大阪・心斎橋の古刹「三津寺」、築200年の本堂と高層ホテルが融合し新たな都市型文化財保存のモデルへ 大阪・心斎橋の三津寺が、築200年の本堂と高層ホテルを融合させた新たな都市型文化財保存の取り組みを展開している。(写真/三津寺 寺院企画・広報提供)
大阪・心斎橋の繁華街に位置し、約1300年の歴史を有する真言宗の密教寺院「三津寺」は、江戸時代に再建された歴史的木造建築である本堂と、現代の高層複合ビルを共存させる大規模な保存・再生事業を完了させた。
道頓堀の有名な看板からわずか約200メートルの距離にある同寺は、都市部における寺院建築および文化財保存の新たなモデルとして、国内外から高い関心を集めている。
築200年以上の本堂を「曳家」で保存、高層ビルと共存 現在の本堂は1808年に再建され、大阪大空襲の戦火をも免れた築200年以上の貴重な木造建築である。同寺は2019年から約4年の歳月をかけ、日本の伝統的な建築工法である「曳家」を採用した。
本堂を解体することなく基礎から切り離して移動させ、その本堂を覆うように15階建てのホテルおよび商業施設を建設するという、極めて難易度の高い工事を実現させた。この革新的な建築事業は、世界的な建築専門メディアでも大きく取り上げられている。
大阪・心斎橋の三津寺が、築200年の本堂と高層ホテルを融合させた新たな都市型文化財保存の取り組みを展開している。(写真/三津寺 寺院企画・広報提供)
賃貸収益を本堂保存へ、「おかげさん」の精神を形に 街の中心で古き良き本堂を残すことができた背景には、同寺が長年大切に受け継いできた大阪特有の「おかげさん」という感謝と恩送りの精神がある。
今回の再生事業においては、境内を活用して得られる賃貸収益を本堂の保存や維持管理に充当する持続可能な仕組みを構築した。過去から受け継いだ歴史的遺産を現代の人々が支え、次世代へつなぐという理念が、具体的な形で結実したものである。
また、同寺では現在も生きた仏教文化が日常的に実践されている。毎朝7時30分から行われる僧侶の「朝のお勤め」は、一般の参拝者も参加可能であり、自己と向き合う貴重な修練の場となっている。
さらに、仏の姿をなぞり写経を行う「御朱印絵写経」など、訪れる者に本格的な仏教体験を提供している。伝統と現代が交差する三津寺は、観光の枠を超えた深い文化的価値を発信し続けている。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒日文版
最新ニュース
【北京観察】アムネスティ元職員、中国入国時に6時間足止め 「過去の職歴」も審査対象に? 台湾のある若者が先日、出張で中国・上海を訪れた際、入境時に足止めされ、約6時間にわたって事情聴取を受けた。その理由は、本人がかつてアムネスティ・インターナショナル(国際特赦組織)で働いていた経歴にあるとされる。この一件がSNS上で明らかになると、台湾社会では「中国へ渡る際のリスク」をめぐる議論が再び起きた。さらに注目されたのは、中国国務院台湾事務弁公室(国台......
中国人観光客はもう重要ではない? 台湾ホテル業、上半期売上高427億台湾元で過去最高 台湾の今年上半期のホテル客室稼働率は51.9%となり、新型コロナ禍前の水準を上回った。上半期のホテル業界の売上高も427億台湾元と過去最高を記録し、コロナ禍前を34.9%上回るなど、国内旅行市場が急伸している。一方、台湾と中国側の観光往来における「赤字」は拡大を続けており、今年は昨年の約1400億台湾元を上回り、コロナ禍以降で最大となる見通しだ。中国からの観......
台湾の非台湾籍配偶者、最多はベトナムではない? 最新統計で見えた「意外な1位」の出身地 台湾の外国籍配偶者と聞くと、真っ先にベトナムを思い浮かべる人も少なくないかもしれない。しかし、中国や香港・マカオ地域の配偶者も含めて見ると、これまでの累計で最も多いのは、実はベトナムではない。台湾の内政部移民署がまとめる「外国籍配偶者数と中国(香港・マカオを含む)配偶者数の証件別統計」の最新月次データは2026年7月まで更新されている。一方、当局が直近に公表......
【舞台裏】中国「5中全会」で中央委員40人除名か 台湾当局筋が把握する党・政府・軍の大幅人事 中国共産党の第20期中央委員会第5回総会(五中全会)が10月に北京で開催される。台湾の国家安全当局筋によると、今回の五中全会では、中国の党・政府・軍の人事に大幅な異動があるという。実際、8月28日に開かれた中国の第14期全国人民代表大会常務委員会第24回会議では、張又侠(チャン・ヨウシア)氏の中央軍事委員会副主席、劉振立(リウ・ジェンリー)氏の同委員会委員と......
