株式会社サンリオエンターテイメントは15日、大分県日出町で運営する屋外型テーマパーク「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」において推進している「エンタメリゾート構想」の取り組みに関する進捗状況を発表した。
大分・ハーモニーランド、滞在型リゾート化へ
1991年に誕生し、2026年4月26日に35周年を迎えたハーモニーランドは、従来のテーマパークという枠を超え、その場所で過ごす時間そのものが特別な体験になる滞在型リゾートへの進化を目指している。同構想は大分の自然や文化、温泉と、サンリオのエンターテイメントを融合させ、地域やファンと共創しながら世界でいちばんやさしい場所を目指す開発プロジェクトである。
今回の発表では、ハーモニーランド周辺において約30.85ヘクタールのリゾート化対象土地を取得したことが明らかになった。現存する公園全体が約31.4ヘクタール、そのうち駐車場や一般的にパークと認識されている部分が約8ヘクタールであるのに対し、今回の土地取得により約3.8倍の開発余地が確保された。
同社は既存のパークエリアと新規開発エリアを連携させ、段階的な滞在型リゾート整備を進める準備を行っている。来場者の利便性を高めるための宿泊機能については、既存および新規エリアの各種調査を経て建設エリアを決定する。
キティキャッスル刷新、みんなでリゾートを作る共創企画も始動へ
あわせて、サンリオキャラクターの個性や物語を深く感じられる空間づくりをテーマとした既存エリアの段階的な再整備にも着手する。第一弾として、同パークのシンボルであるキティキャッスルのリニューアルを計画している。
さらに、みんなでつくるリゾートを実現するための共創プラットフォームとして未来共創室(仮称)を2026年冬季に始動する。パーク内には来場者からアイデアや地域連携企画を募集するひらめきポストを設置し、フォトスポットや構想に関する展示、キャラクターからの問いかけを通じて意見を交わせる場所を用意するほか、将来的にはオンライン上でも意見を募るとしている。
地域食材や新モビリティでリゾート体験を拡充
大分県や地域事業者と連携した県産県消プロジェクトにおいては、35周年記念メニューであるおおいた豊美牛のステーキなどに続き、新たな飲食・交流エリアの整備を進める。
その第一弾として、バッドばつ丸のデザインを採用したコンテナ型店舗による地域連携型フードブース「BADTZ Cube Terrace(バツキューブテラス・仮称)」を展開する。ベージュを基調に黒のロゴやリボンを取り入れた上質な世界観の店舗となり、地元食材を使用したメニューなどを提供してパーク内の回遊性向上を図る。
このほか、大分県や杵築市、日出町と連携して周辺の交通課題への対応に関する協議を進めているほか、園内の移動支援としてHonda UNI-ONEなどの新たなモビリティの活用も検討し、年齢や身体状況を問わず誰もが安心して過ごせるインクルーシブな環境整備に取り組む。
同社は、2025年12月に発表した構想を基盤に、今後は具体的な実装フェーズへ移行しながら段階的に取り組みを推進していく方針を示している。
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編集:小田菜々香


















































