パナソニック株式会社は、日常的に自炊を行う全国の20代から50代の男女800名を対象に「物価高における内食事情調査」を実施した。調査期間は2026年5月14日から5月15日で、インターネット調査により行われた。
近年の物価高騰に伴い日々の食材選びで安さを重視する傾向が強まる一方、真に必要なものには投資を行うメリハリのある消費スタイルが定着しつつある実態が明らかとなった。
6割超が食材の安さを重視、家での食事も楽しみたい
調査結果によると、物価高騰を受けて調理用食材の購入時に節約のため価格の安さを重視することが増えたと回答した人は計63.5%に達した。内訳は「とても増えた」が30.9%、「やや増えた」が32.6%となっている。「どちらとも言えない」は26.0%、「あまり増えていない」は6.0%、「まったく増えていない」は4.5%であった。
食材費の抑制意識が高まる一方で、「物価が高騰する中でも家での調理や食事をできる限り楽しみたい」と回答した人は全体の67.9%に上った。内訳は「とても思う」が28.8%、「やや思う」が39.1%であり、「どちらとも言えない」は25.3%、「あまり思わない」は3.5%、「まったく思わない」は3.3%であった。
価格が高くても「本当に必要なモノ」と捉えて購入を検討したい商品の特徴については、過半数の57.3%が「毎日・長く使うもの(長期的には節約や省エネにも繋がる)」を挙げた。
次いで「生活の質を向上させてくれそうなもの」が37.3%、「時間や手間の削減・効率化に貢献してくれるもの」が33.6%、「健康維持、自身や家族の身体に良い影響を与えるもの」が28.1%。
さらに、「趣味や好みのジャンルで日々の自分の気分を高めてくれるもの」が21.4%、「旅行や特別な日の食事など、非日常的なご褒美」が15.4%となり、「どれも購入したいと思わない」は16.4%であった。
調理道具や便利家電にお金をかけたい人が多数
また、内食を楽しむために具体的にお金をかけたい項目では、「使い勝手や質の良い調理道具(包丁、まな板、フライパンなど)」が36.4%で最も高く、続いて「便利な調理家電(自動調理鍋、レンジ、炊飯器など)」が31.5%となった。
以下、「高品質な調味料やスパイス、こだわりの出汁」が25.0%、「食事に合わせるお酒、飲み物」が13.4%、「高品質・高級な食材」が11.4%、「気分が上がる食器やグラス、カトラリー」が8.5%、「特にお金をかけたいと思わない」が33.3%、「その他」が0.1%という結果であった。
便利な調理家電の使用によって調理のハードルが下がった際の内食意識の変化に関しては、「作れるメニューの選択肢が広がる」が45.1%で最多となった。 (関連記事: パナソニックが欧米テレビ事業を中国大手に移管、ソニーに続き事実上の撤退 | 関連記事をもっと読む )
次いで「『楽しみ』としての内食が増える」が25.9%、「自炊に対する苦手意識がなくなる」が19.3%となり、「特に変わらない」は35.3%であった。全体として6割を超える回答者がポジティブな意識変化を示しており、調理家電の活用が家事効率化にとどまらず内食の充実につながっていることが示された。


















































