新宿駅西口の風景を一新する巨大プロジェクト 2030年の完成に向け着々と進行中
進化を続ける新宿西口、2030年の巨大ターミナル誕生へ向け着実な歩み。(写真/風傳媒提供)
巨大ターミナル・新宿駅西口の景観が、数年後の完成に向けて着実な変化を遂げている。小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産の3社が共同で推進する「新宿駅西口地区開発計画」は、2022年10月の既存建物解体着手を皮切りに、2024年3月には新築工事へと移行した。現在は2030年3月下旬の竣工を目指し、日本最大級の都市再生事業が着々と進められている。
ランドマークとなる地上48階、高さ258mの超高層ビル
本計画は、長年親しまれてきた小田急百貨店新宿店本館や新宿ミロードの跡地を含む広大な敷地を再開発するものだ。新たに誕生する超高層ビルは地上48階・地下5階建て、高さは約258メートルに達する。
延べ面積約27万9,000平方メートルという壮大なスケールを誇り、内部には商業施設、オフィス、そして駅施設が一体的に整備される。新宿の新たなシンボルとして、街のポテンシャルを大きく引き上げることが期待されている。
「新宿グランドターミナル」実現へ、歩行者優先の空間を創出
開発の大きなテーマは、新宿駅を「新宿グランドターミナル」へと再編するための基盤整備だ。これまで課題となっていた駅と街の分断を解消するため、重層的な歩行者ネットワークを構築。人中心の駅前広場を創出することで、回遊性の向上を図る。
また、現代の都市が抱える課題に対するソリューションも盛り込まれている。
- 防災機能: 帰宅困難者支援機能の強化や、多重エネルギーネットワークの構築。
- 環境対応: 最新技術の導入による環境負荷の低減。
ビジネス創発の拠点として、新宿がさらなる進化
国際競争力の強化も重要な柱の一つだ。交流や連携、新たな挑戦を促す「ビジネス創発機能」を備えることで、新宿を単なる交通の拠点から、世界に向けて新たな価値を発信するビジネスの中心地へと進化させる狙いがある。
解体工事と新築工事が同時並行で進むという難易度の高い工程が続く中、2030年の巨大ターミナル誕生に向けた歩みは止まらない。
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