東京都は、都民や企業とともに東京の緑を「まもる」「育てる」「活かす」取り組みを進めるプロジェクト「東京グリーンビズ」の一環として、民間企業などと連携し、都内3か所のオフィスビルに「東京グリーンビズ・ラウンジ」を期間限定で開設し、オフィス空間の緑を生かした休息効果の実証実験を実施する。
緑に囲まれた空間での短時間の仮眠やデジタルデトックスといった休息体験を提供し、その効果を検証することで、オフィス空間における緑の活用拡大や、企業・都民による緑を育てるアクションへとつなげる。
スマホを手放して緑の中で休息 東京都がオフィスで実証実験
実証実験は、10月7日から9日まで大手町タワー(千代田区)、10月14日から16日まで大日本印刷市谷オフィス(新宿区)、10月21日から23日まで赤坂インターシティAIR(港区)の計3会場で順次行われる。
大手町タワーと赤坂インターシティAIRの会場は一般のオフィスワーカーをはじめ広く利用可能で、大日本印刷市谷オフィスの会場は同施設のオフィスワーカーを対象とする。
期間中は、緑に包まれた中での仮眠「グリーン・パワーナップ」や、スマートフォンを保管ボックスに預けてハーブなどの香りや感触を楽しみながら休む「グリーン・デジタルデトックス」の体験ブースが設けられ、アンケート回答者には机上用の観葉植物が配布される。
今回の取り組みに関連し、東京グリーンビズPR事務局が都内で週1回以上出社するオフィスワーカー500人を対象に実施した調査によると、勤務日の休憩時間に「十分に心身を休められている」と回答した人は50.2%にとどまり、約半数が十分な休息を得られていない実態が明らかになった。
休憩中の過ごし方として「スマートフォンを見る」が62.0%で最多となったほか、休憩を妨げる要因としても「スマートフォンを見続けてしまう」「静かに休める場所がない」などが上位に挙がった。また、8割以上が休憩環境の整備が心身のコンディション維持や生産性向上に重要であると回答している。
植物のある環境でストレス軽減 集中力や意欲向上にも期待
専門家として本実証に関わる千葉大学大学院園芸学研究院の岩崎寛教授の研究によると、植物が視野に入る環境ではストレスホルモンであるコルチゾールの分泌増加が抑制されるほか、デスク上に植物を置くことで集中力や意欲の向上が確認されているという。
植物を単なる装飾ではなく視覚的に取り入れる休息環境の整備が、働く人のコンディション維持に寄与することが示されている。本実証に先立ち、初日となる10月7日午前には大手町タワーで報道機関向けの概要説明会および体験会が開催される。
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編集:小田菜々香











































