東京建物株式会社が手掛ける東京駅前八重洲一丁目東B地区の大規模複合ビル「TOFROM YAESU TOWER」が、2026年9月10日に正式開業を迎える。
これに先立つ9月7日、施設内のカンファレンスホールでメディア向け内覧会および説明会が開催された。特定業務代行者代表企業である東京建物の小澤克人代表取締役社長執行役員や映画監督の岩井俊二氏らが登壇し、25年にわたる再開発の軌跡や館内で展開されるアートプロジェクトの全貌、商業ゾーン「TOFROM YAESU Shop & Restaurant」に出店する全68店舗の詳細が公開された。
八重洲再開発に25年 災害に強い「TOFROM YAESU TOWER」へ
小澤社長はあいさつの中で、近年激甚化する自然災害に触れ、都市における防災の重要性を強く訴えた。
江戸時代から城下町として栄えた八重洲エリアは、細分化された区画や老朽化した建物が密集していたが、約250人の権利者とともに25年の歳月をかけ、災害に強い強靱な最新鋭のビルへと再生させた。
施設名の「TOFROM」には、世界中の人やモノが集まり、多様な価値が生み出され、発信される場所への願いが込められている。
また、施設全体を一つの物語空間に変えるアートプロジェクト「人魚の街」について、岩井俊二監督は、フランシスコ・ザビエルやヤン・ヨーステンの時代から現代へとつながる八重洲の歴史を、不老不死の人魚の視点で描いたと語った。8組の気鋭アーティストが、その物語を館内各所でアートとして昇華させている。
地上51階の複合施設 Wi-Fi 6や最大10Gbps回線も整備
地上51階、地下4階建ての同施設は、単なる商業施設にとどまらず、国際都市・東京の玄関口にふさわしい機能を備えている。
3階から6階に位置する「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」では、株式会社ファイバーゲートの自社一貫体制により、Wi-Fi 6や最大10Gbpsの専用回線を用いた、途切れにくい通信ネットワーク環境が構築された。
同施設では10月7日、社会課題の解決を目指す「IMPACT STARTUP SUMMIT 2026」の開催が予定されている。株式会社Magic Shieldsが高齢者の転倒骨折を防ぐ特殊な衝撃吸収フロア「ころやわ」を出展するなど、社会実装の場としても活用される。
また、不動産や再生可能エネルギー事業を展開するGATES GROUP株式会社は9月24日から同ビル43階へ本社を移転し、八重洲を新たな成長拠点としてグループの連携強化を図る。
「TOFROM YAESU Shop & Restaurant」全68店舗が順次開業
東京駅周辺の新たな食と文化の拠点として、地下階から4階にかけて計68店舗が順次オープンする。 (関連記事: 東京駅直結「TOFROM YAESU TOWER」の注目店は? 八重洲の老舗から新業態まで一挙紹介 | 関連記事をもっと読む )
地下階には、手軽に野菜をとれるクリスプサラダワークス、六厘舎プロデュースの新ブランド「参厘舎」が出店する。
















































