三菱地所株式会社は、東京都千代田区の大手町ゲートビルディング2階から4階に、農と食のビジネス・産業支援施設「MINORIWA」を2026年8月31日に開業する。
本施設は、社会を豊かにする食の創出を目指す「めぐるめくプロジェクト」の会員制組織「めぐるめくコミュニティ」の活動拠点として位置づけられ、生産者や加工者、卸、小売、飲食店事業者など農と食に関わる多様な関係者が集い、交流、共創、発信を行う場を目指して整備される。
農と食の共創拠点「MINORIWA」 試作から事業化まで支援
施設内には、コミュニティ会員の交流や共創を促すハブとなるラウンジのほか、会員以外も利用できる本格仕様の厨房設備、約30名から約150名規模に対応可能なイベント・カンファレンススペースを設ける。
これにより、商品化前の試作や試食会、食の発信イベント、新商品発表会、期間限定レストランの展開など、農と食の垣根を超えたアイディアの創出から実現・発信までを一貫して後押しする。
また、4階には家具付き個室オフィスやラウンジ、会議室、フォンブースなどを備えたサービスオフィスを配置し、関連企業の集積と成長を促す。賃料にはコンシェルジュ機能、Wi-Fi、光熱費、清掃費が含まれるオールインクルーシブ仕様となる。
さらに2階には、株式会社haccobaによるクラフトサケ醸造所「haccoba 内神田醸造所」が2026年9月に開業し、新ジャンルのお酒の製造や、共創商品のショールーム・ラボ機能、日本の食文化の発信を展開する予定である。
「めぐるめくコミュニティ」で地域と都市をつなぐ
「めぐるめくプロジェクト」は、農水畜産業の地域生産者・加工者と都市生活者の相互理解を深める活動として2022年に始動し、これまで27地域でフィールドツアーやピッチ交流会を実施してきた。
2026年2月には循環型エコシステムの形成を企図した会員制組織「めぐるめくコミュニティ」が立ち上げられており、今回のMINORIWA開設はソフト面の取り組みを先行させた「ソフト先行型」のまちづくり事例となる。
コミュニティでは年間を通じて、フィールドツアーや交流会を行う「食卓会議」、双方向の公開ディスカッション「ハタウチカイ」、志を共にする仲間が集う会食「GOOD COMPANY TABLE」などのプログラムを開催していく。
また、2026年9月29日から30日の2日間にわたり、MINORIWAの開業を記念した公開イベント「めぐるめく日本の食卓会議2026」が同施設で開催される。
愛知県豊橋市(2023年)、福岡県福岡市(2024年)、東京都日比谷(2025年)に続く4回目の開催となり、会員以外の参加も受け付ける。
三菱地所は、エリア全体をプラットフォームと捉えて多彩な機能を提供する「まちまるごとワークプレイス構想」のもと、MINORIWAの運営を通じて持続可能なエコシステムの構築と丸の内エリアの機能拡充を推進していく方針だ。
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編集:小田菜々香













































