風や豪雨の後、農作物の被害や物流の混乱によって野菜価格が上昇することがある。そのため、比較的保存しやすい野菜を台風前に購入する人も多い。














































