京成電鉄が押上線直通の「新型有料特急」デザインを一部公開、2028年度導入で成田空港まで30分台前半を実現へ

京成電鉄、スカイライナーに次ぐ「第2の矢」として新型特急導入と複々線化構想を掲げ、押上ルートの高速化で成田アクセスの覇権を盤石に。(写真/黃信維撮影)
京成電鉄、スカイライナーに次ぐ「第2の矢」として新型特急導入と複々線化構想を掲げ、押上ルートの高速化で成田アクセスの覇権を盤石に。(写真/黃信維撮影)

新鎌ヶ谷エリアの複々線化検討も始動

京成電鉄、スカイライナーに次ぐ「第2の矢」として新型特急導入と複々線化構想を掲げ、押上ルートの高速化で成田アクセスの覇権を盤石に。京成電鉄
京成電鉄、スカイライナーに次ぐ「第2の矢」として新型特急導入と複々線化構想を掲げ、押上ルートの高速化で成田アクセスの覇権を盤石に。(写真/京成電鉄提供)

京成電鉄は2月13日、2028年度に導入を予定している新型有料特急の車両デザインイメージの一部を公開するとともに、成田空港アクセスのさらなる機能強化に向けた新線整備の検討に着手したことを明らかにした。

今回公開された新型車両は、京成上野発着の看板列車「スカイライナー」のブルーとは対照的な、鮮やかなマゼンタピンクを基調としたデザインが特徴。都営浅草線・京急線方面からのアクセス拠点となる押上駅と成田空港駅を結ぶ、新たな輸送の柱となる。

現行のダイヤでは、押上方面から成田空港(空港第2ビル)へ向かう「アクセス特急」の所要時間はおおむね50分台であるが、最高時速160キロ運転に対応した新型有料特急の導入により、同区間は最速30分台前半へと劇的に短縮される見通しだ。

これにより、従来の京成上野・日暮里ルートに加え、羽田空港や都心部(日本橋・新橋方面)と直結する押上ルートの速達性が飛躍的に向上し、都心と成田空港を結ぶ「ダブルエース体制」の確立が期待される。

さらに京成電鉄は、成田空港の機能強化(第3滑走路新設等)に伴う将来的な需要増を見据え、インフラ面での抜本的な輸送力増強策も発表した。

具体的には、新鎌ヶ谷駅~印旛日本医大駅間(約20km)において、現在の線路に加え、新たに「スカイライナーおよび新型有料特急専用の新線」を整備し、複々線化する構想の検討に入った。公開されたイメージでは、外側に高速新線を敷設し、内側を一般列車が走行する形態が描かれており、実現すればさらなる所要時間の短縮が可能となる。

この複々線化が実現した場合、スカイライナー(日暮里~空港第2ビル間)は現行の最速36分から30分台前半へ、新型有料特急(押上~空港第2ビル間)は30分台前半から20分台後半へと、それぞれ短縮される試算だ。

ただし、大規模な設備投資を要するため、京成電鉄は今後、国や千葉県、成田国際空港株式会社などの関係機関と協議・調整を進めていくとしている。新型特急の具体的な運行形態や愛称、デザインの全貌については現在鋭意検討中であり、今後段階的に発表される予定だ。

編集:小田菜々香

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