トップ ニュース 台湾老舗ドリンク店「like tea老賴茶棧」が熊本に海外1号店!TSMCの街に台湾の「ソウルフード」が上陸
台湾老舗ドリンク店「like tea老賴茶棧」が熊本に海外1号店!TSMCの街に台湾の「ソウルフード」が上陸 老賴茶棧は伝統的な「グレープフルーツヨーグルトグリーンティー」と親切なサービスチームを組み合わせ、台湾の本場ドリンク文化と日常の温かさを九州の生活圏に完全に導入する。(写真/老賴茶棧提供)
台湾の手搖飲(タピオカドリンク)ブランド「like tea老賴茶棧(like teaラオライチャザン)」 は、海外展開に本格的に乗り出し、その第一歩として日本・九州の熊本県を選んだ。進出先は、TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出によって形成が進むテクノロジー新生活圏で、半導体産業クラスターの拡大と国際人材の流入を見据えた戦略だ。
老賴茶棧は、熊本県合志市幾久富に海外1号店を出店。2026年1月1日からプレオープンを開始し、9日にグランドオープンした。台湾の手搖飲ブランドとしては、九州で初めてスマート製茶技術を導入した店舗となる。
TSMC熊本工場の稼働により、地域経済の活性化だけでなく、消費スタイルも急速に変化している。老賴茶棧は工場周辺の生活圏に隣接する立地を選び、テック系人材や地元の若年層を主なターゲットに設定。「一杯のお茶を通じて、日本市場に台湾の日常的な手搖飲文化を伝えたい」としている。ブランド側は「単なるドリンク店ではなく、日本で暮らす台湾人が慣れ親しんだ味を思い出し、日本の消費者が台湾式の生活リズムを体感できる交流の場にしたい」と説明する。
日本市場の嗜好に合わせ、老賴茶棧は台湾で人気の豆乳シリーズを全面的に刷新。北海道産と長野県産の大豆を厳選し、高級飲食店向け指定サプライヤーが毎日新鮮に製造、全工程を冷蔵配送で管理している。濃厚な大豆の香りと紅茶を組み合わせた味わいは、なめらかでまろやか。重たさのない繊細な台湾職人風の風味が、日本の消費者からも注目を集めている。
茶飲料の設計では「伝統の再構築」をコンセプトに、茶葉の配合比率を見直し、白桃の果実香を思わせる熟成感のある紅茶を開発。さらに、イチゴ紅茶、アップル紅茶、グレープフルーツ紅茶といった多彩なアレンジドリンクを展開している。フレッシュな果肉を加えることで、見た目と味わいはノンアルコールカクテルに近づき、生活の質を重視する日本の若い世代の感性に訴求している。
熊本店では、九州限定のスイーツ豆花(トウファ)も同時に提供。さらに、クチナシの花の香りを特徴とする「清梔(せいし)緑茶」シリーズとして、イチゴミルクティー、ソイミルクグリーンティー 、グレープフルーツヨーグルトグリーンティーなどを展開している。爽やかな花の香りが従来の茶飲料のイメージを覆し、SNS上でも新たな話題となっている。
海外出店に伴う品質管理の課題に対応するため、老賴茶棧はデジタル工程とスマート製茶システムを導入。来店客が多い時間帯でも、各ドリンクの味の安定性と製造効率を維持し、国境を越えてもブランドの中核価値が揺らがない体制を構築している。
幾久富の熊本店は、老賴茶棧にとって初の海外コンセプトストアとも位置づけられ、原材料の選定から製茶技術まで全面的にアップグレードされた。ブランドは今後、このモデルを基にさらなる国際都市への展開を進めるとともに、海外向けに進化させた店舗形態を台湾へ逆輸入する構想も明らかにしている。一杯のドリンクから出発し、台湾の味を世界へ広げていく方針だ。
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