2025年の台湾における新車登録台数は41万4436台となり、2024年比で9.5%減少した。42万台の大台を割り込んだだけでなく、2013年以来12年ぶりの低水準を記録した。
市場分析によると、主な要因は台湾・米国間の対等関税交渉が難航し、決定が遅れていることにある。これにより消費者と販売店の双方が様子見の姿勢を強め、自動車市場の冷え込みが顕著になった。
逆風下で躍進したブランドは? Lexus、CMC、Teslaが注目株に
市場全体が縮小する中、逆勢成長を遂げた大手メーカーが3社存在する。和泰汽車(2207)が代理店を務めるLexus、中華汽車(2204)のCMC、そしてTeslaである。
•Lexus:前年比0.4%増、登録台数2万8628台
•CMC:前年比20.4%増、登録台数2万3997台
•Tesla:前年比8.6%増、登録台数1万6590台
これら3ブランドは、それぞれ電動化、商用車、高級車市場において成長の余地を見出した。市場全体が保守的な傾向にある中でも、消費構造の変化が進んでいることを示唆している。
Toyotaが首位を堅持、CMCが3位に躍進
市場全体が縮小する中、Toyotaは依然として首位を独走し、年間販売台数は12万4907台(前年比0.1%減)に達した。中でも「Corolla Cross」は4万4813台という圧倒的な実績で、台湾で最も売れたモデルの座を維持し、まさに「神車」の再来といえる強さを見せた。
続いて「RAV4」が1万9590台で2位、「Yaris Cross」が1万5537台で5位にランクインした。「Town Ace」(1万6035台)と「Altis」(9862台)もトップ10入りを果たし、Toyotaはトップ10のうち5席を独占。圧倒的なブランド力と販売網の強さを証明した。
最も驚異的な成長を見せたのはCMC(中華汽車)だ。年間販売台数は2万3997台で前年比20.4%増を記録し、主力モデル「J Space」は1万6842台で市場全体3位につけた。業界の分析によると、商用車市場の需要が安定していることに加え、中華汽車が現地組立と販売支援を強化し続けたことが奏功し、2025年に数少ない逆勢上昇を果たしたブランドとなった。
Teslaは堅調に成長、Lexus NXがセグメント首位を維持
電気自動車(EV)市場では、Teslaが年間登録台数1万6590台で8位にランクインし、前年比8.6%増を記録した。中でも「Model Y」単体で1万3384台に達し、市場全体で6位を獲得。純粋な電気自動車SUV部門で独走を続けている。
高級車市場は依然としてLexusが支配しており、年間登録台数は2万8628台、前年比0.4%増となり、3年連続で高級車ブランドの首位を獲得した。
主力モデル「Lexus NX」は1万1094台を売り上げて市場7位、「RX」は5743台で、共にセグメント首位を維持している。Lexusによると、NX、RX、UXのSUV3車種が販売増を牽引しており、ハイブリッド技術とアフターサービスにおけるブランドの優位性が証明された形だ。
Hondaは主力SUVの2車種が支えとなった。「HR-V」が9249台で9位、「CR-V」が9110台で僅差の追走を見せ、ファミリー向けSUV層における市場シェアを安定して維持した。

2026年の展望:関税という変数が市場の新たな局面を左右
2026年を展望すると、市場の焦点は台湾・米国間の貿易協定発効後の関税変化に集まるだろう。アナリストは、米国車の関税がゼロに引き下げられれば、日系ブランドの価格戦略に打撃を与え、輸入車市場の再編につながる可能性があると予測している。
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編集:佐野華美













