台湾の外国人専門人材、最多はどの国? 日本でも米国でもない、労働部統計が示す意外な実態 台湾で働く外国人専門人材と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは日本や米国かもしれない。台湾と日本は経済・貿易面での結びつきが強く、米国もテクノロジー人材や外資系企業人材の重要な出身国だからだ。しかし、台湾労働部の年間統計を見ると、実態は多くの人の想像とは異なる。2025年末時点で、台湾における外国人専門人材の有効雇用許可件数は5万5396件に上る。国籍......
日米豪印シェルパ会合がニューデリーで開催 海洋安保や重要技術など実務協力を協議 日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国(クアッド)によるシェルパ会合が9月3日、インド・ニューデリーで開催された。会合には、主催国であるインドのヴィクラム・ミスリ外務次官をはじめ、日本の鯰博行外務審議官、オーストラリア外務貿易省のエリー・ローソン副次官、アメリカのセルジオ・ゴア南・中央アジア担当特使兼駐インド大使が出席した。本会合は、2026年5月2......
ほっかほっか亭、アプリ会員向けに「ライス大盛入替無料」クーポン配布 9月3日から1週間限定 持ち帰り弁当事業を展開する株式会社ほっかほっか亭総本部は、2026年9月3日から9月9日までの1週間限定で、公式アプリ「ほっかアプリ」会員を対象に「ライス大盛入替無料(1食分)」クーポンの配布を実施する。創業以来こだわりを続けてきたお弁当のライスについて、収穫を迎えた今年の新米の味わいを存分に楽しんでもらいたいという趣旨のもと、日頃の愛顧に対する感謝を込めて......
かつての「アジアの虎」タイは日本の後を追うのか 高齢化と高債務が重荷に かつて「アジアの虎」と呼ばれたタイが、低成長、低インフレ、低金利が絡み合う苦境に陥っている。急速な高齢化や家計債務の高止まりに加え、観光や輸出といった経済のけん引役が勢いを失う中、タイはアジアで「日本化(ジャパニフィケーション)」のリスクが最も高い国の一つとなりつつある。タイ中央銀行(タイ中銀)は26日、政策金利を1%に据え置くことを決定し、3会合連続で現状......
【寄稿】党旗は国家へ、党歌は党の手に 台湾・国民党に問う「最後の一歩」 三十数年前、私はまだ台湾に長く暮らしてはいなかったが、すでに台湾を訪れたことはあった。九〇年代前後のことだったと思う。当時政権を握っていた国民党に、私はこう提言したことがある。国民党は「青天白日」の党旗を国家に贈り、現代の民主政党にふさわしい新しい党旗を作り直すべきだ。同時に、自らの党歌を国家から取り戻すべきだ、と。当時の国民党がこれを受け入れなかったことに......
味の素が初の共創型食フェス「未確認フードコート」を10月3日に南青山で開催 味の素株式会社は、社員、インフルエンサー、生活者が一体となって創り上げる初の共創型有料食フェス「AJINOMOTO 未確認フードコート」を、2026年10月3日に東京都港区のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAで開催する。同社が有料の食フェスを主催するのは今回が初めてとなる。食の楽しみ方や価値観が多様化する中、製品の提供にとどまらず生活者と直接......
なぜ台湾人は北海道へ?外国人宿泊で約240万人泊、国・地域別トップ 台湾では以前から日本旅行の人気が高いが、なかでも北海道は多くの旅行者を引きつけている。日本の公的機関が公表した最新統計によると、2025年の北海道内の延べ宿泊者数は過去最高を記録した。外国人延べ宿泊者数では、台湾が約240万人泊で韓国、中国を上回り、国・地域別で首位となった。
北海道の延べ宿泊者数、約4650万人泊で過去最高
NHKと『日本経済新聞』の報......
【独占】台湾出身俳優・施鈺萱が熱演、新宿梁山泊の新作テント劇「海底骨歌」が3都市巡演へ 台湾出身の俳優である施鈺萱が出演する、劇団「新宿梁山泊」の第82回公演「海底骨歌(ヘジョゴルガ)」が、9月11日の大阪公演を皮切りに開幕する。本作は劇団にとって15年ぶりとなる三都市でのテント劇巡演であり、書き下ろしの新作公演となる。台湾出身俳優の施鈺萱が自ら役を勝ち取った新宿梁山泊の新作テント劇「海底骨歌」が、水を用いた演出を交え大阪・山口・東京の3都市で......
日印外務高官が会談、二国間関係のさらなる強化で一致 南アジア情勢も協議会談 日本の鯰博行外務審議官は9月3日、インドのデリーで同国のビクラム・ミスリ外務次官と会談を行った。今回の会談において、両氏は今年7月の高市早苗首相によるインド訪問時に発表された取り組みを着実に進めていくことを確認した。また、今後も政府高官による相互訪問などを通じ、日印関係をさらに強化していくことで一致した。両氏はこのほか、南アジア情勢を含む地域情勢についても意......
愛知・名古屋アジア大会、来場者先着計10万名に大会オリジナルフェイスタオル配布へ 公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会は、第20回アジア競技大会の一部のセッションを対象に、大会のキービジュアル(KV)をデザインしたオリジナルフェイスタオルを、来場者先着計10万名にプレゼントすると発表した。大会を象徴するビジュアルを通じて会場を「情熱レッド」に染め上げ、機運を盛り上げる狙いがある。対象となるセッションは、豊田スタジア......
