人工知能(AI)関連需要の拡大を背景に、世界的な半導体メモリの供給不足と価格高騰が続いている。韓国のサムスン電子やSKハイニックス、米マイクロン・テクノロジーなどの大手メモリメーカーは、相次いで好調な業績を発表している。
こうした中、経済評論家の狄驤(ディー・シャン)氏は24日、自身のフェイスブックで、マイクロンが「DDR4」の大幅な増産を発表し、米バージニア州の工場の生産能力を4倍に引き上げる見通しだと指摘した。狄氏は「週明け(5月25日)に新たな局面を迎える可能性がある」との見方を示している。
「生産終了」方針から一転、DDR4増産へ
狄氏は「そう、マイクロンは過去の自らの発言を覆した」と述べた。同社は当初、DDR4がすでにライフサイクルの終盤にあり、生産終了を選択すると表明していたが、現在はその逆を行っている。
その理由は想像に難くなく、主な要因の一つはDDR4の利益率が非常に高いためだとみられる。
DDR4価格、DDR5を約4割上回る水準に
狄氏によると、台湾の大手メモリメーカー、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は先日、「あらゆるDRAM製品が粗利益率で高帯域幅メモリー(HBM)を上回る可能性がある」と認めた。
データでは、同規格のDDR4チップの価格がDDR5チップを約40%上回っているという。狄氏は、これほど高収益が見込める以上、マイクロンが過去の方針を転換し、市場シェアの獲得に動くのは自然だとの見方を示した。
週明け相場に警戒感、他のAI関連銘柄に視線も
狄氏は、マイクロンの大幅増産というニュースを受け、「週明けの相場で大きな反応が出る可能性がある」と指摘した。
そのうえで、こうした大規模な増産のニュースが出た後は、他のAIサプライチェーン関連銘柄に目を向ける方が堅実だとの見方を示している。
川下サプライチェーンには好材料、受託製造関連にも注目
狄氏は、メモリ増産には二面性があるとも指摘した。川下のサプライチェーンにとっては、供給拡大によって調達環境が改善する可能性があり、好材料となる。
一方、受託製造関連銘柄は足元で調整局面にあるため、これが今後の注視すべき方向だと狄氏は指摘する。AIブームの下で注目すべきセクターは依然として多く、マクロ経済の動向を観察することで好機を捉えることができると述べた。
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編集:平松靖史 (関連記事: メモリー不足、5年継続の恐れ SK会長「需要充足は2030年頃」との見解 | 関連記事をもっと読む )


















































