多くの企業が内定式を迎える時期に合わせ、2027年卒業予定の就活生を対象に実施された実態調査の速報結果が発表された。
面接官との相性や運によって合否が左右される、いわゆる「面接官ガチャ」を4割強の学生が実感する中、AI面接の選考結果に対する納得感は、実際に受検した学生で過半数に達し、受検前の想定を20ポイント上回ったことが明らかになった。

2027年卒就活生308人を調査 AI面接受検者は108人
調査を実施したのは、AIアバターとの対話を通じて人の力を可視化する採用・育成支援HRサービス「タレスカ」を提供する株式会社Preferred Networks(PFN)。
同社は内定式シーズンを控えた2026年9月7日から18日にかけて、今年就職活動を行った22歳から27歳の2027年卒就活生308人を対象に、インターネットによる実態調査を実施した。内訳はAI面接の受検経験がある学生108人、未受検者200人となっている。
「面接官ガチャ」44.5%が実感 6社以上受けた学生では60.3%
調査結果によると、就活生全体で、面接官との相性や運によって合否が左右される「面接官ガチャ」を感じた経験について、「強く感じたことがある」が10.1%、「やや感じたことがある」が34.4%となり、合わせて44.5%が実感していると回答した。
特に、面接を受けた企業数が6社以上の学生では、その割合が60.3%に達しており、面接経験を重ねるほど、評価のばらつきに対する課題感を抱きやすい傾向が浮き彫りとなった。
AI面接の結果、受検者の51.0%が「納得」 未受検者の想定を20ポイント上回る
こうした状況下でのAI面接の選考結果に対する納得感について、未受検者では「納得すると思う」が4.5%、「やや納得すると思う」が26.5%となり、合わせて31.0%にとどまった。
これに対し、実際にAI面接を受けた学生では、「納得した」が13.0%、「やや納得した」が38.0%で、計51.0%となり、未受検者の想定を20ポイント上回った。
受検者からは「自分の強みや弱みがきちんと把握されていた」「先入観があまりないからこそ公平に感じた」といった肯定的な意見が寄せられた。
AI面接に「納得していない」も40.7% 質問の重複などに不満
一方、受検者の40.7%は「納得していない」「やや納得していない」と回答した。
理由として、「同じ質問を何度もされた」「話の途中で次の質問に移られた」といった声も挙がっており、AI面接への評価が分かれる側面も示された。
PFN「タレスカ」、AI面接やロールプレイ支援を展開
PFNが提供する「タレスカ」は、2025年2月に提供を開始した人材採用支援サービス「タレントスカウター」を、本年6月にブランドリニューアルしたサービス。
AIアバターとの対話を通じ、求職者の潜在能力やコミュニケーション能力などを多角的に評価する「タレスカAI面接」や、対話業務のロールプレイングを支援する「タレスカAIロープレ」を展開している。
なお、今回の調査における受検者と未受検者の評価比較を含む詳細な結果は、10月中旬に発表される予定となっている。
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編集:梅木奈実

















































