台湾で「最も住みやすい都市」は? ネット上で台中に支持集中、台北を推す声も
台湾で最も住みやすい県市はどこか。経験者が「一度住んだら離れたくない」と強く推奨。(イメージ図/photo-ac提供)
多くの人がマイホーム購入のため仕事に力を注ぐが、居住地も生活の質を左右する重要な要素だ。あるネットユーザーが先日、台湾の匿名掲示板「Dcard」に「本当に住みやすい都市とは、すごく華やかな場所とは限らず、仕事終わりにゆっくりと歩いて帰りたくなるような場所だ」と投稿し、「皆にとって最も住みやすい場所はどこか」と問いかけた。投稿後、ある自治体が最も多くの推薦を集め、「気候が良く、生活や交通もとても便利だ」と絶賛された。
このネットユーザーは、成長して初めて「住みやすい」とは、「どの都市が最も優れているか」ではなく、「どの都市が現在の自分に最も適しているか」だと気付いたと述べる。台北市を学生に例えるなら、幼い頃から常にトップの成績を収めてきた「秀才」で、学びたいこと、就きたい仕事、出会いたい人など、ほぼ全てが手に入る。一方、台中は環境面でのMVPだ。さらに台北ほど混雑しておらず、田舎すぎもしない。飲食店や小吃(B級グルメ)店、百貨店、公園の数も増え続けており、近年は大量の人口が流入していると指摘。唯一の欠点は交通面との認識を示した。
このほか、高雄市については道路が広く、気候も安定しており、生活費も比較的財布にやさしく「住めば住むほど離れがたくなる都市」だという。また宜蘭や花蓮は6直轄市(六都)ほどの華やかさはないものの、家から出れば山が見え、角を曲がれば海が広がり、人生は常に生き急ぐ必要はないと教えてくれるかのようだと評価。台南暮らしの幸せは「一日中、次の食事に何を食べるか考えること」で、「(ハイテク企業が多いため)ベビーカーを押す親がAIチップについて議論している姿をよく見かける都市」の新竹は、給与も住宅価格も高いと分析した。
投稿が公開されると、多くのユーザーから自身が最も住みやすいと考える県や市についてのコメントが寄せられた。「全土で最も住みやすいのは間違いなく桃園市だ。地震の際にはいつも、基本的な衣食住や娯楽、教育機能も完全に満たされていると実感する。
退屈と言われるが、アウトドア施設など自然に親しむスポットも多く、商業施設も全く不足していない。それでも満足できなければ、台湾の南部、北部どちらへ行くのも、さらに海外旅行に出かけるのも非常に便利だ。雇用機会が豊富な北部で生活でき、なおかつ北部で最も住みやすい気候に恵まれている。
地理的に便利で、物価も比較的安い。ただ労働環境は本当に良くない」、「桃園は地震や台風の被害があまり深刻ではない」、「高雄は良い。海、山、公園、百貨店が近くにそろっていて、MRT、バス、自転車もあり、それほど混雑していない」、「住むなら絶対に新竹じゃない」、「苗栗だろう。海辺の小さな町の風情はいつも魅力的で、背後には丘陵が広がり、高い所に登って遠くを眺めると心が洗われる」といった声が上がった。
「離れられなくなる」、台中市を推薦する声が最多
その中で、最も多くの推薦を集めたのが台中だった。あるユーザーは「台中を強く推奨する。以前は理解できなかったが台湾大学から修士・博士課程まで進んだ台北出身の恩師がかつて、『台中にしばらく住むと、台中から離れられなくなる』と言っていた。
まさかと思っていたが、台北と台中から内定をもらった際、迷わず台中を選んだ。給与は同じでも生活の質が全く異なる。家賃1万台湾元(約5万円)以下で、MRTや鉄道の駅に近く、専用のベランダや採光の良い部屋、窓付きのバスルームが手に入る。加えて台中は時間の流れもゆっくりだ。
台北に行くとどこも混雑して行列ができており、昼休みの食事すら戦争のようだ。隣の共働き夫婦は節約について話し合い、列に並ぶ人々は投資や株式について議論している。こうした生活が長く続くと本当に疲れる。一方、台中は交通網が発達していて、北上して遊びに行くのも、南部の故郷に帰るのも便利で、本当にすばらしい」と称賛する。
また、「実際のところ、台中は中小企業や工場が多く、就業機会が豊富だが給与は驚くほど低い。ただ経営者や二代目は裕福な暮らしをしているため、路上には輸入車が多い。台中に3年間住むと、多くの地域で建設が進んでいることを実感できる。新築物件が多く建てられ、立派なレストランが多数オープンしている」、「絶対に台中だ。大学時代を台中で過ごしたが、一番好きなのは台中の気候で、本当に快適だ。さらに市街地がコンパクトでどこへ行くにも便利。
家賃も安く、レストランも広くゆったりとしており、食事の際にもプレッシャーを感じにくい。休日は勤美(誠品緑園道)周辺を散策できる。台中に6年間住んでいたが、病気になった回数は台北での1年間よりも少ない」、「台北出身者が台中で進学すると、本当に台北に戻れなくなる。気候が最高で、雨の日は1年で60日もないのではないか。しかも物価が安くて食べ物もおいしい」といった声も寄せられた。
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