日本人の台湾旅行、いま何が変わっている?個人旅行74%、南部人気も拡大 台湾交通部観光署は2026年8月27日から31日にかけて、台湾観光協会、高雄市政府、連江県政府をはじめ、旅行・宿泊事業者、航空会社、観光関連団体などとともに観光代表団を組織し、大阪と神戸で観光プロモーションを開催した。「台湾百Ways」および「24時間いつでも楽しめる台湾」をメインコンセプトに据え、関西地域の若年層をターゲットとして、台湾観光の新たな魅力をア......
第26回「総務・人事・経理 Week」が9月16日から東京ビッグサイトで開催 RX Japan合同会社は、2026年9月16日から18日までの3日間、東京ビッグサイトにて「第26回 総務・人事・経理 Week【東京9月】」を開催する。本展示会は、総務、人事、経理、法務、オフィス防災、福利厚生、健康経営、働き方改革など、企業のバックオフィス全般を網羅する10の専門展示会で構成され、250社が出展し、全90講演のセミナーや交流イベントが予......
円急伸、キャリートレード巻き戻し加速 日銀「3会合連続利上げ」の極端シナリオも 日米両国による為替介入を経て、しばらく落ち着きを見せていた円相場が今週、再び外国為替市場の焦点となっている。円は一時1ドル=156円を割り込む水準まで上昇し、約1カ月ぶりの高値を付けた。市場参加者が日本銀行(日銀)の利上げ加速を再び織り込み始めたことに加え、長年活発に行われてきた円キャリートレードにも巻き戻しの兆しが出ている。円売りポジションの買い戻しも......
ワンオアエイトが「東京ゲームショウ2026」に出展へ 過去最大規模で新作試遊や特典配布を実施 各種ソフトウェアの企画・開発・販売・運営やバーチャルYouTuber事務所を手がける株式会社ワンオアエイトは、2026年9月17日から21日まで開催される「東京ゲームショウ2026」に出展することを発表した。同社は今年、「熱狂」をテーマに掲げ、過去最大規模での出展を行う。ブースでは新たに発表されたタイトル「ワロタ、俺の家のとなり魔王城www」をメインに試遊展......
スノーピーク、群馬の新施設「ランドステーション 赤城」の建築デザインを公開 9月19日開業へ 株式会社スノーピークは、2026年9月19日に開業を予定している複合施設「スノーピーク ランドステーション 赤城」(群馬県前橋市富士見町赤城山)の施設および建築デザインの詳細を公開した。本施設は群馬県が推進する「赤城 ウェルグラウンド 構想」の中核拠点として、既存の赤城ビジターセンターを再整備したもので、赤城山頂エリアにおける新たな交流拠点の創出を目指してい......
「東京オートサロン2027」幕張メッセで開催決定 10月1日よりチケットオンライン販売開始 東京オートサロン事務局(東京都新宿区)は1日、世界最大級のカスタムカーおよび関連製品の展示会「東京オートサロン2027(TOKYO AUTO SALON 2027)」を、2027年1月15日から17日までの3日間にわたり幕張メッセで開催すると発表した。1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートした同イベントは、2027年で通算45回目の開催......
ほっかほっか亭創業50周年で秋の新商品続々 新ブランド「ワンハンド BENTO」の新作も登場 持ち帰り弁当事業を展開する株式会社ほっかほっか亭総本部は、秋の味覚を取り入れた新商品や、創業50周年を記念した新キャンペーンおよびリニューアル商品、新ブランドの新メニューを2026年9月1日より順次発売する。同社は1976年に埼玉県草加市で1号店を創業してから2026年6月6日で50周年を迎え、次の未来に向けた新ビジョン「つぎは、何つくろう。Cook !de......
台風24号(クロヴァン)は琉球付近で迷走か 台湾13県市に大雨特報、天候回復は9日以降 台風の周辺環流や広い低圧部の影響で、台湾では大気の状態が非常に不安定となっている。中央気象署(気象庁)は3日、台湾の13県市を対象に大雨特報を発表した。対流雲が活発に発達しており、短時間に激しい雨が降る恐れがある。対象地域は基隆市、台北市、新北市、台中市、彰化県、南投県、雲林県、嘉義市、嘉義県、高雄市、屏東県、宜蘭県、台東県で、外出の際は道路の冠水や突発的......
【コラム】「米国はイランに勝てない」ミアシャイマーが断言 中東の泥沼が西太平洋を揺るがす 米国とイランが6月17日に締結した「60日間の了解覚書」が期限を迎えたことを受け、中東では再び戦火が燃え上がり、両国による空爆の応酬が国際ニュースを賑わせている。トランプ大統領は「ホルムズ海峡は米国の領土だ」と豪語するが、現実には米国は中東の戦場で泥沼に足を取られている。開戦前には一日100隻を超える商船が航行していたホルムズ海峡も、いまだ正常な航行を回復で......