トップ ニュース 統一超商、台湾ロピア買収へ 約100億円投じ高雄に世界初プレミアム店
統一超商、台湾ロピア買収へ 約100億円投じ高雄に世界初プレミアム店 統一超商(証券コード:2912)は30日に取締役会を開き、約20億5400万台湾ドルを投じて日本で人気のスーパー「LOPIA(ロピア)」の台湾事業の株式を取得することを決議した。(写真/新光三越提供)
台湾の小売市場で大規模な再編の動きが明らかになった。台湾セブンイレブンを運営する統一超商(プレジデント・チェーンストア、台湾証券コード:2912)は30日に取締役会を開き、約20億5400万台湾ドル(約100億円)を投じて、日本発の人気スーパー「ロピア(LOPIA)」の台湾事業に関する株式を取得することを決議した。
これにより台湾のコンビニ最大手が日系高品質スーパーの領域に本格参入することとなり、2026年までの買収完了を目指す。同時に、台湾ロピアの総経理(社長)・水元仁志氏は、2026年までに新たに5店舗を出店する計画を発表し、高雄市の漢神百貨店に世界初となるゴールドを基調とした高級路線店舗「LOPIA PREMIO」をオープンさせる方針を示した。
戦略的提携、統一超商が台湾ロピアの株式を取得へ 統一超商は、生鮮食品や惣菜部門の強化に向け、ロピアを傘下に持つ日本の株式会社OICグループと戦略的提携を進めることを決定した。具体的な枠組みは以下の通りである。
株式保有比率: 統一超商は、台湾ロピアの小売スーパー事業の株式51%、および食品加工事業の株式49%を取得する。シナジー効果: 統一超商が有する強力な物流網、会員基盤、全土に広がる店舗網と、ロピアの食品開発ノウハウを融合させる。これにより、消費者に日系の高品質な食品をより手頃な価格で提供することが可能となる。買収完了時期: 2026年末までの手続き完了を予定している(台湾の独占禁止当局である公平取引委員会の承認が条件となる)。
ロピアの全土拡大計画、上位2.5%の高級路線「PREMIO」が高雄に進出 精肉店をルーツとし、「日本の専門店型スーパー」として知られるロピアは、現在台湾全土で9店舗を展開している。水元氏は、「2026年にさらに5店舗を新規出店し、店舗形態も全面的に進化させる」と明らかにした。
1. 高雄漢神百貨店「LOPIA PREMIO」 世界初となる同業態は、今年第3四半期のオープンを予定している。
「ゴールド」をメインビジュアルに採用し、日本三大和牛、厳選された高級ワイン、欧州からの直輸入スイーツなど、ワンランク上の極上食材に特化する。
2. LOPIA 大直美麗華店 今年初夏のオープンを予定。規模は南港店を上回り、台北市大直エリアの複合商業施設・美麗華(ミラマー)に進出する。
3. LOPIA 三井アウトレットパーク 台南店 3月17日に正式オープンした。「ベーカリーミュージアム(パンの博物館)」をコンセプトに掲げ、福岡発の行列ができるチーズケーキなどを取り揃えている。
4. LOPIA 台中漢神百貨店 ロピアは2023年の台湾進出以来、高品質な「日本の和牛」や豊富な「惣菜」を武器に急速に支持を集めている。今後の統一超商との提携により、従来のコストパフォーマンスの高さを維持しつつ、「ロピアオリジナルスナック」や日本のコンビニで定番の「レモンスカッシュ」など、差別化された商品の展開をさらに強化する。台湾の消費者が日本へ行かずとも、現地のスーパーそのままの味わいと雰囲気を楽しめる環境を提供する方針だ。
5. LOPIA SOGO大巨蛋「Garden City店」 ロピアは事前の告知なしに、台北ドーム(大巨蛋)に併設される「Garden City店 」の完成した内装写真を公開した。設備面や商品の搬入はすでに「準備完了」状態であり引き渡しを終えているものの、行政の検査手続き等の事情により、具体的なオープン日は現時点で未定となっている。
Q1:統一超商の買収後、スーパーの名称は変更されるのか? A:取締役会の決議によれば、現在は合弁会社を新設する枠組みを暫定的に採用している。新会社の名称は最終決定を待つ段階だが、統一超商側はロピアのコア理念を継承し、同ブランドの特色である「日本の専門店型スーパー」という独自の位置づけを維持すると表明している。
Q2:「LOPIA PREMIO」とは何か?一般店舗との違いは? A:「PREMIO」はイタリア語で特別やプレミアムを意味する。高雄の漢神百貨店にオープンする同業態は世界初となり、メインビジュアルにゴールドを採用する。商品のラインナップをより高級化し、日本三大和牛や専属パティシエが手がけるスイーツなどを導入する点が特徴だ。
統一超商 × ロピア 提携に関する主なポイント LOPIA関連項目 詳細内容 取引総額 約20億5400万台湾ドル 提携の枠組み 統一超商がスーパー事業の51%、加工事業の49%を取得 ロピアの親会社 日本の株式会社OICグループ(精肉店発祥、日本国内で143店舗を展開) 新規出店の注目点 1 高雄漢神百貨店 PREMIO店(世界初のゴールド旗艦店、高級食材に特化) 新規出店の注目点 2 台北大直美麗華店(今年初夏オープン、規模を拡大) 新規出店の注目点 3 三井アウトレットパーク 台南店(3月17日オープン、イチゴスイーツやベーカリーミュージアムが目玉) 新規出店の注目点 4 LOPIA台中漢神百貨店、2026年4月10日営業開始予定 新規出店の注目点 5 LOPIA SOGO大巨蛋、具体的なオープン日は未定 完了目標 2026年末までの手続き完了を予定、双方の強みで全方位的な生活サービスを深化
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