トップ ニュース 日本初の全天候型「新秩父宮ラグビー場」が着工 2030年開業目指しSMBCグループが命名権取得
日本初の全天候型「新秩父宮ラグビー場」が着工 2030年開業目指しSMBCグループが命名権取得 2030年開業予定の「新秩父宮ラグビー場」が着工、日本初の屋内全天候型施設としてスポーツやイベントなど多目的な活用が期待される。(写真/IG@kamisamano_momo提供)
秩父宮ラグビー場株式会社は、神宮外苑地区において計画されている「新秩父宮ラグビー場」の建設工事を2月3日に着工したと発表した。
同施設は日本初となる屋内全天候型のラグビー場として設計されており、ラグビー開催時の収容人数は約1万5000人、イベント開催時には約2万5000人を予定している。開業は2030年を見込んでおり、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)がトップパートナーに決定したことから、施設副名称は「SMBC Olive SQUARE」となることが明かされた。
本事業は鹿島建設を代表企業とし、三井不動産、東京建物、東京ドームが参画する共同プロジェクトである。
建設地である神宮外苑では、築78年の現秩父宮ラグビー場や築99年の神宮球場の老朽化が著しく、これらの施設を段階的に移設・建て替える再開発が進められている。新ラグビー場はこの再開発計画の第1弾として位置づけられており、建設地は現在の神宮球場と国立競技場の間に位置し、都立明治公園にも隣接するエリアとなる。
整備計画は第I期と第II期の2段階で構成され、2030年の開業は第I期にあたる。その後、神宮球場の移設完了後に現在の球場敷地の一部まで拡張する第II期工事が行われる予定だ。
施設概要としては、地上8階・地下1階、高さ約46.25メートルで、延床面積は約7万2957平方メートルとなる。
建物のデザインは神宮外苑の都市計画と調和を図り、屋根の高さは隣接する国立競技場や聖徳記念絵画館と同程度に抑えられた。また、外観は上部を垂直方向に細かく分節した傾斜屋根を採用することで、周辺環境への圧迫感を軽減する工夫が施されている。
観客席の設計においては、東西のスタンドを均等に配置する「ダブルメインスタンド」方式を採用するほか、フィールドコーナーに設置される「ラグビータワー」、フィールドと同じ目線で観戦できる「フィールドバー」、さらには「VIPラウンジ」など、多様な観戦体験を提供する設備が整えられる。
あわせて、ユニバーサルデザインに配慮した動線や座席計画、オープンなコンコースの配置など、あらゆる来場者が快適に利用できる施設を目指す方針だ。
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