8日、台湾北部では秋の気配がはっきりと感じられた。北寄りの風と夜間の放射冷却の影響を受け、平地の最低気温は新竹県関西の17.5度を記録した。新北市石碇は17.6度、桃園市大渓は18.2度、宜蘭県南澳は18.3度となり、台北の観測所でも22度まで下がった。
気象専門家の呉聖宇氏は、週末に熱帯擾乱がフィリピンを通過して南シナ海へ進み、その後、熱帯低気圧や台風に発達する可能性もあると指摘した。一方、9日には今秋初めての北東季節風が台湾に影響し、北部、北東部、東部など風上側では雨が降りやすくなる見込みだ。
ただ、今回の北東季節風がもたらす冷気は限定的で、気温に大きな変化はなく、主な影響は風上側での降雨の増加になるという。
8日の台湾は概ね安定 北海岸では局地的な雨も
呉氏によると、8日の台湾は引き続き北寄りの風が吹くものの、全体的に水蒸気量は多くない。北部海上に小規模な雲や雨の区域が近づいているため、北海岸では局地的に一時雨が降る可能性がある。
そのほかの北部や北東部では曇りから晴れとなる見込みで、中南部や花蓮・台東も概ね安定した天気が続く。山沿いでは午後、局地的に雷雨となる可能性がある。
最高気温は北部と東半部で29~31度前後、中南部で30~32度前後となり、昼夜の気温差は比較的大きくなる見込みだ。
9日から10日にかけては、モンゴル付近の地上高気圧が次第に華北地方へ移動し、その前縁の北東季節風が南下して台湾に影響する。
北部、北東部、東部など風上側では一時雨が降りやすくなる一方、中南部や南東部への影響は比較的小さく、雲が多いものの晴れ間もある見込みだ。中南部の山沿いでは、午後の対流活動に注意が必要となる。
今回の北東季節風による冷気は限定的で、日中の気温が大きく下がることはないが、朝晩は涼しく感じられそうだ。
週末に熱帯擾乱が発達 新たな台風となる可能性も
もう一つの注目点は台湾の南方だ。
11日から13日にかけて北東季節風が次第に弱まる中、熱帯擾乱がフィリピンを通過して西へ進み、南シナ海へ入る見込みだ。その後、熱帯低気圧や台風に発達する可能性もある。
北側の高気圧と南側の熱帯擾乱の影響で、台湾周辺の風向きは東寄りの風に変わる見通しだ。これにより、東半部や恒春半島では雨が降りやすくなり、特に花蓮・台東では雨がやや強まる可能性がある。一方、西半部では山沿いを中心に午後の雷雨となる見込みだ。
14日以降は、大陸の高気圧が引き続きモンゴルから華北地方へ張り出す可能性があるほか、南シナ海では熱帯低気圧や台風が活動する可能性もある。
このため、台湾周辺では北東の風が吹きやすい状態が続き、風上側では雨が降りやすく、中南部の山沿いでも午後の雷雨が続く見込みだ。
呉氏は、来週も熱帯域で新たな台風が発生する可能性がある一方、現時点の予報資料では、台風が直接台湾へ向かう明確な兆候は見られていないと指摘した。
9月は依然として台風シーズンであり、今後の動向に注意が必要だ。
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編集:梅木奈実


















































