気象専門家の呉徳栄氏は、台風13号(ドルフィン)が現在、西寄りに進みながらゆっくりと勢力を弱めており、7日に琉球周辺の海域を通過するとの見方を示した。
最新の欧州中期予報センター(ECMWF)のモデル予測では、西寄りの進路を取る可能性が高まっており、台湾を完全に避ける可能性は低下している。強風域が海上警戒区域にかかる可能性もあり、早ければ7日午後2時30分に海上台風警報が発表される可能性がある。8日には陸上台風警報が発表される可能性も否定できない。
台風の外側の循環の影響で、8日から10日早朝にかけて、台湾北部や中南部では激しい雨となる可能性があり、注意が必要だ。
台風13号(ドルフィン)、8日に東シナ海南部へ

中央気象署の最新の観測データによると、台風13号は7日午後2時現在、北緯26.9度、東経130.4度にあり、時速24キロで西北西へ進んでいる。
台湾中央大学大気科学科の兼任副教授を務める呉氏は、コラム「洩天機教室」で、台風13号は7日に琉球周辺を通過した後、8日に東シナ海南部へ進み、移動速度が遅くなるとの見方を示した。進路の不確実性は高まり、10日早朝に中国・浙江省へ上陸すると予想している。
最新のECMWFアンサンブル予測では、台風が東シナ海へ進んだ後、北へ進路を変えるシナリオが減る一方、「西寄りに進んで中国に接近した後、徐々に進路を変える」シナリオが大幅に増えている。
このため、強風域が海上警戒区域を完全に外れる可能性は低下しており、呉氏は中央気象署が発表する最新の台風情報を引き続き注視する必要があるとしている。
一方、もう一つの台風15号(チャンホン)は引き続き北西へ進み、日本北部付近に向かうと予想されており、台湾への直接的な影響はないとしている。
今後1週間の天気 8~10日は激しい雨の恐れ
台風の外側の循環と、その後の南西風の影響により、今後数日間は台湾各地で天気が大きく変化する見通しだ。呉氏が示した降雨と気温の推移は以下の通り。
7日
台風の外側の循環が接近し、北部や中南部では局地的に一時的な雨が降る。暑さは続く。
8日~10日早朝
台風が台湾に最も接近する時期となり、台湾北部と中南部では順次、激しい雨となる可能性がある。各地で風が強まり、気温はやや下がる見込み。
一方、台湾東部では山越え後の下降気流による昇温の影響で、極端な高温に警戒が必要となる。
10日~12日
台風が上陸後に遠ざかり、台湾周辺では南西風が吹く。南西部では局地的なにわか雨や雷雨となり、雨脚が強まる所がある。
その他の地域は晴れて暑くなり、北部や東南部では極端な高温に注意が必要。中部以北では午後、局地的な雷雨となる見込みだ。
13日~14日
南西風は弱まるものの、水蒸気の多い状態が続く。早朝は南西部で局地的に雨が降り、午後は大気の状態が不安定となるため、西部では強い対流の発達に注意が必要となる。
中央気象署は、ここ数日は台風が台湾に最も接近する時期にあたるとして、外出時には雨具を携帯し、強風や極端な高温の影響に注意するよう呼びかけている。


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編集:梅木奈実 (関連記事: 台風13号(ドルフィン)、進路予想が西寄りに 台湾は7日午後にも海上台風警報、北部山地で豪雨の恐れ | 関連記事をもっと読む )
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